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MAX体重83kg、入院前63kg、今45kg
改めて見ると激変ボディ。
私の体重の変化は、ただの数字ではなくて、深い背景があります。
83Kgまで育ちました
身長160cmの私は、20歳前後には過食症で体重がMAX83kgまで増えてしまいました。
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その原因は持病の膠原病が脳細胞を攻撃し精神的なバランスが崩れてしまったこと、そして育った環境、いわゆる「プチ毒親」の影響が大きかったんです。
小さい頃からぽっちゃり系でしたが、気づけばドカ食いレベルで食べてストレスを紛らわせ、心のバランスを保つしかなかったのだと思います。
私のプチ毒親は、説明下手で超絶不器用な(と言ったら聞こえは良いけど)親です。
そんな40才そこそこの親に、「不条理ってなに?」とか小難しいことばかり聞いちゃうような娘だったため、イライラさせてしまい「無駄なことは考えるな!!」と怒られてしょんぼりする思春期でした。
スマホがない時代で、広辞苑や百科事典を愛読する中学生なんて難しい娘だったろうけど、「考えるな」という教育はどう考えてもダメでしょと思うんです。
物事を考えないように考えないように一生懸命がんばって、何か考えてしまったら落ち込むという思春期。
それでも好奇心は止められず、パソコンが出てきたらインターネットの海に浸ってました。
すっかり他人怖い人間になって、持病も重なって重度メンヘラなガチ引きこもりの完成です。
(持病の膠原病の治療しないといけないのに、普通のメンタル不調の治療として処方薬を限界量まで飲んでも苦しいのは消えず、寝たきりになってました)
メンタル回復のお勉強で自然と体重減少
でもそんな自分を変えたくて、必死に心理学を勉強しました。
脳科学や認知行動療法など、精神的に良さそうなことは手当り次第。
寝たきりの時はそんなに本も読めませんでしたし、インターネットの情報も頭に入ってきづらかったですが、それでも楽になりたかったんです。
つらいの、、心底しんどい。
もう飽き飽きする。
どうにかしてこのつらい状況から抜け出したい。
抜け出すためなら何だってやってやる。
そうして自分の心と向き合い、過去の傷を癒し、少しずつだけど整えていった結果、体重は自然と63kg程度まで落ちました。
心を整えると、ムダ食い(エモーショナル食べ:お腹が空くから食べるのではなく、心を満たしたくて食べること)も少なくなり、自然と食べる量が減った感じ、体もついてくるんです。
そして入院、食事恐怖症に
その後脳梗塞で入院し、体重は今45kgまで減ってしまいました。
食事をすると、消化器系の不調で40℃近くの熱発を連発させてしまったため、物を食べること自体に恐怖心が強く出てしまったのです。
拒食症は食べることを拒否という意味合いが多いと思うのですが、私の場合は熱発が怖くて拒否感の前に強い恐怖感が食事すること事態を恐れて食べれない食事恐怖症な人でした。
栄養点滴とお茶だけで2ヶ月ほど療養する間に、みるみる体重が43kgまで落ちていきました。
今は食べられるようになってきていて45kg程度ですが、これは正直健康的な痩せ方ではありませんし、痩せたくて痩せたわけではないんですよね。
食べられるようになったのも、とても大変でした。
ふとある日、美味しいおそばを食べている夢を見たんです。
目が覚めて、おそば食べたい!と久々に思いました。
熱発は怖くて怖くてたまらないけど、食べることがんばってみようかな?と思いいたり、ST(言語聴覚士:嚥下や食べること、発語などに関わるリハビリ職)さんに付いてもらって高カロリー栄養ドリンクのエンシュアから始めることにしました。
最初は水と1:1で薄めた50ccから。
ただ食事恐怖症の恐怖心が相当強く、ガクガクとコップを持つ手を震わせながら、全身滝汗びっしょりになりながらやっと完飲させるところからスタートしました。
そんなところから再会できた食事。
体も食事もリハビリ生活は大変な時もあるけど、今は自分の体を大切にしながら、心と体のバランスを取ることを目指しています。
体重が変わる理由は人それぞれですが、私の場合、心の健康がどれほど体に影響を与えるかを痛感しました。
皆さんも心軽く、体も軽い毎日を過ごせますように。