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(172)料理の哲学①
★「薬膳」や「マクロビ」にすれば解決するわけじゃない★
人は「正解」を一つにしたがる。
「健康食」というと、
・薬膳にしたがったり
・マクロビにしたがったり
・玄米信者だったり
・ビーガンだったり
答えを一つにしたがる。
なぜなら
思考を一つにした方が「楽」だからだ。
そんなものは何一つ正解じゃない。
体質は人それぞれ。
私は「グルテンフリー」を貫くが、小麦粉を食べても調子がいいなら、止める必要はない。
ただし統計から見て、日本人は「グルテン」が合わない、パンが合わないと私は感じている。それでも「健康」と引き換えに「小麦粉を食べる」選択は自由。その人の「生き方」。
ナッツを適量に食べるのはダイエットにも適しているが、娘はナッツが合わない。亡くなった母と体質がそっくり。
中国人のように昔から漢方を飲んだり、薬膳を食べていたのなら分かるけれど、日本人の場合必ずしも薬膳が適応するわけじゃない。漢方もしっかり副作用はある。
同様に短絡的に「手作り」ならなんでもいいわけじゃない。
・どうしてそうするのか?
その理由の「自分軸」がなくて、ネットのレシピや動画を見て作っても意味がない。
特に有名シェフの動画は全く参考にならない。彼らにとって、テーマは「健康」にはないからだ。たまにレストランで食べる分にはよいが、家で毎日作ったら成人病への早道になってしまう。
4年前の忘年会のときのこと。隣りに30代の野心満々、成功欲が強い男性二人が座っていた。
私が
「成功してどうしたいの?夢って何?」
と聞くと
「こういう食事が毎日できるようになりたい。」といっていた。
その答えを聞いて、心の中で
"若いよなぁ〜。
こんなの毎日食べたら病気へ直滑降。
私はそんな夢、ノーサンキューだな"
と思った。
夢も年代によって変わってくる。
話を元に戻して
「食とは哲学」
その人の「思想」「人生そのもの」。
思考して、自分の体に適した「オリジナルの解答」を自分で見つけだすこと。