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『日本文学史』第12巻二〇世紀の文学1

「近代文学史論」野山嘉正 
「詩歌の近代」飛高隆夫
「戦争と文学」池内輝雄
「詩歌と学問ー柳田国男と折口信夫」松村友視
「女性文学の展開」江種満子

 さすがに近代短歌と関係ある論ばかりという巻だった。しかし個人的により面白かったのが、散文の変化。いかに漱石・子規の影響が大きかったかを知る。「小説の方法の模索」(石原千秋)、「文学と近代語」(鈴木英夫)にたくさんの付箋がついた。子規の写生文についてもっと知りたい。

岩波書店 1996    3000円


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