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村上隆 もののけ 京都
「村上隆の五百羅漢図展」(2015年)よりはこぢんまりとした印象。
よく知られている日本画のテーマやモチーフをスーパーフラットに解釈した作品群と、村上隆によく登場するキャラクターの現在形が展示されていた。そういう意味では、新作ではあるものの、どこかで観たことのある作品、ということになる。
これが現在の村上隆なのかもしれない。
つまり、ウォーホルは大衆文化のアイコンを大量に複製することでアートに
展覧会「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」
「CURATION⇄FAIR」という新しいアートイベントが行われている。
展覧会と、アートフェアを、それぞれ期間をわけて行うイベントだ。
自分は展覧会のほうにいった。展覧会と、アートフェアで取引される作品が同じものなのかはわからない。
会場は九段下にある「kudan house」という施設だった。
ここは普段あまり一般公開されていないそうだ。
1927年に建てられたというから、昭和の最初期だ。
奈良美智: The Beginning Place ここから@青森県立美術館 240102
青森県立美術館には「あおもり犬」と「森の子」があるので、今回の企画展では、建物全部で奈良美智美術館といってもいい印象を受けた。
展示自体は展示数自体は多すぎず少なすぎず、ちょうどよかった。
1,家
2.積層の時空
3.旅
4.No War
5.ロック喫茶「33 1/3」と小さな共同体
上記のテーマに沿って、1979年から2023年までの作品からチョイスされていた。
5つのテーマは奈良美智の作品
アーティゾン美術館「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」
展覧会のタイトルにある「ジャム・セッション」とはなんだろうか、と考えていたのだが、おそらくは石橋財団のコレクションに対して、山口晃がアンサーを出すという行為をジャム・セッションと称しているのだと思う。
そして、それはアートに向かい合うとき、観客もアーティストに対して同じことをしているのだ。
「サンサンシオン」というのは、「感覚」を表すフランス語だそうだ。
ここで問われているのは、我々の感覚は、い
メゾン マルジェラ「シネマ・インフェルノ」
マルタン・マルジェラだったころのデザインは、前衛的ではありながら、どこか垢ぬけない印象だった。良くも悪くも手作り感があった。
創始者が引退して、ジョン・ガリアーノがデザイナーになった。2015年のことだ。そのあと、マルタン・マルジェラが自らを語る映画が公開された。悪くはなかったのだが、映画そのものはマルジェラっぽくなかった。あの、真っ白ではない、ちょっとくすんだ白と特徴的なフォントで構成された、
デイヴィッド・ホックニー展
これはすばらしかった。
デヴィッド・ホックニーという作家は、プールに飛び込んだ瞬間の絵が代表作なんでしょ、くらいでさほど好きでもなかった。ただ、こういう風に回顧展として作品に触れると、いろいろと見えてくるものがある。
ホックニーはイギリスのブラッドフォード出身のモダンアートの作家だ。若かりし頃にピカソの作品に出会い、大きな影響を受ける。
絵画を描くときの自由なスタンスというのを学んだのだと思う。