つらかった時の記憶
病院に行くのは普段利用しない方面の地下鉄で
それは乗れるようになったけど
会社方面に向かう地下鉄は乗れなくなった
そわそわしてしまってあたまが痛くなって
早く降りたくなる なんか怖い
基本自転車で行けるところは移動した
仕事で通っていた道やよく行っていた場所を
通ると同じように怖くなる
イヤな気持ちがぶり返してそわそわする
美味しいドーナツを買いに行っただけなのに
家に逃げるように帰る
人に会う可能性があるからバレないように
帽子とメガネとマスク 芸能人か犯罪者か
ご飯を作っていて
急にフラフラすることもあった
途中だけど料理をやめて横になった
いつの間にか寝てしまっていて
野菜は乾いていた
あの時ほんとは私がやりたかった仕事
辛かった
我慢していた
なんであんなことされないといけないの?
私にも気持ちってものはあります
私が静かにしてるからって
思い通りにならないとき何しても
大らかに受け止めるなんてできてないから
そういうふうに見せてるだけだから
会社だからぶつからないようにした
大人になれば損ばっかり
思ったことを簡単に口に出せるほうが
特するものなのか
でもそんな人に私はなりたくない
苦しかったものが何かの拍子に出てきて
押し込めていた気持ちが爆発する
たくさん泣いた
夜中に遠い公園まで自転車で行ったり
急にモノを捨てたりした
今は整理しながら
その時々の気持ちを書けているけど
渦中にいると色んなことが見えてなかった
私は大人ぶってこんな状況にも対応できるぞ
というフリをしていた
うまくいってないのに
それには気づかないフリをしてしまって
いつの間にか麻痺していた
最後は我慢することを頑張っていた
ちょうど良かったんだ
漠然だけど転職はしようと思ってたから
考えるときがきた