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おかえり、ヨコハマ 〜横浜美術館 リニューアル記念展〜

1989年に 横浜のみなとみらいに開館した横浜美術館。
2021年3月から3年間休館し 大規模改修が行われました。
2024年のオープン後も改修は続き、2025年2月8日 ついに全館リニューアルオープンとなりました。
その記念展が6/2まで開催されています。


記念展では、横浜にまつわる作品が展示されています。
テーマは『多様性』
これまでの横浜の歴史や、さまざまな人々へ光が当てられた作品の数々はとても見応えがあります。

会場内には、「子どもの目でみるコーナー」が設けられ、お子さまも一緒に身近にアートを楽しむことができるようになりました。
(小学生以下は 観覧料無料)





一歩足を踏み入れると、そこは明るく開放的で わくわくする空間。
休日でも空いていたので ゆったりと鑑賞することができました。
撮影可能だった作品の一部もご紹介させていただきます。

日本のモダニズム建築の巨匠
建築家・丹下健三たんげ けんぞう(1913-2005)設計

石造りのシンメトリーな外観が特徴



吹き抜け部はガラス張りの天井


グランドギャラリー
“じゆうエリア”(無料)

人々が自由に行き交う
天井から降り注ぐ光や影も
アートの一部みたい


展示室はグランドギャラリーの上階


7つの展示室は吹き抜けを囲む回廊に沿って配置されています。
各展示室を移動する際には この回廊を通るように設計されています。

各展示室前の回廊は広々として
グランドギャラリーが一望できる
ここにも楽しいアートが点在



人面付土器(鶴見区上台遺跡)


篠原有司男しのはら うしお(1932-  )


奈良原一高ならはら いっこう(1931-2020)


パブロ・ピカソ(1881-1973)


ルネ・マグリット(1898-1967)


マリア・ファーラ(1988-  )


奈良美智なら よしとも(1959-  )



ジュン・ グエン=ハツシバ(1968-  )


浅井裕介あさい ゆうすけ(1981-  )
横浜の各地の土を絵の具に用いる


吉澤美香よしざわ みか(1959-  )
インク+樹脂


福田美蘭ふくだ みらん(1963-  )
アクリル絵の具+綿布+紙


平林薫ひらばやし かおる(1955-  )
日本の文字、五十一音をテーマとするアーティスト


窓もすてき



土偶や土器、浮世絵、陶磁器、絵画、写真、デジタルアートなど…
時代も作品もバラエティに富んで盛りだくさん。
芸術を通して、歴史や人の息吹を感じることができます。
アートって一言で言っても 表現の方法はさまざまで自由なのだけれど、それらはすべて人から生み出されているもの。人の感性と技術、心と体で創られるもの。
それはなにも特別な人だけのものではなくて、みんなの日常から生まれているみんなのもので、核心はつながっているのだなと感じます。
何かを生み出して残す… そんな本能がみんなそれぞれにきっと備わっていて、この先の未来にもつながっていくのだと思います。


展示室を回り終えたら、グランドギャラリーのアートを楽しみながら一階へ。
ミュージアムショップのお買い物や、カフェ 馬車道十番館の飲み物やスイーツを楽しむこともできます。(じゆうエリア・ショップは美術館チケットがなくても利用可能)


美術館前のグランモール公園 “美術の広場”では、小さなお子さんやわんちゃんたちがたくさん遊んでいました。
「水と緑と光と音」をテーマに、様々な工夫が配されているのだそう。噴水の水音や小鳥のさえずり、ケヤキの木漏れ日などもまた、アートや癒しの演出として楽しめそうです。

もう少し暖かくなれば お出かけもしやすくなりますね。機会があれば みなさんもぜひ訪れてみてください。
それではどうぞ よい一日を、よい一週間を。

かわいい小鳥を撮りたくて
小走りで追いかけたら
小走りで逃げられて
笑われた


かわいいわんちゃんに見つめられる
このコは“ハマっ子”なのかな




#192.   『 横浜 』

⭐︎ざわめきや歌の聞こえるような絵のカラフル 春よおかえりなさい

⭐︎ハマっ子のあの子は波のようだった  スピッツの『渚』を聴きながら

      ー ちる ー

横浜 みなとみらい


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