【塾にも行かず、コネもなく幼稚園受験を突破できる方法・24】ママ友という「バカの壁」
今回は「ママ友」について考えてみたい。
これは妻のダイレクトな体験をもとに書いたものであることは最初に言っておきたい。ここでいう「ママ友」とは、塾や教室で出会う類の「お受験ママ」のことである。
よく「男たるもの外に出たら7人の敵がいると思え」と言われるが、これは塾やら教室なんかにいったママにも言えることだと思う。
実は、うちは幼稚園受験させるつもりはなく、1歳も過ぎて人見知りで泣きじゃくる息子(!)をなんとかしたいということで、都内にある体操教室に通うことにした。親以外の大人や同年代の子どもと接する中で人見知りを直していきたいと思っていたのである。
最初の半年間は何もできずにただ泣いているばかりで、いい加減なにか他に問題があるのだろうか?と心配していた。その頃は、妻は他のママに話しかけるなどという余裕もなく、他のママに関して言えば、いつも教室のすみで泣いているだけの子どものママに話すことなどなにもなかったのだろう(笑)
ともかく、半年すぎるころになると息子は状況に慣れて、楽しい時間を過ごせるようになってきた。
その体操教室は、先生たちの本当に面倒見が良くて「息子さんは、今は泣いてしまっていますが、我々がやっていることをつぶさに観察しています。そのうちに良いパフォーマンスができるようになると思いますよ」と常に前向きに励まして頂いた。
ちょっと高い月謝だけれど、体を動かしたり、先生の話を訊いたり、お友達と話をしたり、という基本的な社会性を学ぶことができた教室だった。入って半年をすぎるくらいには楽しすぎて帰るのをためらうくらいになっていった。
頭でイメージしたことを身体で表現することが実は楽しいことだと理解できたようで、息子はその体操教室においてメキメキと頭角を現してきた。
ある日、塾頭先生に呼ばれて「お受験をなさい」と言われた妻はびっくりしてしまう。
たしかに幼稚園入園前のクラスのなかで先生の指示通りに体を動かしたり、発言を求められて明確な回答を示したりと大活躍をするようになっていた。「受験はしません」という欄に〇をつけていたうちは先生方からすると何のために来ているのか分からなかっただろう。
その頃から、よく妻はママ友からいろいろなお誘いを受けることになる。
妻も全然、勝手を知らないので情報交換のつもりでお茶会などに顔を出していたのだが、ある日、カマをかけ続けたのに全く返事を返さない妻に業を煮やしたママ友から「どちらを受験されるのですか?」と訊かれたという。
「受験て…」と言い淀んでいると何処を受けるのか訊くまで帰さないと言わんばかりに詰め寄られ、困った妻は適当な幼稚園の名前を言って解放してもらったらしい(笑)
実はそこからこの話は尾ひれがついている。
その次の授業の日、あるママ友が妻にグループLINEでうちが○○幼稚園を受けるらしいという情報が出回っているという。
今通っている体操教室は△△幼稚園を受けるための予備校みたいな教室だからこの教室をやめた方がいい、などと言われ、妻は相当憤慨したようだ。
それにしても余計なお世話だ(笑)
授業中に先生から誉められることが多くなってきた息子は同年代のお友達のママからかなり敵視されていることが分かってきた。だが、妻は敵視されているのにママ友のお茶会には誘われるという意味の分からない状態がずいぶんと続いた。妻も人が良いので誘われるままにお茶会には出ていたのだ。
とにかく権謀術数というか、うちが言ってもいないことを言っているように言いふらしたりすることは当然で、お互いの足の引っ張り合いはこちらが見ていられないくらい醜いものだった。
ママ友とは言うが、仲の良い人なんか誰一人としていない。
お互いをマウンティングしながら、一人でもライバルを減らすことに心血を注いでいるという人たちがほとんどで情報交換も横のつながりもない。
仕方なく塾頭先生の説得(?)で直前に△△幼稚園受験を標榜した妻はママ友たちから非難されたという(笑)もう、知るか!
なかでも面白いママ友さんがいらっしゃって、勝手な妄想を頭の中で膨らませてしまう、こんなママ友さんがいました(笑)
お受験塾から一人だけ合格枠があるのでその枠を狙うのだ!と言いだす人。
何代前に国会議員だった人がいるから、絶対に受かる!という人も。
いやいや、自分の子どもの力を信じましょうよ!
子どもに力があれば入れるでしょう。それと家族の在り方が見られるって言い続けてますけど、お受験当事者は誰もそうは思っていないみたいですね。ホントに残念!
だから、取り繕っても、ワンチャンスを狙っても、必ず“落ちます”から!
あなたが徳川さんや皇統や摂関藤原につながる名家でない限り、幼稚園受験に絶対に受かるということはないです! 粛々と努力を続ける、そういうことがなぜできないのかなと思いますね。
うちの場合は、たまたまそういう家庭を採る年だったのかわかりませんが、受かりました。だけどこれは家族の結束と子どもとの接し方を普段から考えていたからだと思います。妻と話し合い、親としての責任を果たしたからだと思ってます。
幼稚園受験だけがすべてじゃない。それから小学校受験、中学受験、高校受験、大学受験、就職活動、職種技能に関するテストなどありとあらゆるテストが待ち構えている。そういうものに打ち勝てるような力を子どもにつけさせてあげたいですね。
その後、くだらないマウンティングを続けていたそのママ友たちは皆さん不合格になって、うちに話かけて来なくなりました(爆笑!)
そんなアタマの悪い友達いらなくないですか? うん、こちらから願い下げです。ママが群れなくてはいられないようなら、そういう人生をあなたの子どもに歩ませるだけですよ。
こんなヒント、ほかにないですよ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?