神と天皇と日本人。京都の魅力を深堀りする旅
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のんびり取り組んでいたら、年末になってしまいました💦
前回の出版から1年と1か月も経っています。
マイペースにもほどがあるわ!
本書は「レキジョークル」として歴史サークル結成から10年間を記念してその軌跡を綴った紀行エッセイです。
決して難しい歴史書ではなく、どなたでも読んでいただける内容になっています。
ていうか、私が未熟者なので、
難しくは書けません💦
ぜひこの機会をご利用いただき、いっしょに体験していただけたら嬉しいです。
神話と天皇
日本の象徴としての天皇家は、初代・神武天皇から今上陛下まで126代、実に2600年も続く世界最古の王朝です。
その祖先は天照大神を頂点にした神話にも登場する神々だとされています。
天照大神は自然神の中での最高神。
仏教で例えるなら「大日如来」でしょうか。
祖先が神様であるという神話の世界がどこまで真実なのかはわかりませんが、少なくとも天皇家はその血脈を守り続け、126代も受け継がれてきたことは事実なのです。
私たちのご先祖も、天皇を歴史上においては神に最も近い存在として大切に崇めてきました。
そのことを考えさせられる紀行となりました。
神々の国・にっぽん
日本の宗教は基本的に「神道」であることをあらためて思い起こしました。
「神道」は「惟神道」ともいい、仏教のように教典もなければ決まった教えもなく、開祖さえ存在しません。
生物であれ、物であれ、全ての物の中には「霊」が宿っているという考えに基づく祖霊崇拝の民族宗教なのです。
それはあらゆる自然現象の中には八百万の神が宿るという考えであり、いかに日本人が自然と共存してきたかがわかるものです。
それだけに「神話」そのものも真実であると捉えてみれば、とてつもない壮大なロマンが迫ってくるような思いがします。
そんな大きなロマンを感じる紀行になりました。
古いだけではない京都の魅力
「神道」を基本に置きながら、仏教も同じように信仰、崇拝の対象として日本独自に取り入れながら共存してきました。
他の地と比べると圧倒的に多い「大本山」を見ると、いかに政治・経済・社会において日本の中心となり、すべての発信地となってきたかを伺い知ることもできます。
何千年という途方もない歴史を携えた京都は、それだけではない魅力が他にもあります。
それは絶えず新しいものを取り入れて進化しているということ。
歴史上の権力者たちの足跡、あるいは名もない人々の生活など、それらが積み上げられて凝縮されながら、常に柔軟に時代に沿った方向転換をしてきました。
何度も訪れた京都ですが、その進化を再認識せずにはいられないのを目の当たりにして、京都の魅力の元を見つけた紀行となりました
最後に目次だけお見せしますので参考にしてくださいね。
目次
不滅の十干十二支
天皇家は日本人の始まり
天皇家は世界最長で最古
日本人の全ては天皇家に繋がるかも
嵐山
松尾大社
高い社格と重要文化財
酒の神と樽占い
狂言「福の神」
趣向を凝らせた庭たち
桂離宮
申し込みも受付も面倒
公家の別荘地として
ガイドツアー、いざ開始!
渡月橋
秦氏と角倉了以
紅葉企画
宇治橋と紫式部
平等院鳳凰堂
極楽浄土の世界
ご本尊は希少な定朝作
伊藤久右衛門
梅小路公園
京都らしい開発って何?
梅小路カフェ・BOSSCHE
朱雀の庭
出町柳
京都御所
正殿・紫宸殿
高御座と御張台
装束の色には意味がある
「御常御殿」と庭園
賀茂御祖神社
上賀茂と下鴨
糺の森
謎のおじさんに仕切られる
「みたらしだんご」と「水みくじ」
「さるや」のかき氷
河合神社で美人祈願
嵐山~亀岡
天龍寺
京都五山1位で世界遺産
初の史跡・特別名勝
亀岡へ
京都 亀岡 「楽々荘」
「麒麟がくる」大河ドラマ館
琵琶湖疏水
琵琶湖疎水をゆく
念願の水路
へいせい号に乗って
毘沙門堂
日蓮上人の教え
蹴上インクライン
湯豆腐の「順正」
南禅寺
永観堂
京都が誇れる魅力とは (あとがき)
古いものを新しいものとして
日本初が多い
経済成長と自然環境
いろんな意味でナイスバランス
※トップ画像は松尾大社の狂言「福の神」(2015年11月撮影)
【シリーズ過去作品はこちら↓↓↓】
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