ちひろ(23歳 処女巫女のnote)

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最近の記事

【7】ちひろ、巫女になる

巫女になる為にモデルを辞めると決意しましたが、 実際に辞める事は簡単ではありませんでした。 後輩が入ってきたとはいえ、年間の撮影予定はメインである私をベースに組み立てられていましたし、有難いことに強く引き留めても下さいました。 「せめて今年度までは在籍して欲しい」と会社から言われてしまったのです。 早く辞めたい気持ちと、お世話になったので最後まできちんと務めたいという思いに板挟みになりそうでしたが、最後までやり通す事にしました。 『責任は、果たそう』 そしてスッキリと

    • 【6】モデルのころ

      高校2年生になる春休みに、エリア限定読者モデルの面接を受けに行った私は、周囲の華やかな同世代女子の中で、飛び抜けて小さく、そして垢抜けない子だったと思います。 面接を受ける前に、これは勝ち残れないということを、ひしひしと感じていましたが、それでも背を向けて帰ろうとは思えませんでした。 まず、この面接を受けることが・・・ “私を変えてくれる” ”あの女優さんのように強くたくましくなれる第一歩” になれるのではないかという想いがあったのです。 エリア限定ということで、遠方の

      • 【5】ブレザー服のころ

        「はぁ。。。」 鏡に映る自分の姿に、思わずため息をついてしまうほど、ブレザーが似合いませんでした。 成長期にも、思うように背が伸びなかった私は、150cmにも届かず、セーラー服の時は気になりませんでしたが、ブレザーだと明らかに無理している感じに見えたのです。 それでも、ちょっぴり落ち込んでいる私を、母は朗らかに励ましてくれたので、気を取り直して学校へ歩き出しました。 私が通う高校は・・・ 【宗方女子学園】 略称:宗女(むなじょ) その名の通り女子校ですから、心穏やかに

        • 【4】セーラー服のころ

          ※中学生時代のセーラー服のころについて話に入る前に、前章の”ランドセルのころ”の後編部分を少しだけ入れます。 <ランドセルのころ 後編> 小学生の頃、両親と街へお出かけしたした際に、セーラー服のお姉さんたちが私の目にはとても煌びやかに見えた出来事がありました(話が脱線し過ぎるので具体的なエピソードは省きます) そのセーラー服を着た華麗なお姉さんたちの姿は、幼い頃の私にとても優しく接してくれた神社の巫女さんと、どこか重なる凛とした姿がどうしても忘れられなかったのです。

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        【7】ちひろ、巫女になる

          【3】ランドセルのころ

          ※前回のバナー写真は私の家族写真ではなくイメージです。 分かり辛かったですよね。勘違いさせた方、ごめんなさい。 地元の小学校に入学した私は、引っ込み思案で、クラスの中でも割と目立たない方でした。 小柄で、運動も苦手で、だからといってすごく勉強が出来る訳でもなく、ごくごく平凡な子どもだったんです。 ・・・とはいえ、学校は嫌いではなかったし、それなりに友だちもいたので、楽しんでいました。   平凡に生きていた私も、年齢相応に成長し、10歳を迎える頃には、父と一緒にお風呂に入るこ

          【3】ランドセルのころ

          【2】ちいさなころ

          私が生まれ育った町は、海があり温暖な地方都市でした。 何もかもが揃っているという訳ではありませんでしたが、有名な神社があるせいか県外からの観光客も多く、賑わいのある町だったと思います。 私の家の近くにも、とある女神様を祀った神社があり、幼い頃から何かあるとそこへお参りに出かけたものです。 今は少なくなりましたが、その神社のおみくじは箱を振ると棒が出てきて、巫女さんに渡すとそこに書かれた番号の引き出しからおみくじを出して渡してくれるタイプのものでした。 巫女さんがいつも優し

          【1】プロローグ

          皆さん、いつも私の事を応援して下さりありがとうございます。 いつも皆さんから応援して頂き本当に嬉しく思っています。 でも・・・そんな優しい言葉を頂く度に皆さんに大切な事を隠しているような気がして、引け目を感じていました。 Xの私のポストが度々落ち込んだような内容になってしまうのは、この感情が原因です。 『きちんとお伝えしていないのに・・・』と申し訳ない気持ちになってしまうんです。 今回は私の全てを皆さんに打ち明けようと思っています。 きっと全てを打ち明けてしまうと、今ま