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岩波少年文庫を全部読む。

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シミルボンから移行してきました。 少しでも長く続くよう、いや、全タイトルをレヴューできるよう、みなさん応援してください。
戦後日本の児童文学を牽引してきた存在のひとつ、岩波少年文庫のレパートリーを、毎週1タイトル取り上げ…
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2023年2月の記事一覧

岩波少年文庫を全部読む。(126)『がらがらどん』と「塩吹臼」、そして「男シンデレラ…

佐藤俊彦選訳『太陽の東 月の西』(岩波少年文庫)には、ペテル・クリステン・アスビョルンセ…

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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(125)「日本近代文学」への入口として妥当なのか? 芥川龍…

芥川龍之介『羅生門 杜子春』(岩波少年文庫)には、1915年から1922年までに書かれた短篇小説…

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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(124)リアリズムとアレゴリーの絶妙なバランス フランシス…

フランシス・ホジスン・バーネットの『秘密の花園』(1911)は、児童文学史上でもどうにも位置…

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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(123)荒唐無稽なスパイアクション、そして夏休みは人類最高…

先週、先々週に引き続き、もう言い切っちゃいます。 アストリッド・リンドグレーン『名探偵カ…

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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(35)戦争を物語る平和な本? クライヴ・ステイプルズ・ルイ…

(初出「シミルボン」2021年5月27日) 中世文学的黙説 『ライオンと魔女』の1年後(ナルニア…

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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(34)王子になりたくてロクムに手を出す人、ロクム欲しさに王…

(初出「シミルボン」2021年5月20日) ノンシャランな異界探訪 《ナルニア国物語》第1巻(作…

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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(33)シリーズ完結! ドリトル先生は聖フランチェスコかブラウン神父か? ヒュー・ロフティング『ドリトル先生の楽しい家』

(初出「シミルボン」2021年5月13日) デビュー作『アフリカゆき』のサイドストーリーも 歿後刊行の『ドリトル先生と緑のカナリア』に続くシリーズ第12弾にして完結篇、唯一の短篇集です。  冒頭に作者の夫人ジョセフィン・ロフティングの序文「はじめに」と、編者である作者の助手オルガ・マイケル(ドイツ系カナダ人の振付師。ジョセフィン夫人の妹)による「ドリトル先生とその家族」が収録されています。  全8篇中第6篇「あおむねツバメ」は、ジョリギンキ王国を出発したあとの一行を追っ

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岩波少年文庫を全部読む。(32)ロフティングからの最後の挨拶 ヒュー・ロフティング『…

(初出「シミルボン」2021年5月6日) 義妹による補作で完成 歿後刊行の『ドリトル先生と秘密…

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千野 帽子
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