知古文庫[コミティア150・文学フリマ東京39出店します😸]

世の中の人たちがすなるnoteというものをしてみようと思ってするなり。 知古文庫の造る…

知古文庫[コミティア150・文学フリマ東京39出店します😸]

世の中の人たちがすなるnoteというものをしてみようと思ってするなり。 知古文庫の造るほう、知古が書いていきます。 日々、閉じこめておいてるものが、だだ漏れてしまったときにしれっと書きます。 だだ漏れの「だだ」ってなに? 手ぬぐいTwitterの補足を書いたりもします。

最近の記事

[ゆる🎭観劇録]明日のアー本公演vol.10『整理と整頓と』

於 SOOO dramatic。入谷にあるコアワーキングスペース? アートスペースか、スタジオのようにも見えた。 ✒ 明日のアーは、以前にテアトロコントで見た。配信で公演も一度見たかな。ただ、そのときは「難しいコントだな」とか思った記憶。あと、いわゆる小劇場の雰囲気と違う感じがして、実際、演劇に通っていたときにあまり足が向かなかった。コントだからかしら? 主催がデイリーポータルZのライターさんらしいので、少し演劇と異なる匂いを感じたのかもしれない。一時期は、アングラ劇団で

    • コミティア参戦奔走録① [準備編]

      冒頭に情報をば。 コミティア150に出店 2024年11月17日(日)に開催される、「コミティア150」に出店します。 知古文庫(ちこぶんこ)は、東6ホール[つ44b]です。 コミティアは初参加となります。 ラインアップは、今回新刊となる手ぬぐい蒐集本2と、オリジナル手ぬぐいを持っていく予定です。小説も少し持っていこうと思います。 文学フリマ東京39に出店 夏に引き続き、2024年12月1日(日)開催の「文学フリマ東京39」に参加します。 こちらも手ぬぐい蒐集本2、オ

      • [ゆる🎭観劇録]ウンゲツィーファ 『8hのメビウス』

        於 スタジオ空洞。数年ぶりにきた空洞。道を忘れかけていた。地下空間の、舞台というよりはアートスペース。音響も照明もそれなりの規模。ただ、開演前のシーンから、床、壁につながるシームレスで蛍光系の緑色で彩った舞台のセットの作りかたに気持ちよさを覚えた。メビウス感をサラリと表現していた。 ✒ 「ウンゲツィーファ10周年記念演劇公演」と書かれていたので……というか、もう10周年(いや、たしかにそんな感じではあるが自分も歳をとるはずだ……)か。役者さんはいかにもウンゲの信頼感ある面

        • [ゆる🎭観劇録](劇)ヤリナゲ #プレイ 『ロックンロールは死なないが君は死ぬ』

          三鷹SCOOL。ひとり芝居。だがスクリーンと音声がふんだんにあるので、ボリュームが薄いということは決してない。 演出のヤリナゲも、作のカミグセも、観劇にハマっていた時期に、奇しくもあまり見る機会に恵まれなかった劇団で、ヤリナゲは活動を休む前の公演、カミグセは再演を1作品見たのみ。こんな形で出会えるとは思わなかった。 そして、こんなにグサグサ刺されるとは思わなかった。 ✒ 女性の一生を描いた作品、というのは冒頭でわかったが、話の展開で、どこまで描くのだろうと、ちょっと時間配

        [ゆる🎭観劇録]明日のアー本公演vol.10『整理と整頓と』

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          📷 看板撮影録 [旅情看板発掘録 静岡編(〜沼津・三島・清水・浜松〜)]

          📷 看板撮影録 [旅情看板発掘録 静岡編(〜沼津・三島・清水・浜松〜)]

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          [📕ゆる読書録] 『命の島 遠州船遭難顛末記』 竹中敬明

          旅行でたちよった、浜松の駅ビルの中にある谷島屋書店で購入。旅のお土産に、新幹線のお供にでもと入ってみた。大型書店だったが、並べてある本は都内とさほど変わらない感じがした。配本の仕組み上、同じような流通になってしまうのは仕方ないか。 せっかくだから地域の本ならと、静岡郷土の本コーナーで一冊購入。版元も羽衣出版と静岡っぽい名前。 ✒ 江戸時代に、新居に住む船乗りたちの話。積み荷を各地に運ぶ仕事をしていたが、房総半島から流され遭難してしまう。やがて島に流れ着いたが、ヒトもいない

          [📕ゆる読書録] 『命の島 遠州船遭難顛末記』 竹中敬明

          旅行記 [四十七都道府県閑歩覚書 ~静岡編(沼津・三島・清水・浜松)~]

          お盆休みに静岡へ行きました 静岡県は伊豆や熱海あたりへ行ったことがある。なにせ広い県なので、西部の浜松のほうはなにがあるのかわからなかった。ぼんやり、餃子? うなぎパイ? たしか染色工場もたくさんあったはず。 グリーン車で行く 新幹線にするかで悩んだ。ともかくアレは快適である。ただ、お財布のことを考えた末に鈍行を選ぶ。最近は、ダイヤ改正と他社乗り入れが進んだ関係で、終点までの距離が伸びた。鈍行でも、そのまま乗っているだけで3県くらいまたげる。もう小旅行である。朝、疲れた

          旅行記 [四十七都道府県閑歩覚書 ~静岡編(沼津・三島・清水・浜松)~]

          [📕ゆるゆる読書録]『向坂くじら』犬ではないと言われた犬

          エッセイ本はなんだか純度が高くて、一気に読むのが難しい。アルコール濃度みたいだなと思う。 SNSで見かけて「これは面白そう」と買った。百万年書房の本は以前一冊持っていて、まあ、この版元なら間違いないだろうという確信はあった(出版社で判断するのは結構妥当なことだと思っている)。どうせなのでサイン本。造本にあまり豪勢な用紙をつかってない感じがとてもよい。 「このひと、さいきんよく見かける名前だな」と思っていたら、芥川賞の候補になっていた。情報にうとすぎて、さすがに嗤う。そして

          [📕ゆるゆる読書録]『向坂くじら』犬ではないと言われた犬

          日記なるもの[2024.07.29] 地団駄

          テンションは続かない。 長い時間電車に乗って通勤していると、くたびれる。ウォーキングアプリ上は、移動しないからゼロカロリーなはずだが、この疲労感は数値にしがたいものがある。だから、同じように長く通勤するひとが、少しでも早く座席に座りたいという気持ちはわかる。私も座りたい。ギャンブルのように釣り革に捕まり、前に座っている人が立つのを待つ。 隣に立っている人が明らかにソワソワしていた。座りたいんだろうなあ…私だって座りたい。ギャンブルを外したときの負けた感は、ともかく腹が立つ

          日記なるもの[2024.07.27]

          フォロン展を見る フォロンは画家という位置づけだけど、イラストレーターと呼んでいいと思っている。少なくとも、私が勉強していた時期に、イラストレーションとして一番感銘を受けたのはフォロンだ。 70、80年代の水彩などは特にうますぎて感動した。ただ、ポスターの展示がオフセット印刷の複製しか展示されていなかったのが残念。オフセット印刷の技術はきれいだけど、シルクスクリーンや原画には及ばない。 フォロンの展覧会は日本では30年ぶりだとか。なぜかその時の図録はよく古本で出回っていて、

          オリジナル手ぬぐい制作の覚書

          オリジナル手ぬぐいの第②段をリリースしました! その名も『鬼のパンツ 良いパンツ 手ぬぐい』!! 鮮やかな色彩! 心地よい手ざわり! 会心の出来! お子様からご高齢のかたまで、お使いいただけます! ぜひ、一家に一枚、あなたのお手元に! ……なんてかっこよく言えたらいいのに、内心は当分この在庫と付き合わなければなあと思っているところ。 売上云々よりは、せっかくなので多くの人に手に取ってもらい、楽しんでくれたら嬉しいなと思っています。もし、気になりましたら、Boothのほうを覗い

          [📕ゆる読書録]『優しい女』ニンチ

          SNSで書影が流れてきたので、ピンときて購入。並製本。函入り。取り出すと、鉛筆で描かれた女性のヌード画が表紙になっているが、まあ、助平な気持ちで買ったわけではない(と、一応エクスキューズ)。ただ、この画の魅力に釣られたのも否定しないし、函から滑らせると覆っている衣服をはぎ、素肌を晒すように現れる表紙は示唆的。手にとってくれと息をひそめて待っているような本に惹かれる。しつこく帯にキャッチコピーを入れている本ほど警戒してしまう。ただ、売上とか部数とか言いだすと、待っている本は寂し

          'elseのこと

          どうして歌謡曲と恋愛の思い出を結びつけてしまうのだろう。音の魔力は言葉の重みより蠱惑的だ。自分は詩や俳句を読むのが苦手で、行間とかではなく、できるだけ順を追って書いて読ませてくれる文のほうがしっくりくるのだけれど、旋律が乗ると格段に情景が浮かびやすくなる。 音楽はずるい。心を揺さぶりやすすぎる。 ✒ 'else 'elseというバンドがあった。 今となっては情報も探してみても、わずかな断片しか見つからなくなってしまっている。 ボーカルは河村裕子さんというかたで、さっぱり

          文学フリマ東京38回録

          まずは今回の出店にあたり、ブースに来てくださったかた、足をとめていただいたかた、ご購入くださったかた、そして、気に掛けてくれたかたへ、感謝申しあげます。 まことにありがとうございました。 ✒ 寄る年波もあり、今回は全体的に落ち着いていこうと思って望んでいた。いつも設営でへとへとになっていたし、一番の悩みどころの自意識……上手く話そうという感情は、もう仕方ないという諦めも出てくる歳だ。 そのせいあってか、今回はいつもながらのコミュ障っぷり(支離滅裂でなにを喋っているか自分で

          忘却書籍振返 〜文学フリマ東京38に向けて〜

          まず、告知をいたします。 きたる2024年5月19日の『文学フリマ東京38』に知古文庫はG-10で出店します。2年ぶりの参加となります。 前回は、手ぬぐい蒐集本を造り、今回は、オリジナル手ぬぐいを造りました。造ったからには、多くの人に使っていただきたい……という気持ちが芽生えています。覗きにくるだけでもよいので、お立ち寄りいただければと思います。 当方、たいへんコミュ障をこじらせておりますが、落ち着いているときだったらだいたい喋れます。 webカタログ ▶ https:/

          四十七都道府県閑歩覚書 ~長野編(上田・長野・穂高・松本)~

          47都道府県を制覇するとの目標をもっている(まるでヤ○キーのようだが、ただすべての県に行ってみたという話)。長期休みがせまると、残りの未踏の地を埋めようと旅行の計画を立てる。これを書いている時点で、あと7県。 踏破済みのリストを見返すと、ひとつ疑問の県があって、はて、長野へは、どこへ行っただろうか? リストにある以上行ってはいるはずだが、イマイチ思い出せない。いや、でも行っているはず……と、まあ、自己申告でやっていることに、アレコレ正当性を主張しても意味はないし、気になるなら

          四十七都道府県閑歩覚書 ~長野編(上田・長野・穂高・松本)~