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私が生きづらい理由

最近生きづらいな、って思うことが増えた。もっと楽に病まずに生きれないかなって考えてるときに1冊の本と出会った。

本書でいう絶対悲観主義を概説すると、

そもそも上手くやろうとするのが間違えで、上手くいくことなんて1つもないのが当たり前。絶対に思い通りにならない。

上手くいかないだろうな、まあちょっとやってみるか。
この考え方が、成功しなければならないという呪縛から自分を解放する。

もっとこうならないと、もっとこうすればよかった、
いつもそう自分を責め続けていたなと思う。そしてこの自責は裏を返せば自分への過剰な成功を求める期待なんだと気づいた。

上手くいかないのが当たり前、と聞くと悲しく聞こえるけれど‘‘何かをする時に失敗するのが当たり前、だから失敗して責める必要はない‘‘という全受容してくれる考え方なのだと思った。


上手くいかないことは珍しいことでもない。普通に生活していればするもの。普通に生きてれば上手くいかないのが当たり前。
きっと上手くいくを妄信しすぎると、‘‘上手くいかせなければ‘‘に変わっていたりする。

成功にこだわりすぎると、失敗したときに一瞬で心が折れてしまう。そしてそれが続けば、絶望に変わり行動できなくなってしまうだろう。

だけど「人生そんな簡単に上手くいかないものだよね~」と考えることが出来れば、じゃあもう少し頑張ってみようと思えるのではないだろうか。
諦めずに頑張ることと、成功を妄信することの違いかもしれない。


この話を踏まえた上で、それでも異常に成功に執着してしまう人は‘‘全能感‘‘を疑ってみてもいいかもしれない。

全能感とは心理学用語で、「自分が何でもできる」という感覚を意味する言葉です。躁病や自己愛性パーソナリティ障害の構成要素の一つとされることもあります。自身の能力を、過大評価してしまうことによって、対人関係などに問題が生じてしまう場合もあります。

全能感の意味とは?全能感のある大人の特徴や克服方法も - POUCHS(ポーチス)


自責癖のある人や完璧主義の人に当てはまるような気がする。
「これが自分だ」と受け入れることが出来ないのだ。
失敗したときや上手くいかなかったときに‘‘こうするべきだったのになぜやらなかったのだろう‘‘と異常に自分を責めてしまう。
裏を返せば‘‘自分ならこうできるはずなのに‘‘という全能感を抱いているということなのだ。

そして上手くいかないことがある度に自責をする。出来ないことを出来ると期待して自分に押し続けると、限界がくる。病む。
その時は、自分の期待を全て裏切った状態なので周りからどんなにサポートを受けようとも人生に絶望してしまい「もう無理」となってしまう。


実際は出来ないこともある。上手くいかないこともある。辛い現実かもしれないが、これが事実だ。

私は絵を描くのが苦手。そんな自分に「もっと絵を上手く描けるはずなのになぜ描けないの!」と責めても期待しても私は上手くならないのに、ずっと責め続けてるのと同じなのだと思う。


出来ないこと、上手くできないこと。人間には必ず存在する。
そしてそれは悪い事ではない。それこそがその人をその人たらしめる魅力になるのではないか。

今すぐに出来ないことを受け入れようとすれば、受け入れられない自分をまた責めてしまうだろう。その必要はない。
仮に全能感に気づいたのならもうそれでいい。次に意識することは無くすことではなく、「全能感に囚われてから、それを自覚するまでの時間をどんどん短くしていく」ことだと思う。最初は上手くできないのが当たり前。
大丈夫、私もそうだから。私も現在進行形で全能感に悩まされている。

いつか、そういえば生きやすくなったなと思えるようになる日まで粘り強く自覚するまでの時間を短くし続けたい。

一緒に1歩進んでみよう。


メンタルがやられる直前に見ると落ち着ける絵



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