
チーズを使わないのにチーズ風味のするキッシュ「ブロッコリー&きのこのグルテンフリーキッシュ」
チーズが大好きです。制限を設けなければいくらでも食べられてしまうほど。
1日の目安にしている量を食べてしまったあとに、もう少しチーズを味わいたいなというときや、サラダにちょっとプラスしたいときのために常備しているのが「ニュートリショナルイースト」です。
ニュートリショナルイーストとは
ニュートリショナルイーストは、モラセス(糖蜜)で培養した酵母が原料の栄養補助食品です。製品にする過程でB3、B6、B2、B1、B9、B12などを添加するので、ビタミンB群が豊富。
チーズの代用としてヴィーガンメニューでは定番の食材ですね。
チーズとイーストをあわせたような香ばしい香りがあり、サラサラしたパウダー状になっています。そのままでももちろん、なにかに混ぜて食してもOK。
独特な風味なので好き嫌いがわかれるかもしれませんが、たいていのチーズ好きはいけるのではないかなと予測しています。
チーズたっぷりのキッシュはまた今度のたのしみにとっておき、今回はチーズをつかわずニュートリショナルイーストで「チーズ風味のするブロッコリー&きのこのグルテンフリーキッシュ」にしました。
パイ生地には、余りがちなココナッツファインをパウダー状にしたものと、これまたパウダー状にしたオートミールをあわせます。
低糖質グルテンフリー「チーズ風味なブロッコリー&きのこのキッシュ」レシピ
材料(30cmのパイ型1台分)
【クラスト】
オートミール:180g(パウダー状にしたもの)
ココナッツファイン:70g(パウダー状にしたもの)
ココナッツオイル:150g
卵:1個
【フィリング】
ニュートリショナルイースト:50g
ブロッコリー:250g
マッシュルーム:1パック
まいたけ:1パック
しめじ1パック
卵:6個
ココナッツクリーム:300ml
ナツメグ:小さじ½
つくりかた
①ボウルにオートミール、ココナッツファイン、ココナッツオイル、卵をいれ、よく混ぜあわせる
② ①をひとつにまとめてビニール袋にいれ、1時間ほど冷蔵庫で休ませる
③ ②をパイ型にのばし、重しをして180℃に予熱しておいたオーブンで10分焼く
④ ③の底にニュートリショナルイーストをまんべんなくひろげ、ゆでたブロッコリー、ココナッツオイルで軽く炒めたきのこ類を並べる
⑤卵、ココナッツクリーム、ナツメグを混ぜあわせた卵液を流し込んで、180℃のオーブンで40分焼く
食べる直前にヘンプシードをふりかけました。ほかの食材と焼き込まれることで、ニュートリショナルイーストのチーズっぽい主張はとてもひかえめに感じられます。
オートミールとココナッツファインをあわせたパイ生地はホロホロっと軽い口どけ。タイプによっては、キッシュだけでお腹がいっぱいになってしまうほど重いものもありますが、これはその対極にあたる軽やかさ。
思いのほかおいしくてライトな食感が気に入り、このパイ生地はうちの定番になるかもしれません。
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パイ皿:Sarah Grace、プレート:Sarah Grace、ケーキサーバー: cotta、カップ:BARNEYS NEW YORK、ナイフ&フォーク:Cutipol GOA