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昼鉄(Xアカウント・hirutetu)フォロワー数を増やす方法を教える人
2024年7月20日 14:36
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第1話 原爆ドームと祖父の記憶広島の原爆ドームは、戦争の悲惨さを象徴する場所として多くの人々に知られている。中学生の翔太も、その一人だった。修学旅行で広島を訪れた翔太は、学校の友人たちと共に原爆ドームを見学することになった。実は、この修学旅行の行き先を決める際、クラスメイトの多くはディズニーランドを希望していた。「せっかくの修学旅行なんだから、楽しいところ
2024年7月20日 14:39
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第2話 タイムマシンの開発翔太は大学に進学し、物理学と工学を専攻した。入学当初から、彼の頭の中はタイムトラベルの可能性で一杯だった。講義を受けながら、常に「これをタイムマシンの開発にどう活かせるか」と考えていた。大学3年生になると、翔太は山田博士の量子物理学の授業を受講することになった。山田博士は、タイムトラベルの理論研究で世界的に有名な科学者だった。翔太
2024年7月20日 14:46
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第3話 タイムマシンの危険性研究室の懇親会から数日後、山田博士の特別講義の日が来た。大学の大講堂には、研究室のメンバーだけでなく、他の学部の学生や教授陣、さらには他大学からの研究者たちも集まっていた。翔太は最前列に座り、緊張した面持ちで博士の登場を待っていた。山田博士が壇上に立つと、会場は静まり返った。博士は咳払いをして、講義を始めた。「今日は、私たち
2024年7月20日 14:53
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第4話 タイムマシンの完成と翔太の決断タイムマシンの開発は、予想以上に困難を極めた。量子もつれを利用した時空間歪曲装置の制御が特に難しく、研究チームは幾度となく壁にぶつかった。「もう駄目かもしれない...」研究員の一人、佐藤が肩を落とした。「いや、まだだ!」翔太は声を張り上げた。「もう一度、量子干渉のパターンを見直してみよう」山田博士も励ました。「
2024年7月20日 15:04
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第5話 1941年の日本へ翔太がタイムマシンの起動ボタンを押すと、周囲の空間が歪み始めた。彼の体は激しい振動に襲われ、目の前の景色が渦を巻くように変化していった。「これが...タイムトラベルか」翔太は息を呑んだ。タイムマシンの内部は、青白い光に包まれていた。操作パネルには複雑な数値が次々と表示され、時空間の歪みを示すグラフが激しく変動していた。「落
2024年7月20日 15:10
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第6話 真珠湾攻撃を中止させる翔太は深呼吸をし、田中と佐藤の真剣な表情を見つめた。彼らは静かな茶屋の個室で、翔太の話の続きを待っていた。「真珠湾攻撃」翔太は静かに口を開いた。「これが、全ての始まりなんです」田中が眉をひそめた。「真珠湾攻撃?アメリカの軍港のことか?」翔太は頷いた。「はい。1941年12月8日、日本軍がハワイの真珠湾を奇襲攻撃します。
2024年7月20日 15:56
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第7話:東条英機との対決真珠湾攻撃の中止により、日本の軍部は大混乱に陥った。東条英機首相は激怒し、山本五十六を即座に呼びつけた。「翔太君、君も一緒に来てくれ」山本は静かに言った。「君の証言が必要になるかもしれない」翔太は緊張しながらも頷いた。「はい、わかりました」首相官邸に到着すると、東条英機の怒気が部屋中に満ちていた。山本と翔太が入室すると、東条
2024年7月20日 16:02
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第8話 ワシントンでの交渉と和平東条英機首相の了承を得た翔太と山本五十六は、直接アメリカとの交渉の場に臨むことになった。1941年12月中旬、ワシントンでの日米首脳会談が実現し、翔太も同席することとなった。アメリカ側の代表としてルーズベルト大統領、ハル国務長官が出席し、日本側からは野村吉三郎大使と来栖三郎特使に加え、山本五十六、そして「特別顧問」という立場
2024年7月20日 16:24
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第9話:予想外の未来翔太はタイムマシンから降り立つと、期待と興奮で胸がいっぱいだった。彼はすぐにスマートフォンを取り出し、「1945年 原爆」と検索した。画面に表示された結果に、翔太は歓喜の声を上げた。「やった!広島と長崎への原爆投下はなかったんだ!」さらに「太平洋戦争」で検索すると、日米間の全面戦争も回避されていたことがわかった。翔太は喜びのあまり、
2024年7月20日 16:31
#創作大賞2024 #漫画原作部門 第10話 歴史の重み翔太は茫然自失の状態で公園のベンチに座り続けていた。夜が明け、朝日が昇り始めても、彼はその場を動こうとしなかった。頭の中は混乱し、自分の行動がもたらした予想外の結果に圧倒されていた。そんな翔太の元に、突然、山田博士が現れた。「やっと見つけたぞ、翔太君」翔太は驚いて顔を上げた。「博士...どうしてここに?」山田博士は翔太の隣に