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千種創一
2024年11月10日 01:24
人はお別れをするとき、そのお別れの仕方に魂の格が出ますてなわけで日本へ傷心旅行に行くので遊んでね********************旅行1 新宿で英語や日本語で綺麗なことや綺麗じゃないことを撃ち合った旅行2 新宿で某誌からのインタビュー。企業秘密的なことをかなり率直に話してるのでお楽しみに。自分のことを話すのはおそろしいね旅行3 新宿で某同人誌の仕込み。2025年春くらい発行
2023年12月30日 13:08
2023年は、本当に色々なものを失った。なのに今、生きる気持ちにあふれているのは、失ったもの以上に、新たに得た美しい過去と未来があるからだろう。自分のもとを去ったもの、来たものに思いを巡らすとき、自分が一つの大きな広場として、それらの人々や物事の去来を眺めているような気分になる。来年も書いていく。それが僕の唯一のできることであり、すべきことでもあるから。【作品】短歌7首「内海某市」 同人
2023年12月1日 09:12
『イギ』という詩集を青磁社から出版しました。(青磁社 Amazon )「ユリイカ」や「現代詩手帖」に寄稿したものもありつつ、多くが書き下ろしです。外からは廃墟、開けば砂漠の青空を思わせるような初版限定の装幀は、濱崎実幸氏の手によるもの。ぜひ手にとってご覧頂ければ幸いです。頁をめくるたびに紙の匂いが香り立ちます。試し読みとして『イギ』から「レンズ豆のスープ」と「残つてゐた七枚」を公開します。
2023年11月26日 21:01
短歌から離れていた時期、ぐちゃぐちゃの僕の精神を支えてくれていたのが、詩を書くという行為だった。「ユリイカの新人」も受賞し、生きる目的を取り戻すきっかけとなった。やはり書くことが神さまからの使命であり、呪いであると思えた。その結果として編まれた詩集が『イギ』だ。詩には感謝しかない。剣道では、相手の喉に切先を向けた「中段の構え」が、攻防のバランスの観点から一般的だ。一方、切先を天に向けた攻撃特化
2022年12月31日 20:10
2022年は、歌集が文庫化される光栄、詩集を上梓する光栄にめぐまれた。寄稿先も広がった。書くことに生かされた一年だった。来年も神様から与えられた才能を使って書いていきたい。【出版】詩集『イギ』(青磁社、11月)歌集『砂丘律』文庫版(筑摩書房、11月)【寄稿】短歌30首「Last but not least」 短歌研究2022年1月号収録詩「ハンバーガー屋と礼拝所の交差点を曲
2022年2月18日 22:20
詩人の小松宏佳、宿久理花子、和田まさ子による詩誌「三人プラス」の記念すべき第一号に、ゲストとして呼んで頂きました。「三人プラス」に栄えあらんことを。内容は、千種創一「そめゐ」「よしの」宿久理花子「街の螺旋」「なあ喉」「暗号」小松宏佳「脱走」「あまりに虫的な」「弁天八幡宮」和田まさ子「ここで汗をかく」「足の爪が引っかからないように」「きみを尊敬する」です。楽しい詩誌です。以下のお
2022年1月8日 13:21
2021年はたくさんの歌や詩を書いた。生きるために書くことと、書くために生きることは、汽水のように混じり合っている。【執筆】短歌33首「Dog Year」 短歌往来1月号収録詩「Got Lost」、「God, Lost」、「Lost and Found」 ユリイカ1月号収録短歌15首「距離の青い蝶」 合同歌集「ここでのこと」収録短歌7首「私・信」 短歌研究5月号収録短歌7
2021年6月22日 22:03
今般、短歌同人誌「まいだーん 4号」に、短歌研究2021年5月号を中心に扱った評論「歌人はコロナ禍にどう向き合うのか 」を寄稿します。以下はその参考資料です。
2020年5月10日 13:08
『千夜曳獏』という本を青磁社から出版することになりました。(青磁社 Amazon )多くが書き下ろしです。2020年4月30日に予約を開始しました。また、池上きくこさん(葉ね文庫店主)、魚村晋太郎さん(歌人)、橋爪勇介さん(ウェブ版「美術手帖」編集長)から推薦文を頂戴しております。獣の獏のように色々な表情を見せる装幀は、濱崎実幸氏の手によるもの。ぜひ手にとってご覧頂きたいのですが、日本はな
2020年5月31日 22:33
歌集『千夜曳獏』に以下の方々から推薦文を頂きました。(あいうえお順、敬称略)『砂丘律』が好きだと言うお客さんに、次に薦める本はずいぶん悩まされた。千種さんの言葉は特別な光り方をする。今の言葉で今の速さで、読者の詩情をするりと引き出す。『千夜曳獏』はより強く、ためらいのない一冊。/池上きくこ(葉ね文庫店主)祈りについて、裏切りと赦しについて。石斧のやうな手触りの主題を深く秘めながら、千種はゆ
2020年6月21日 15:38
各方面の『千夜曳獏』に関する感想をこちらにまとめております(随時更新中)。多くの方に感想を頂き、書き手冥利に尽きます。皆さんは剣道を見たことがありますか。選手は袴の下で常に両足の幅を調整したりして足を動しています。足を動かさずどっしり構えた方が強いと思われるかもしれませんが、これは「居着く」と言われ、実は何にも対応できない状態です。常に足を動かしている方が強いのです。千夜曳獏は、前作『砂丘
2020年11月28日 16:14
2020年11月22日(日)15:00-16:00、東京・銀座の貸会議室において歌集『千夜曳獏』読書会が開催されました。出席者は、同人誌「まいだーん」参加の上條素山、高山邦男、種市友紀子、爲永憲司(司会)、千種創一、三井修(五十音順、敬称略)です。また、ゲスト参加予定だった川野里子氏からはレジュメ(末尾)の共有がありました。 外部にも議論を共有し、またそこから新たな議論が生まれればとの思いから
2020年12月29日 12:51
1年前に「2020年は創作と再生の年にしたい。どんどん書く。どんどん生きる」と書いたけど、それは虚勢であって、正直かなり、心の状態はよくなかった。それでも自分のその言葉にひっぱられるように『千夜曳獏』が出たし、詩を書き続けることで「ユリイカの新人」も受賞することになった。今、言霊というものを、そして自分を、少しだけ信じている。【執筆】短歌5首「ボスポラス・ダーダネルス」 短歌往来1月号
2020年5月9日 18:06
2016年2月14日(日)9:50-12:45に名古屋の長円寺会館2階において、加藤治郎さん、荻原裕幸さん、田口綾子さんをパネリスト、廣野翔一さんを司会として『砂丘律』批評会が開催され、約100人が出席しました。 批評会に出席できなかった人にも議論を共有し、またそこから新たな議論が生まれればとの思いから、パネリスト及び壇上発言の要点を以下のとおり公開します。(敬称略)1 田口綾子(1)口語