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地域教育

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学校と地域をつなげる実践を紹介。研修や本で学んだことをアウトプット。
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記事一覧

思いつきだけどやりたい授業(社会科)

思いつきだけどやりたい授業(社会科)

今年度も外国語専科を担当することになりました。が、私の専門?は地域教育です。JRに揺られていたら、5年生社会科の自動車産業の単元を思いつきました。
しばらく、外国語以外の教科を触れていないので、詳しく教材研究をしていないですが、他教科等とも関連させてできる単元だと思います。本当に思いつきなので、こんな案もあるんだなあ程度に読んでみてください。

①切り口

切り口は「JR」です。北海道では、少しず

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卒業式で感じた地域力

卒業式で感じた地域力

昨日、授業で関わっている兼務校の卒業式に参加させていただいきました。

その学校は小規模校で今年度の卒業生は2人でした。

来賓の方は教育委員の方はもちろん、町内会の会長さんや駐在所の警察官まで参加されていました。
保護者も卒業生だけではなく、全児童の保護者が参加され、一緒に泣いていました。

参加者を見るだけでも、子どもたちをこの地域で育てているという地域の力を感じました。

学校の行事ではある

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地域(大人)と学校(子ども)をつなげる

教員として、地域の人として、来年度取り組みたいことが2つあります。

①島根県益田市のような地域の大人と子どもが語り合える授業実践を行う
②地域検定を作成し、地域の人に実施

①について、先日校長先生にプレゼンしてきました。とはいうものの、CS会議に参加させてもらい、校長先生と同じ考えであったことが分かり、後出しで提案をすることになってしまいました。躊躇せず、思い切って行動することが大事だったなと

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牧野篤教授の講演を聴いて

牧野篤教授の講演を聴いて

本日「社会教育とまちづくり講演会」と題して東京大学大学院教育学研究科 教授 
博士(教育学)牧野 篤氏
の講演会を拝聴しました。

個人的に一番嬉しかったのは、私がこれからやりたいと考えている方向性が間違っていないということを再認識できたことです。

学んだこと

①人間本来の力

最近well-beingとよく言われていますが、「よりよく生きること」と意味付けされることが多いと思います。教授は、

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地域の大人と子どもを繋げたい

地域の大人と子どもを繋げたい

地域の人・モノ・コトと子どもを繋げるのは、学校の役割の一つだと思っています。
その中で、対話を通してそれらの関係構築を図る取り組みが島根県益田市で行われています。
「益田版カタリ場」
学生時代にこの取り組みに感動し、いつか地元でもやりたいと強く思ったことを覚えています。

来年度、まず自分の学校で「益田版カタリ場」のような対話を通して、地域の大人と子どもが繋がれる活動を行いたいと思っています。

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「このまちには何もない」と言う子どもたち

「このまちには何もない」と言う子どもたち

学生時代からの研究テーマ「地域への愛着」。
どのような要素があれば、学校教育の実践の中で子供達に「地域への愛着」が育めるのか考えていました。

教育現場で働く中で、「自分のまちは何もない」「地域の良さはない」という子供達をたくさん見てきました。どうすればこの子たちに、「地域を好き」と素直に言ってもらえるようになるのか。

ようやく実感として見つけた必要な要素がありました。

一つは「地域での経験」

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地域の検定を作りたい

地域の検定を作りたい

学生時代からやりたいことの一つ、地域をより知るための地元検定を作る構想について、つらつらと書いていこうと思います。

①きっかけ

よく都道府県の観光についての検定などを見かけることはありますが、意外と市町村にしぼった検定試験というのは、ないのではないでしょうか。

「やりたい!」と思ったきっかけは、卒論の調査で浜中町にある学校にお世話になり、そこで地元検定を実施されていたのを知ったからです。校長

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