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ビジネスの視点は、何を軸にするかが重要
これからの日本の経営は、
「イノベーションを起こすこと」
「両利きの経営」
「ビジネス探索」
が重要になってくると言われています。
きっと、多くの経営者もこれらの考え方を見ると「今、よく言われていることだよね」と思う方は多いと思います。
しかし、
これらの考え方を客観的に見てみると、
「これって、本当はずっと重要なことだったんじゃないの?」です。
実際は、今に始まった考え方ではなく、もともと重要だったはずです。
しかし、これらの方法は、無駄に時間をかけているように見える上、すぐに結果が出ないため、今までずっと重要視されてこなかったのではないかと考えられます。
それでも、時代の変化や AI などの導入で、今まで人間がやってきたことが AI やロボットで対応することが可能になったため、今まで重要視してこなかったことにも目を向ける必要性が出てきたと考えられます。
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私は、ここまで時代が変化した今だからこそ、これからの日本の企業は「軸」をしっかりと見つめ直すことが重要な段階になっていると考えています。
なぜなら、
戦後は、日本を立て直すことに必死な時代で、「自分軸、独自の軸」などをしっかりさせる余裕もないまま、昭和から令和まできました。
その間、時代の価値観は変わり、
「集団」よりも「個人」
「同調」よりも「尊重」
「一般的な形」よりも「独自性」へと変化しているのです。
しかし、経営の考え方は過去の経営のやり方を参考にしていることが多いため、過去に事例がない出来事が増えることで、
本来、時代の先を見ながら考えるはずの経営が、時代に流されながら、時代の後を追う形で経営の方向性を考えるということが増えているように感じます。
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これから、ますます進化を続ける中で、先の見えない経営は続いていきます…
正確には、
過去に事例のない状況が増えていくのではないかと私は考えます。
変化が激しい時代だからこそ、変化することのない「軸」を持つことが必要なのです。
それが「心理学」です。
人間が経営を行う以上、絶対に変わることのない「心理学」を物事を考える思考の軸にすることで中心の軸がブレることはないのです。
なぜなら、労働は必ず「人」が行い「人」のための企業であり続けるからです。
「誰が行う事業?」
「誰が労働する会社?」
「誰のためのビジネス?」
これらは決してブレることはありません。
ただし、
ここで、勘違いされやすいことが、
「心理学」といっても、フロイトやアドラーのような心理学者が考えた知識だけが心理学ではありません。
その上、心理学は奥が深いため、よくある「頭で覚える学び方」では、この情報過多の時代で応用していくのは難しいのが現実です。
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私、旭 美由紀がいう心理学とは、
「軸」「根底」「本質」など、人間力の土台となる部分の方です。
なぜ、これらが必要になってくるかというと、イメージとしては「太陽系」のような形です。
大事なのは、
「どこを軸にしながら考えるか」にあります。
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今までの企業の思考の軸の多くは、
経済、社会の流れを中心にしながら考えてきたと思われます。
しかし、これらは流動的で、目先の動きに捉われることが増えてしまうため、軸にするには不安定になることが多いです。
そういった「今までの考え方を変えていく必要性も高まってきているよ」という意味も含めて、
これからの日本の企業には、
「イノベーションを起こすこと」
「両利きの経営」
「ビジネス探索」
が、今だからこそ重要だと言われてきていると考えます。
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ここで一番、重要な部分としては「考え方のクセ」です。
昭和の時代は「新しいものを生み出していくこと」が大事でした。
令和では「今あるものに独自性を加えて進化させていくこと」が重要視されています。
時代の流れで考えるポイントは大きく変わっています。
それなのに、
物事の考え方が今までと同じでいいはずがありません。
なので、今まで当たり前のように植え付いている「考え方のクセ」も変えていく必要があります。
「考え方のクセ」とは、学校教育の学び方も強く影響しています。
昔から続いている日本の教育は「集団指導」という形で学んでいます。
しかし、
時代は「集団」よりも「個人」に変わってきています。
それでも、昔から身についている物事の考え方は「集団のまま」になっていることが多いです。
そのため、今の時代に合った考え方が分からず「頭では理解できているけど実際の行動に反映されていない」というのが現状だと感じます。
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これからの企業に求められているのは「独自性を活かしたイノベーションを起こすこと」です。
しかし、
物事はなんでも段階が必要です。
イノベーションを起こすには、
まずは、新しい価値観や視点を取り入れながら、これからの時代に合った「思考の軸」を身につけることが前段階として重要です。
もしかしたら、人によっては、
思考の軸を身につける前に、新しい価値観や視点に抵抗を感じて、それ自体を受け入れられない場合もあります。
人によって、企業によってそれぞれに必要な段階があるので、そういったことも含めて、最終的にイノベーションを起こすための方法を見つけていくのが旭心理コンサルタントで行なっているセルフマネジメントでもあります。
今までにない出来事や環境が増えていき、先の読めない時代になった今だからこそ、時代の波にブレずに物事を判断していける軸をしっかりさせることが、これからの時代を柔軟に対応していくことに繋がるのではないでしょうか。
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私が行なっている「旭心理コンサルタント」では、
あらゆる経験をリソース(資源)に変えて、良い悪い関係なく、どんなことからも学びを得て、今後に活かしています。
しかし、
正直、そこには、今までにない新しい学びはないのが現実です。
そして、それが、今の情報の多い時代ともいえます。
なので「これからの時代の新しい」は、
「あるものとあるものの良さを融合させていくこと」にあると考えます。
そのために、今までの考え方に心理学の応用も取り入れていくことで、視野を広げつつ、ひとつ一つのことを深掘りさせて考えながら、意識的に価値観をアップデートしていくことで、
本来、経営に必要な「経済学」「社会学」「心理学」がバランスよく活用できるのではないでしょうか。
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旭心理コンサルタント
代表 旭 美由紀