Z世代の早期離職に悩む上司必見！「上司力」で組織を活性化する方法
こんにちは！ 「心が優しい気持ちになる本」が書きたくて、日々新たな学びを求めているつくだ＠書籍編集×ライターです。
リクルート時代からの友人で、30年近くにおよび共に夢を語り人生を語ってきた前川孝雄君の新刊「Z世代の早期離職は上司力で激減できる！」が発売されました。
前川孝雄君と言えば、「上司力」養成のプロフェッショナル。「上司が元気になれば、世の中は変わる」という思いのもと刊行した『50歳からのシリーズ』は、ミドル層のビジネスパーソンから絶大な反響を呼んでいます。
そんな彼が今回、「Z世代の早期離職」という難しいテーマに取り組むと聞き、著書を読むのを楽しみにしてきました。
読み進めるうちに、「ああ、これだ！」と膝を打つ思いでした。出版社在籍時代に私自身も編集の現場で、若手メンバーとのコミュニケーションに悩む場面が多々あったからです。
本書で彼が提唱する「上司力」という言葉は、単に部下を管理する力ではありません。「部下一人ひとりの持ち味を踏まえ、彼らを育て活かし、共通の目的に向かう組織力を高め、個人では達成できない結果を導き出すこと」と彼は定義しています。
本書では、この「上司力」を身につけるための具体的なステップや、Z世代の価値観・考え方、彼らが仕事に求めるものなどが、前川君の実体験に基づいたエピソードを交えながら、分かりやすく解説されています。
例えば、「なぜZ世代はLINEで報告してくるのか？」「なぜ定時に帰るのか？」といった、多くの40代上司が抱える疑問に対して、Z世代の視点から丁寧に答えています。また、1on1ミーティングやフィードバックの具体的な方法、効果的な目標設定など、明日から実践できる内容も豊富に盛り込まれています。
特に私が共感したのは、仕事の現場とは、「働きがい」と「成長実感」が持てる「鍛錬職場」であるという考え方です。結局、私たちを動かすのは「働きがい」と「成長実感」なのではないでしょうか。そして、そのような仕組みで動いている企業こそが、ワークハッピーな企業と言えるでしょう。
本書は、Z世代の部下を持つ上司の皆さんだけでなく、組織全体の活性化を目指す経営者や人事担当者の方々にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。そして、友人として、前川君のこの素晴らしい本を、一人でも多くの方に知っていただきたいと思っています。
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