日程が決まった 私が希望したタイミングを そのままのんでもらえた ずっと休職中はたまに求人を見たりしたけど 休むことを優先していた 急に次やらないといけないことが 出てきてちょっと考えすぎてしまった 不安と焦り どうしようどうしよう 気持ち悪い 食欲不振 気分はどんより 楽しくない 疲れた あー また出てきたぞー いつもならそれに付き合って ネガティヴなSNSを見てしまったり そのまま寝落ちして さらに疲れて罪悪感が残る 現状は変わらないけどとりあえずそれから 変えて
前回の面談から1週間 私の心変わりがないことを聞いても 人事は退社の日程を言わなかった 雇用保険がすぐもらえるように 自主退社ではあるけど 離職票に会社側にも原因があったように 記載すると言ってくれた こんな辞めていく私に 色んなことを考えて提案してくれた 最後の最後まで血の通った対応をしてくれる ありがたいなと思うのと同時に 会社としても職位配置などで 私に対しての申し訳なさがあるのかなと思った 病院で先生に話したら 傷病手当は会社を辞めてももらえるらしく 厚生年金
人事から連絡があった いつ戻るのかある程度の期限を決めれたら という話だった 私はいつも大事な話の時に 不利になることをバカ正直に話したり 不必要な言葉で間を埋めてしまうことばかり してきていた 今回はそうならないように 伝えたい内容と 余計なことは喋らないとノートに大きく書いた 結論から話していく もう同じ場所には戻れないと思ってます 病院の先生からは 戻っても同じことになる と言われていて、私もそう感じています 人事は 人も場所もやり方も変わってしまっているから
数年前 若い女の子の飛び降りがあった それがたまたま職場の近くで 結局なニュースになっていた 「そんな歳でなんで死のうなんて思うかね？ まったくわからん 信じられないな 今から楽しいことばっかりなのに もったいないな」 と言っている父の話を 私も頻繁に思ってるけどなーと聞いていた 怖いから 姉が悲しむから やらないけど 私はだいたい毎日 このまま終わればいいのにと 思い続けて生きてる こういう系の話はできないし 私の考えていることは 少しも知られない方がいいだろうな 最
母には休職のことはこれからも話さない 転職したら したよ と言う なんか疲れちゃって とだけ話そうかな 母の日や誕生日もお祝いする お正月は実家に帰るけど泊まらない 母にできるようになったこと 私が言われてイヤなことは無視するか 少し冗談だいぶ本気で「うるさい」と言う 母は怒らせたと思ってすぐやめる 親子なのですぐに元に戻れる 昔は共依存に近かったと思うし 逆に全く話さなかった時もあるくらいなので いいバランスで付き合っていると 私は思っている 母もきっと私と離れて
今の会社に入社するずいぶん前からの 知り合いの業者さんがいる 年齢は父親くらいの可愛いおじさんで 私と同じバツイチの娘がいる 繁忙期はお互い忙しいし 私はお客さんの要望を叶えたいから 細かいことも伝える 私のほうが客なのに色々言われて ムカついて無視したり笑 親子喧嘩の冷戦のようにもよくなった 強引なところもあるし 怒らすとめんどくさいけど 大きい声のおもしろい人 私とは親子のような関係でもあった 普段は気のいい人で たまに胸に刺さることを サラッと言ったりする 離婚
休職に入り同じ会社の人や 同じ業種の人から連絡をもらうことがあった みんな心配してくれて 優しい人が私の周りにはたくさんいた 私がこんなタイプだから あった出来事や状況や私の気持ちも 何も知らないのに 土足で入ってきて好き勝手に アドバイスされたり 上から目線な人も 周りには多かったことも分かった 私は相手に一方的に話されることが多くて それは悪口だったり その人の自己顕示欲を満たすものだったりで それは今 父に会うとされるし 母は昔からそうだった そんな疲れる関係を
姉に会う 久しぶりに人に会うからドキドキした 姉は何があったか黙って聞いてくれた 体調が悪くなってから休職するまで 順を追って話した 私はパニック発作のことを 先生以外に話すのが初めてで 思い出すと当時と同じような 喉の違和感が出て喋れない 泣いてしまう 姉が私の背中を黙ってさすってくれた 私が軽食しか食べれないので 喫茶店に行った ある程度の広さで隣があまり近くなく 静かなところを探した 姉は何回も何回も 「いつでもいいから連絡するんだよ 家族なんだから お金も困った
私は身の回りのものを整理し始めた 引き出しを整理する いらないものをたくさん捨てた ずっと持ったままになってたお守りを 神社に返しに行ったり 着なくなったものを売ったり 存在を忘れ放置していた 婚約結婚指輪も売った 保険の見直しをしたり 新NISAも始めた 少しスッキリした モノが多い私は ミニマリストにはなれないけど 断捨離は気持ちがいい 好きなモノ大切なモノだけまわりにある 少しづつ落ち着く時間も増えてきた 姉と会おうと思った 少し前に連絡があった ごはん
生活は急に静かになった 一日家にいる時も多かった ずっと座ってるか横になっていた 少しづつベランダに出たり 家のまわりのひと区画だけ一周したり 食欲もあまり戻らない お肉や動物性のお菓子は食べれなくなった ぼーっとする期間がある程度終わると 部屋の掃除をしたり スーパーで美味しそうなものをみて 買ってみたりできた 週に1回先生と話す 会社の人から連絡があるか 仕事のことを考えるか 聞かれる 仕事のことは何も考えないでください 会社から連絡はない方がいいから あとは ち
先生と話す 「会社がもし同じところに戻そうとしてるなら また同じことが起こるだけだと思います だから何かを大きく変えてもらうか… そういうことができたらいいですけどね 難しいかもしれないですよね もしくは部署の異動ができるところは ありますか？」 「また同じことが起こる」 たしかにそうだ 私は診断書が出てから もう仕事は辞めようと決めた あの場所には戻ることはないだろうな こんなことになってまで 働きたい場所じゃない 部署異動は私が人事に願いでたら 考えてくれるかもしれ
病院に行くのは普段利用しない方面の地下鉄で それは乗れるようになったけど 会社方面に向かう地下鉄は乗れなくなった そわそわしてしまってあたまが痛くなって 早く降りたくなる なんか怖い 基本自転車で行けるところは移動した 仕事で通っていた道やよく行っていた場所を 通ると同じように怖くなる イヤな気持ちがぶり返してそわそわする 美味しいドーナツを買いに行っただけなのに 家に逃げるように帰る 人に会う可能性があるからバレないように 帽子とメガネとマスク 芸能人か犯罪者か ご
その日から会社を休むことになった 私が休むのを怖がったので 先生は17日間の診断書を出してくれた 「とりあえずは短くしておきますね とりあえずです」 と念を押された 上司に連絡してから数時間後に 同僚のあの人からメッセージがきた 心配の言葉ともし何かあったら 連絡するかもしれないけど大丈夫か という確認だった ずっとぼーっとしていた 窓から外を見てた ゴミ捨てでマンションの1階に行くだけで 動悸がした スーパーと病院だけ外に出る 怖くなってすぐ家に戻る 部屋も掃除
翌日いつも乗り慣れている地下鉄で 病院に向かう 7分くらいで着く駅 ドキドキする 病院に行くことで緊張しているかと 思ったけど なんか地下鉄が怖い 閉じ込められるのが怖い 次の駅で降りようかと思った 問診票を書いて待つ もう涙が出てしまう 話しやすい優しい先生 私の言葉をしっかり聞いてくれる 先生は私の表情をすごく見てる 体調を悪くして早退した時の症状と 検査結果で異常はないです ストレスかとしれない と 内科の先生に言われたことを話した 「あーパニック発作ですね」
ちょうどタイミングよく カウンセリングの予約を入れていた いつも最近あったことを聞いてくれるけど 今回は脱線して相談しよう 私にとっては緊急事態なんだから 数日前体調が悪くなったことや ここ数日の職場でのやり取りを話した 仕事をさせてもらえなくなった話をするのは 恥ずかしかったけど 私のぐちゃぐちゃの気持ちを整理してくれた 「ストレスが原因ってわかってるのに 体調が悪い人に話し続けるなんて… ほんとは断っていいことなんですよ 今体調悪いので今度聞きます とか言って 聞
有給を取っている間に職場に電話をかけた 心配してくれていた 私が話すまでもなく 矢継ぎ早に質問が飛んできた いつもパワフルな人 「インフルのＢ型は熱はないらしいけど ニュースでやってたの見たけど それじゃないの？ インフルとかコロナじゃないなら なんの病気なの？ ちゃんと他の病院でも診てもらった？」 言うつもりはなかったけど もう話してしまおう これ以上普通の体調不良は通用しなくなる 「内科の先生にはストレスじゃないかって 言われました だからそういうのじゃないと思いま
