「イタリア全20州、マンマを訪ねて3000里」マンスリーレポートVol.26(2024年2月)
皆様、チャオです!
今月は勉強や仕事でめまぐるしく動き回ったり、1週間のんびりバカンスに行ったり、まためまぐるしく動き回っていたら、もう月末です。
ボローニャ大学の博士課程はようやく本格始動してきて、スペインでまた新たな料理を学んだり。
それでは、2024年2月のレポートをお送りします!
イタリア家庭料理の原点@アルトゥージの家
ご縁を頂き、「イタリア料理の父」アルトゥージの家を訪問。
創設者Lailaが直々に案内してくださり、イタリア統一直後、「イタリア」の言語、アイデンティティ、食を作ったアルトゥージが礎にしたのは、家庭料理だったのだとハッとしました。
シンプルだけど、素材が素晴らしく生きた料理にあっぱれ。
大本「La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene」をサイン付きで頂き、期待を背負って帰宅しました。
今まで情熱を持って突き詰めて来たことが、目の前で結び目を作るというのかしら。わぁきゃあという感情とは異なる、下地があって初めて感じる心の震え。そんな心が震える1日でした。
ボローニャ大学、博士課程の本格始動
いよいよ、ボローニャ大学での博士課程が本格始動。
今月は、新たな副指導教官にSassatelli教授が就いて下さることになったり、研究のケース・スタディを行うデジタル領域が決まったり、論文集を読み進められたり、インタビュー先の家庭が見つかり始めたり、少しずつ動き始めました。
一方、博士課程の授業は、すべてイタリア語な上に、内容が非常に難しく、正直全然ついていけていませんが、地道に勉強して、少なくとも自分の研究に生きる部分はしっかり吸収したいと思います。
道のりは険しそうです。
楽観主義の私がそう思うので、相当険しいと思います。笑
カナリア島へ
1週間、カナリア島へ。
寒いボローニャから南国の島へ。
美しいビーチで泳いだり、サーフィンをしたり、砂丘を転がったり、美味しいものを食べたり、美味しいものを食べたり。。
エネルギーチャージをした1週間でした。
帰ってきて実施したスペイン料理特集の料理レッスンは、大好評でした。
ボローニャでの和食料理教室
試し試し始めたボローニャでの和食料理教室が、軌道に乗り始めました。
全てが挑戦で、イタリア人向けの集客、レッスンの進め方、好まれる料理、イタリア語でのコミュニケーション、難しい事だらけでしたが、5ヶ月やってみて、今回のラーメン食べた瞬間に、「あ、これはイケるな」と手ごたえを感じました。
ボローニャ唯一の、本物の日本人の日本料理を学べる場。
小さなキッチンですが、今や毎回満席。ミラノやモデナなどからも来てくれます。
自分の文化を伝えること、母の料理を伝えること、祖母の裏千家茶道を伝えること。
誇りと責任を感じます。
それでも、日の丸を背負って、頑張りたいと思います!
来月もお楽しみに!
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