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チョートクのカメラノート📷🎥📹

カメラで本気出す。カメラに本気出す。ついでに写真芸術にも本気出す。2001年5月からスタートしたチョートクカメラ日記です。webマガジンは毎月定額1000円。単品で買うよりもかな…
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2022年10月の記事一覧

モンドリアンの画、77年間上下逆さまに展示されていた件

モンドリアンのNew York City 1と言うタイトルの絵画が77年間逆さまで展示されているのを専門家が指摘したそうだ。アブストラクトの作品はソ連のフルシチョフの時代では無いのだから、どちらの方向から見ても本来自由なものだと思うけれども天地無用にうるさい人はそういうことを話題にしたがるのであろう。 東京の滝野川の路地裏にまるでモンドリアンの絵にそっくりの壁面があるので私は滝野川のモンドリアンと命名している。色彩の配分が似ているのであるが別にそれは人間の手が加わってそのよ

Bolsey Model Cについている赤いマークのこと10/31(月)

カメラ設計家ジャックボールスキーは戦前は小型フィルムカメラムービーカメラボレックスを作って有名になり戦後にはアメリカに移ってボルシーで有名になった。軍用カメラであるボルシーは写真の経験が浅い兵士には逆にシンプルで使いやすかったのであろう。

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私の体験したハロウィンと万聖節

韓国で起きたハロウィンの人間の雪崩で150人以上がなくなったと言うのは誠に気の毒な次第である。私が以前からハロウィンはへんてこりんだと思っているのは、そこに宗教的なバックグラウンドが全然存在しないことにある。もともとはケルト族の新しい年を祝うしきたりでかなり長い歴史的な背景があるのだが、オーストリアウィーンに長く住んでいて11月1日と言う日は万聖節と言うので日本で言うお盆のお墓参りみたいなものである。 ニューヨークに取材で行っていた時たまたまハロウィンの時に当たってマンハッ

スパムスパムスパム10/30(日)

世界が西ヨーロッパと東ヨーロッパに分かれていた当時、取材で行っていた時はミシュランの星付きレストランとかロマネコンティとかスペインのレストラン巡りのムックとかいろいろやっていて、そういうのは実際に食べることも仕事の1部になっていたので最初はありがたいと思っていたけれど2週間毎日ミシュランの星付きと言うのは飽きるものである。

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奉祝!コンタックス生誕90年❤️❤️😎✌️

Facebookの友人に指摘されるまで今年がコンタックスが登場して90周年のおめでたい歳であることを忘れていた。その人のFacebookで知ったのだが彼が紹介したのはブラックコンタックスならぬクローム仕上げのコンタックス1であった。 最近はコンタックスの名前が知られなくてコンタックと言う風の薬と勘違いしている若い連中もいるので説明しておくと最初のコンタックス1はこのようなブラック仕上げでその後のコンタックス2というのが大幅に改良されて仕上げがクロムになったのである。だから当

レクタフレックスの呪い10/29(土)

まだ幼児の頃に母親の実家で見たカメラ雑誌というか世界のカメラの紹介みたいな印刷物があってそこでよく記憶しているのは、レクタフレックスなのである。まだ字が読めない頃であるからこのカメラのスタイリングだけを真面目に見ていたわけでそれだけ印象が強い。

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アンディウォーホールの名作はBrilloよりも映画エンパイヤだな

鳥取のどこかの美術館がアンディウォーホールの立体作品Brilloを3億円で買ったと言うのでニュースネタになっている。市議会で問題になってどこに価値があるのかと言うわけだ。一般的なレベルだとウォーホールより印象派の絵画の方が素晴らしいと言うことなのであろう。 ニューヨークに暮らしていた1983年に、アンディウォーホールとジョナスめかすが制作したエンパイヤに敬意を表して、私はSohoのロフトのFire Escapeにカメラを据えてワールドトレードセンターを8時間連続して撮影した

牛肉と玉ねぎ10/28(金)

正岡子規の古い文章を読んでいると、すでに正岡子規は病床にあったから友人知人が訪問するのでそのおもてなしで何を作ろうかと言うことを母親と相談しているのである。明治の後半の普通の人々の食物に対する感覚がわかってこういうのは貴重なドキュメントである。

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スチールカメラのズームレンズが偉大であった時代が存在した10/27(木)

アルパと言うカメラは人気のないカメラで今でも人気がないが製造台数が少なかったこともありニコンなどでは会社自身が自分のところで製造したカメラとレンズの全容がわかっていないのに対して、かなり細かいデーターが存在する。それはスイスで出された本で30年位の前の話であるがドイツ語であってしかも発行部数が250だった記憶がある。

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カメラノート。ハモンセラーノの事

バルセロナオリンピックは20世紀の終わりだったと思うがその関係でスペインに一月半ぐらい滞在してバスクからカタロニアまで行ったり来たりしていろいろなレストランの取材をした。 フランスでミシュランのレストランをいろいろ取材したこともあるが、スペイン料理は地域によってかなり違うしなかなか楽しめたのである。そこで私が勉強したのはマドリッドにあるHamon Museoと言う生ハム専門の飲み屋であった。仕事柄それぞれのクラスの生ハムを食べて赤ワインもいろいろ試してみてこれは最高の料理だ

フランスのコレクターズアイテムのレンズKinoptikが1本10ドルで売られていた頃10/26(水)

カメラ人類が自分こそソフィスティケイトされたレンズグルメであると言う認識になったときに揃えなければならないレンズブランドと言うものがある。

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デジカメのモノクロモードで取ることの意味を考える10/25(火)

エプソンのデジタルライカを使い始めてもう15年以上になるのである。最初はカメラが登場したときに広告の仕事でスタートしたのでエプソンのデジタルライカの広告であるからそのカメラを使わなければいけないのは当然である。

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コシナレンダーのスナップショット25mm広角レンズが好き

小林さんからライカマウントの新しい交換レンズ出すので手伝ってくれと言われたのは1995年頃だったと思う。最初に手渡されたレンズが15ミリと25ミリだった。今考えると不思議な気がするが20世紀の最後の頃に当時ライカにつける国産レンズと言うのは50年前に作られたキャノンとかニッコールとか小村レンズしかなかった。ミノルタはあったけどあれはMマウントだったからね。 ライカエムマウントよりもスクリューマウントの方が使い勝手が良いのは当然な話であってスクリューマウントならアダプターでバ

ももくり3年柿八年。アボカド33年。

佃島で生活を始めた頃に種から生えてきたアボカドがもうこんなに大きくなっている。名前はアボカドなのでアボChanである。溝口健二の映画のドイツ語の音声翻訳のやつを見ていたら太郎ちゃんと言う子供がいてこれはTaro chenと発音していた。ペットの名前はあんまり考えるよりもシンプルなほうがよろしい。Facebook友達がやっている文鳥は文ちゃんであるし、1月万札に登場する博報堂の元社員で今は作家のなんとかさんのオカメインコはOちゃんなのである。

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