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【興味・得意を伸ばす②-2】興味がある分野の専門家とどのようにして繋がることができたのか

【興味・得意を伸ばす②】で挙げた例で、子供が興味のある分野で独自に研究をしていく中でどのように専門家に繋がることができたか、どこであれば話をしやすいか等、情報をあげてみます

■どこに相談に行けばいいのか?

子供の研究の相談(研究アドバイス)としてどこに話をすればいいか、大学の先生に聞いてみたところ以下の情報をいただきました。

県立や自然史関連の博物館は、児童に対する自然科学分野への啓発を積極的に行っている

・たとえばある自然史博物館では、定期的に児童と学芸員とで博物館で活動したりフィールドワークに出たり、発表会的なミーティングを行っている。
・そのような活動を通じて学芸員に研究相談をできるケースもある
・このため住んでいる地域からアクセス可能な県立博物館や自然史関連の博物館のHPで研究部や学芸員の紹介内容(研究分野)を確認し、問い合わせをしてみるのがよい(必ずしも回答があるわけではない点は注意)。
・なお、上野の国立科学博物館は研究部が別組織であるため、そういった個別相談への対応は難しいと思われる。

■どのようにして専門家と繋がったのか

・そこでAさんの保護者は、関東にある博物館のHPを調べてみました。HPには学芸員の先生方の紹介(研究分野など)が掲載されていたため、その内容をもとに相談可能な学芸員の先生を複数人見つけました。
・そして保護者は研究分野の近さやアクセス面を考慮し、ある先生にメールを送ることにしました。
・その際、子供の研究相談に乗ってほしいということと、子供の研究概要、聞きたい内容(仮説の妥当性やデータを見てほしい等)をお知らせしました。
・その結果、先生からお話を聞いて下さるとのお返事をいただき、博物館を訪ねることになりました。研究者の先生は1時間以上時間を取ってAさんと一対一で研究の相談に乗ってくださりました

■実験場所にどのように繋がったのか

・Aさんの研究したい内容の場合、実験場所を確保する必要がありました。これについては博物館の先生から、近隣の実験施設に手紙を書くなど問い合わせしてみることを提案いただきました。
・そこでAさん達は実験ができそうな施設を複数調べ、アクセス面などから優先順位の高い順に研究をさせてほしいと手紙を送ることとしました。
・その結果、ある研究施設が実験許可を出してくれました。

■継続研究へ

・Aさんは研究施設で数か月実験を行い、その結果得られたデータと自分の仮説を研究施設の研究者の方々に見てもらいました。
・その結果、さらに研究内容を発展することを提案いただくとともに今後も研究を続けて良いと許可をもらうことができました。
・このためAさんは次の年も継続して研究を行うことができ、さらに研究内容を広げています。