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運動とは無縁の私がランニングに挑戦することにした

今すごくワクワクしている。
なぜなら、新しいことを始めようとしているから。
しかも、自分には一生縁がないと思っていた“走ること”を。

恥ずかしながら、私は小学生のときから“体育に△がつく”ほど運動が大の苦手だ。
走るのも、投げるのも、飛ぶのも、何もかもできない。

かろうじて人様のレベルにできるのは、小学4年生から数年やっていた水泳。
水が怖くて泳げない自分が嫌で、スイミングスクールに入れてもらった。
幼稚園の子に混じって「カエルコース🐸」から頑張った涙ぐましい過去がある。そのおかげで、クロールと平泳ぎはできるようになったし、教員になってからも水泳の授業があるので、やっておいて本当によかったと思っている。

毎年のスポーツテストでは、ボール投げは真下に落ちるし、シャトルランは数回で脱落、反復横跳びでは転ぶ。
並の人が言う“運動が苦手”の次元ではないのだ。

学生時代は、運動神経が悪いことがかなりのコンプレックスだった。
大人になるにつれて、苦手なことは避けて通れるようになったので、運動とは無縁の生活を送っていた。

万年ぽっちゃりの自分がそろそろ嫌になり、3年前に筋トレを始めた。
パーソナルトレーナーに付いてもらい、体を動かす楽しさを人生で初めて味わった。変わっていく自分を見ることが楽しい。自分に自信をもてるようになり、筋トレを始めたらいいことだらけだった。
“体を動かすのは気持ちがいい”という気持ちを、生まれて初めて味わった。

一時期は、1日おきにジムに通っていたが、だんだんペースが落ち、今では週に1度に。また、食べることが何よりも好きなので、気付いたら筋トレ前の体型に少しずつ近づいていた。

これはまずい。
何かまた運動を始めたいと思っていた。
頭をよぎったのは有酸素運動のランニング。

前から、走る習慣がある人ってかっこいいと思っていた。
軽やかに走るってかっこいい。心にも体にもよさそうだ。

でもやってみようとはしなかった。
走れないから。走ったことがないから。走る姿を見られるのが恥ずかしいから。


先週、久々に会った友達が
「最近走るようになったんだよね。マラソンにでることにしたの。」

楽しげに話す友達を見ていたら、なんだか「私も走ってみたい」と言う気持ちがむくむくと湧いてきた。
でも、50メートルだって走れない私にはできないよな。体が重いし。

帰って夫に話すと「やってみればいいじゃん、走るってそんなに難しいことじゃないよ。」とあっさり言われた。

そうか、私は絶対にできない、できるわけがない、と勝手に決めつけていたのだ。

「走ってみようかな……。」
「いいじゃん!やってみなよ!」

元陸上部の夫に練習方法や走り方を聞いているうちに、私にもできそうな気がしてきた。今よりちょっとほっそりした自分が、軽やかに走っている姿まで妄想した。
その気になっている勢いで始めちゃえ。

「走るなら、ランニングシューズを買ったほうがいいよ。」という夫のアドバイスを受け、まずは形から入る私は、翌日スポーツ用品店へ向かった。

そこで出会ったスタッフさんがとても素敵だった。
ランニングシューズのことだけでなく、走ることについてもたくさん教えてもらった。

・走り切った喜びは自分だけのもの、何にも変え難い
・半年後の自分は必ず変化している
・走り続けることが大事だから、速くなくていい
・走ることで、疲れにくい、ぐっすり眠れる、痩せやすい体ができる!

ランニングシューズを抱えて帰る私に、スタッフさんが「走る生活を楽しんでくださいね!」と声をかけてくれた。

やってみようかな〜とゆるく始める挑戦だけど、
新しいことを始めるって、こんなにワクワクするものなんだな。

ちゃっかり、こんな本まで読んだ。
大好きな松浦弥太郎さんが走ることを始めてからの日々の気づき。

まずは10分、いや5分から始めてみよう。
歩いてもいい、進み続けよう。
走ることでしなやかな心と体をつくっていきたい。

ゆくゆくは、目指せハーフマラソン!!

今日は選挙会場まで2キロほど歩きました◎

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