ヴェローナの美食。郷土料理とプロフェッショナルが織りなす料理。
ヴェローナへ、ローマ劇場にて行われる野外オペラを観に行ってきました。
今回は、そこで食べた料理を紹介!
まずは、前菜から。
「バカラ・マンテカート(Baccalà mantecato)」
乾燥の鱈をペーストにしたお料理ですが、このお店のはホワッと軽い仕上がりで、ネトッとした脂っこさがなく、非常に美味でした。
下に添えてあるのは、ポレンタをグリルしたもの。
バカラ・マンテカートは以前レッスンでも作った、有名なヴェネト州のお料理であります。
さて、次に、パスタ、メインと続きます。
鴨肉のラグーの郷土パスタ「ビーゴリ」(Bigoli al ragù bianco d'anatra)
ヴェネト州の郷土パスタ、太く長い麺の「ビーゴリ」に、
鴨肉を長時間煮込んだトマトなしのラグーソース。
噛むほどに鴨肉の旨味が口に広がる。美味しい。。。
ヴェネツィア風仔牛のレバー(Fegato alla veneziana)
これが本当に絶品!!
今回のMVP!!
私はレバー無理な人なのですが、これは今でも味が思い出せるくらい本当に美味しかった、、
是非レッスンでお伝えしたい!!
と思ったので、レッスンも行いました。
そして、いよいよドルチェへ。
発祥の地のティラミス(Tiramisu)
発祥の地ヴェネト州に来たら食べずには、、
このティラミスは卵黄が多めで、マスカルポーネクリームがホワッホワで美味しかったです。
レストランはこちら。
「Il Vicoletto」
しかし、何よりもレストランが感動したのが、
町中で観光客が多い中、クラシックな郷土料理1品1品の仕上がりが完璧で、「プロフェッショナル」を感じました。
外から来る観光客には何を出しても喜ばれるしどうせ一見さんってお店は多いですし(ローマやヴェネツィアなんてこんなお店ばかり)、シンプルで地味な郷土料理で「わぉ」を作るのは大変ですが、それでも本当に「わぉ」で、
ここまで来ると、シェフ自身が持つパッションなのだなぁと。
「プロフェッショナルとは」を考えさせられました。
と思ったら、後で見たら、Google評価4.8!!
さすがですね。お客さんは見ていますね。
その他。
私が1番最初にイタリアに来た時にヴェローナに行った時のエッセイ、今でも結構好き。
それから、ヴェローナの郷土料理を網羅的に知りたい方はこちら。
「イタリア全20州、マンマを訪ねて3000里」でヴェネト州ヴェローナを訪ねて料理を教えてもらった時の様子はこちら。