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おうちで中華 - 芥末散児(白菜のからし和え)
北京の冬に思いを馳せて、今日は旬の白菜を使った冷菜をご紹介しよう。恐ろしく刺激が強いが妙に癖になる、芥末散児(白菜のからし和え)だ。
芥末散児 芥末散儿
jièmò sǎnr
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中国にからしを使う料理は少ないが、使う時は思いっ切り使う。たっぷりのからしで白菜を和えるので、作っているときから涙が出るほどの強烈な刺激になる。
だが、砂糖の甘味や酢の酸味でバランスを取ることで、悲鳴を上げつつもついつい箸が伸びる冷菜に仕上がる。
この種の名物料理としては、白菜を輪切りにして切り株状のまま漬け込む芥末墩児(白菜のからし漬け)の方が有名だけど、家庭料理ならこちらが気楽。漬け込む手間もないので、食べたいときにすぐ作れる。
そもそも最近スーパーだと丸ごとの白菜売ってなかったりするもんな。実は今回もカットしか売ってなくて、この料理にした次第。
実際、この芥末散児(白菜のからし和え)は、芥末墩児(白菜のからし漬け)の簡易版として生まれたんじゃないかなと思う。名前も、切り株を意味する「墩児」と、ばらばらのもの(ここでは切った白菜)を意味する「散児」の対比になってるし。
ともあれ、簡単で旨いなら、よいことだ。ひと口ごとにヒーッと悲鳴を上げ、酒をなめる。その繰り返しが癖になる。
さあ、マゾ的な愉悦に浸ろう。
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