豆腐とごま油の出会い。

ピリッとした辛さと、胡麻油の旨さの中から登場した

豆腐。

君、こんなにも甘かったのか。

私は人生で初めて豆腐の味をしっかりと感じた。

今まで豆腐の味が分からなかった。

特に特徴もなく、味がほとんどない豆腐。

私はそんな風に彼を認識していた。

だけど胡麻油と出会った彼は、

どんな味をも自分色に変えてしまうキムチも、
味の濃い油代表の胡麻油をも押しのけ、
彼自身の味を、
しっかり前に押し出してきた。

やるじゃん豆腐。美味しいじゃん。

そのもの単体では良さが分からないけれど、
何かと一緒になることで
そのモノの良さが引き立つって
こう言うことなんだ。

なんかいいな、こう言う関係性。

私にもいるだろうか
私の良さを引き立たせてくれる人。

こんな凡人の私の
良さを分かってくれる人。

お互いの良さを引き出す
そんな友とかパートナーに
いつか出会えますように。