岩波少年文庫を全部読む。(2)声に出して読みたい20世紀のおトボケ カレル・チャペック『長い長いお医者さんの話』
(初出「シミルボン」2020年10月8日)
新生岩波少年文庫の通し番号001と002が『星の王子さま』と『長い長いお医者さんの話』にあるの、なぜなんだろう? 岩波少年文庫には、英語圏児童文学がメイン看板のレーベルだという印象があります。
その岩波少年文庫が、2000年のリニューアル時に、フランスとチェコからこのふたりの唯一の童話作品を新通し番号の001番、002番に置きました。
アントワーヌ・ド・サンテグジュペリもカレル・チャペックも大人向け一般文学を主戦場にしていて