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睡眠に影響するのはメンタル! 9タイプ別エニアグラム心理学で心身を整えよう

「なかなか寝つけない」

「夜中に何度も目が覚めてしまう」

──そんな睡眠の悩みを抱える方にとって

最も大きな原因の一つがメンタルの状態です。

ストレスや不安は脳に直接影響し、自律神経を乱して睡眠の質を低下させてしまいます。


エニアグラム心理学では、人を9つのタイプに分類し

それぞれの特徴や囚われを知ることで

ストレス対策やメンタルケアのヒントを得ることができます。

今回は、40代・50代からの健康づくりに欠かせない

「睡眠改善」の観点から、エニアグラム心理学を活用したタイプ別メンタルケアを提案します。

1、エニアグラム心理学とは?

エニアグラム心理学は、人の性格を9つのタイプに分類し

それぞれの特徴や行動傾向、ストレス時の反応を紐解く心理学です。


「人はみんな違うけれど、ある程度の共通性もある」

という考えに基づいており、自分の性格タイプを知ることで、心の状態を整えるヒントが得られます。


特にストレスや不安に直面したときの反応は、タイプごとに異なります。

自分の傾向を知り、それに合った対策を取り入れることで、心も体もラクになり、睡眠の質も向上します。

2、9タイプ別・ストレス対策と考え方


1. 完全主義者(タイプ1)

⚫︎特徴:
理想が高く、物事を完璧に進めたいタイプ。
不完全な状況にストレスを感じやすい。

⚫︎対策:
寝る前に「今日はこれで十分」と自分を肯定する習慣を持つ。

「完璧ではなくても進歩している」と思えるようにリフレーミングを心がけましょう。

2. 献身家(タイプ2)

⚫︎特徴:
人を助けることで価値を感じるタイプ。
自分のケアを後回しにしがち。

⚫︎対策:
「今夜は自分を助ける時間」と捉え、リラックスする時間を確保しましょう。

特に深呼吸やセルフマッサージなど、自分をねぎらう習慣が効果的です。

3. 達成者(タイプ3)

⚫︎特徴:
成果を重視し、効率を求めるタイプ。
常に動いていないと落ち着かない傾向。

⚫︎対策:
寝る前には「今日はこれだけ達成できた」と振り返り、リラックスできる音楽や香りを楽しむことで、心をクールダウンさせましょう。

4. 芸術家(タイプ4)

⚫︎特徴:
感受性が強く、自分らしさを大切にするタイプ。
不安や悲しみに囚われがち。

⚫︎対策:
ネガティブな感情に浸りすぎないよう、「感情を書き出す」習慣を持つことが有効です。

頭の中を整理することで、心が軽くなります。

5. 観察者(タイプ5)

⚫︎特徴:
知識を深めることを好み、独りの時間を大切にするタイプ。
過剰な情報収集で疲れやすい。

⚫︎対策:
「情報収集は明日以降にしよう」と決めて、デジタルデトックスを取り入れましょう。

寝る前のスマホやPCは避け、静かな時間を楽しんで。

6. 堅実家(タイプ6)

⚫︎特徴:
不安を感じやすく、常に最悪の事態を想定するタイプ。

⚫︎対策:
未来への不安は、「もしうまくいったらどうなる?」とポジティブなシナリオを考えることで、心が軽くなります。

寝る前に「自分は安全だ」と自分に言い聞かせることも効果的です。

7. 楽天家(タイプ7)

⚫︎特徴:
楽しさを求め、常に次の計画を考えるタイプ。
気持ちが散漫になりやすい。

⚫︎対策:
寝る前には、「今ある楽しみ」に感謝する時間を持ちましょう。

瞑想を取り入れて「今ここ」に意識を集中させるのもおすすめです。

8. 挑戦者(タイプ8)

⚫︎特徴:
パワフルで自分の意志を貫くタイプ。
ストレスを抱え込むことが多い。

⚫︎対策:
寝る前に「すべてをコントロールする必要はない」と自分を解放する考え方を持つことで、肩の力が抜けます。

9. 調停者(タイプ9)

⚫︎特徴:
平和を好み、対立を避けるタイプ。
問題を先送りにしがち。

⚫︎対策:
問題解決を急がず、「今日はここまででいい」と自分を許す時間を持ちましょう。

軽いストレッチやヨガで体をリラックスさせるのも効果的です。


3、【事例】タイプ6のKさんとタイプ4のMさんの場合


① Kさん(タイプ6):不安を感じやすい堅実家


Kさんは、「明日失敗したらどうしよう」と常に最悪の事態を考えてしまい、眠れない夜が続いていました。

コーチングでは「ポジティブシナリオ」を考える習慣を提案。

「もし明日うまくいったら?」と想像することで、不安が軽減し、3日後には眠れるようになったと報告を受けました。

② Mさん(タイプ4):感受性が強い個性重視の人


Mさんは、感情に囚われやすく、夜になると「どうして自分だけうまくいかないのだろう」と落ち込んでいました。

「感情を書き出す」習慣を取り入れたことで

ネガティブな気持ちが整理され、「心が軽くなってよく眠れるようになった」とのことです。


4、まとめ

エニアグラム心理学は、自分の性格タイプを知り
心の傾向に合ったケアを取り入れるための強力なツールです。

睡眠に悩む40代・50代の方にとって

「自分に合ったストレス対策」を見つけることは、質の良い眠りを手に入れる近道です。

ぜひ、エニアグラム心理学を活用して

心身を整えながら健康的な日々を過ごしてくださいね。

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