図書館で本を借りる、という選択肢を得てバージョンアップしたように思えてる話
もっと本読もう!を
目標のひとつに掲げた今年のはじめ、
年間50冊は読みたいなぁと思い、
手帳に読んだ本を記録しはじめた。
(ジャンルもボリュームも様々だけど、
今のところ11冊読了。
リストに書き記していくのはやっぱりなんとなく達成感があるし楽しい^^)
だから、というわけではないのだけど。
ここ最近頻繁に図書館を利用している。
近所にある図書館には、娘たちが小さいときはときどき一緒に絵本を探しにいったりもしたものの、そんな機会もなくなってからはしばらく遠ざかってしまっていた。
なぜか本は買うもの、と思っていて
図書館で借りる、という選択肢をあまり考えることがなかったのだ。
本を買うことには罪悪感がなかったからかもしれない。
でも、利用してみたら超便利!
(日ごろから図書館を活用している方々からすれば当たり前のことで、なにを今さら、という話なのでしょうけど^^)
図書館に出向かなくてもネットで予約できるし、
近くの図書館に蔵書がなければ
区内の図書館から取り寄せてくれるし、
とってもありがたい。
そりゃあ話題の新刊だったりは人気すぎて、予約して待ったら何年かかるのでしょうか?というくらいの待ち人数だったりするので(900人待ちだった本もあった)、そういう場合は買ったほうがいい、と思うのだけど、
少し前に刊行された(文庫になっているくらいの)本や、万人受け?しなそうな本はだいたいそれほど待たずに借りることができているし、管理もしっかりしてくれているから、だいたいの本がきれいな状態で気持ちよく読むこともできている。
本屋で本を選ぶ時間は今も楽しくて大好きな時間だけど、
・お金をかけることなく本を楽しめて
・狭い我が家で保管スペースに悩むこともない。
という図書館の仕組みはやっぱりとってもありがたくて、
なんで今まで活用しなかったんだ!!と、これからの図書館ライフに今さらながらワクワクしてる。
*
そんなこんなで“図書館で本を探す・借りる”という選択肢を自分の中に持つようになって約1ヶ月、
ふとこの1ヶ月を俯瞰してみたところ
図書館で本を借りるメリットは、
単にお金と本棚のスペースの話だけではない、
ということにも気づいた。
それがなにかというと、
本を選ぶ、本を買う、本を読む
という過程において、
これまで小さく小さく積み重なり
自分の中を占めていたスペースをあける効果だ。
どういうことか、
これまで本を買おうと思うとき、
または何気なく本屋に立ち寄り眺めるときを振り返って説明すると、
これまでのわたしは
本屋に並んでいる本の中から、気になる本をぱっと手に取りレジに向かうことももちろんあったものの
いくつかの本を手に取ったまま買おうかなぁと迷うことも、迷って買わないこともあった。
ネットで選ぶときも同じだ。
誰かがおすすめしていた本に興味をもったり、
なんとなく自分に必要そうな本が目に入って
検討した結果、
時間がなかったり決めきれなかったりで「そのうち買ーおう」と、とりあえず買い物かごに入れたままになっている本も常にいくつかあった。
そうやって、
迷ったけど買うという結論が出ていない状態や、そのうち買おうと思っているけど買わずに買い物かごに残っている状態って、
そこまでに費やした時間も、
「いずれ買おうと思っている、でも買っていない」というその未完了な状態も、
少しずつ少しずつではあるけれど、自分の中で一定のスペースを占めていって、
それらは積み重なってちょっとずつちょっとずつ自分の中のいち部分を重たくしていたと思うのだ。
じゃあ迷わずすぐに買ってしまえばいい!
といえばそうだし、
そうしようと思ったときもあったけど、
とりあえず買っておこう!と買った結果、
読まずに積読になってしまうのもまた、
「買ったのに読んでいない、という未完了」
に心のスペースをとられ、モヤモヤの原因になるということも経験則でわかっているので、
それを思うと
「ほんと読むのか?わたし」
「わたしはこの本好きなのか?」
「いいと思えるのか?」
と迷い、レビューを調べてみたりと慎重になりがちだったのがここ最近のパターンだった。
それが、
『図書館で借りる』という選択肢を手に入れてバージョンアップしたここ最近のわたしはどうなったかというと。
それだけで、あとは「準備ができました」という図書館からのありがたいメールを待つだけだ。
なんだかすごくシンプルになって、
心の重りを増やすことがなくなったし、
それだけで少し軽くなったように思える。
これが、わたしにとっては、図書館で本を借りる、という選択肢を手に入れる(←大げさ)ことで得た、一番のメリットだな、と思う。
あ、あともうひとつ。
最近、ずっと前から興味があった小説を借りてきたんだけど、
楽しみにしていたのにどうしても読み進められなくて、、(なんだかわたしにとってはすごく読みづらくて)困っていた。
でももうすぐ返さなければいけない!!と頑張って読んでたんだけど、
何日間も同じ本を手に読みだしてはソファで居眠りをしてしまう(笑)わたしをみて、
娘たちはそれぞれ別のタイミングで
長女は「あわないんだね」といい、
次女は「買わなくてよかったね」といった。
うん、ほんとそうだ。
ほんとそうだし、
なんてことない話なんだけど、
わたしはそれぞれのことばにはっとした。
そして、ふっと力が抜けた。
そうだ、わたしにはあわないだけだ。
しかも買ってもいない。
「そうだ、無理して読まなくてもいいのか」と。
借りたからには読まないと!
好きな作家さんの本だから読まないと!読めるはず!みたいに思い込んでがんばっちゃってたけど、
読まずに返す、を選んでもいいのだ。
別に仕事じゃないし、
誰かに頼まれたわけでもないしね。
なぜか「読まなければいけない!」と思いすぎていた。
また自分に課した「~しなければいけない」に囚われてたと気づき、また少し心が軽くなれた気がした。
といっても、これは借りた本だけの話じゃなくて、
買った本についてもそうだと思うけどね。
でも、借りた本ならなおさら、読まない!を選ぶことがしやすい(罪悪感なく)、というのも図書館で本を借りるメリットだな、と改めて思ったのでした。
(↑書いてみると、一連全部、そりゃそうだ、
な話で、あれ?となっていますが...)
*
ということで!^^
わたしは今年は図書館を活用しつつ
たくさん本を読みたいと思います!!
***