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#美術館
アーティゾン美術館「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」
展覧会のタイトルにある「ジャム・セッション」とはなんだろうか、と考えていたのだが、おそらくは石橋財団のコレクションに対して、山口晃がアンサーを出すという行為をジャム・セッションと称しているのだと思う。
そして、それはアートに向かい合うとき、観客もアーティストに対して同じことをしているのだ。
「サンサンシオン」というのは、「感覚」を表すフランス語だそうだ。
ここで問われているのは、我々の感覚は、い
デイヴィッド・ホックニー展
これはすばらしかった。
デヴィッド・ホックニーという作家は、プールに飛び込んだ瞬間の絵が代表作なんでしょ、くらいでさほど好きでもなかった。ただ、こういう風に回顧展として作品に触れると、いろいろと見えてくるものがある。
ホックニーはイギリスのブラッドフォード出身のモダンアートの作家だ。若かりし頃にピカソの作品に出会い、大きな影響を受ける。
絵画を描くときの自由なスタンスというのを学んだのだと思う。
「ボテロ展 ふくよかな魔法」
なかなかよかった。
根底にあるのは人間讃歌なのだと思う。
描かれているのは、おそらくはコロンビアの市井が中心なのだろう。もちろん、そのまま描かれているわけではない。ボテロが目にした世界は、彼の中に飲み込まれて、昇華される。聖俗混じりあい、すべてが肥大化して、哀愁と愛嬌、そしてどこか色気のある姿に変わっていく。
すべてが、ふくよかだ。それはエネルギーなのだという。エネルギーというわりには、描かれ