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ボディポジティブ(?)

好きが高じて全米ヨガアライアンスRYT200を修了しているのだが、私がヨガをする理由は、「心身ともに健康でいたいから」「心地よいから」である。ヨガに出会ったきっかけも、抑うつが続いている中で瞑想の効果を実感したからで、主治医の勧めもあって資格取得が実現した。今では、その日の自分の体調や身体の具合に合わせてどんなヨガをしたいのか、選択している。

実はここ2週間で4キロ増量していたことが、昨日判明した。驚愕の事実である。「何だか最近浮腫むなぁ、生理まであと1週間くらいだしなぁ、そのせいかなぁ」と思っていた。服用している抗うつ薬が、食欲を増進させるので太りやすくはなる、と主治医からは言われていたが…。腹回りの皮下脂肪たちは隆盛を極めており、指でツンツンするとぷにぷに返ってくる手応えがある。ちょっと楽しい。

しかし、そこでふと考えた。「私は痩せるためにヨガをやっていたっけ?」と。それに対して浮かんできた回答は、「ジーンズを立体的に美しく履きこなしたい」だった。なるほど、ということは必ずしも細くなりたい訳ではないのだな、と再認識。手持ちのヨガウェアが入らなくなる非常事態を避けつつ、自分にとっての健康的な美を目指そうと思った。

ヨガをする理由は人それぞれだろう。より一層美しくなりたいと願う人も、健康になりたいと願う人も、楽しいからするという人も、全て間違っていないと思う。その人がその人らしい理由を選択して行動できていれば必要十分条件は満たしていると私は考える。

ちょっとぷにぷにのお腹だけれど、もしこれが今しか味わえない自分の身体ならば(人はやがて骸になるし)…と考えたら、皮下脂肪たちが愛おしく感じられた。

追記:この文章を作成したのはもう4ヶ月は前のことで、その間は増量してしまった体重をなんとか食事管理(と言っても食べるものは食べている…)&運動(1日30分〜1時間くらいのヨガと筋トレ)で維持or逓増をしていた。
が、復職に向けたトレーニングにおいて、睡眠薬と抗うつ薬のダブルパンチで朝に体の怠さが残ることから(あと薬のせいで「なんかないかな〜」と食欲旺盛になり、ムシャムシャ間食していた)、先日主治医と相談して、他の抗うつ薬に変更した。
すると、これまでもりもり食べたがっていた気持ちがすっかり凪いで(理由としては、新しい抗うつ薬の副作用で胃のあたりの浮遊感→なんとなく気持ち悪い…という症状が出て、食欲が以前よりも落ちたことが考えられる)、朝もすんなり起きられるようになった。
「薬ってすごいな〜、偉大だな〜、でもだからこそ自己判断で辞めることは危険だし、ヨガ→絶対健康になるから薬飲まなくても平気!ということには直結しないのだろうな。薬と健康と美の適切な距離間と関係性を間違えないようにしたい」と思った。
薬の副作用で辛い思いをしたことがあるからこそ、今の私は自分の身体を愛せるようになりたいと強く願う。

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