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映画と美術

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美術作品や美術にまつわる映画作品について書いた映画批評のnoteです。
美術検定を受験しようとしている方や、美術史に興味がある方、映画を美術の観点から鑑賞したい方の参考に…
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記事一覧

映画と美術#20『清子の場合』社会的規範が呪いのように語り掛ける

▷キーワード:出光真子、メディア・アート、フェミニズム 東京国立近代美術館にて特別展「フ…

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CHE BUNBUN
6日前

映画と美術#19『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』オリエンタリズムに染まる

※この記事は最期まで無料で読めます。 ▷キーワード:ポール・ゴーギャン、ポスト印象派 ゴ…

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CHE BUNBUN
6日前
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映画と美術#18『ル・コルビュジエの家』機能的に機能不全

※この記事は最期まで無料で読めます。 ▷キーワード:ル・コルビュジエ、近代建築 「住宅は…

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CHE BUNBUN
12日前
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映画と美術#17『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』心象世界の客観視とし…

▷キーワード:フランシス・ベーコン、具象絵画、ロンドン派 1976年、アメリカの美術家R・B・…

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CHE BUNBUN
4週間前

映画と美術#16『はじまりの記憶 杉本博司』目に見えないものを物質化する儀式

▷キーワード:杉本博司、写真、現代アート、シミュレーショニズム 1980年代まで、写真と美術…

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割引あり
CHE BUNBUN
4週間前
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映画と美術#15『オークション 盗まれたエゴン・シーレ』絵画の真贋と美術界の真贋

▷キーワード:エゴン・シーレ、頽廃芸術、アートビジネス 2003年、ロンドンのオークション会…

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CHE BUNBUN
1か月前
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映画と美術#14『フリーダ 愛と痛みを生きた肖像』芸術界における男女の不均衡について

▷キーワード:フリーダ・カーロ、シュルレアリスム メキシコを代表とする画家フリーダ・カーロ。彼女は美術史におけるハブとして重要な存在でありながら悲劇的な人生を歩んでおり、それが心象世界の表現へと直結していたことからか、多くの映画作品が生み出されている。第97回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞のショートリストに選出された『フリーダ 愛と痛みを生きた肖像』は、フリーダ・カーロの軌跡をWikipedia的になぞった作品ではあるものの、彼女の肉声や当時のフッテージを繋ぎ合わせるこ

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映画と美術#13『写楽』蔦屋重三郎のビジネス的側面にも注目

▷キーワード:浮世絵、東洲斎写楽、蔦屋重三郎 17世紀後半、江戸芸術の代表ともいえる「浮世…

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CHE BUNBUN
1か月前

映画と美術#12『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』地獄の門制作舞台裏を覗く

▷キーワード:印象派、オーギュスト・ロダン、彫刻 「地獄の門」「カレーの市民」と数々の傑…

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CHE BUNBUN
1か月前

映画と美術#11『赤い風車』ロートレックは恍惚に身を投じて

▷キーワード:印象派、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、版画、ジャポニスム 「アン…

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CHE BUNBUN
1か月前

映画と美術#10『ヴァン・ゴッホ~最期の70日~』「オーヴェルの首吊りの家」との意外…

▷キーワード:フィンセント・ファン・ゴッホ、ポスト印象派、ポール・セザンヌ 「ひまわり」…

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CHE BUNBUN
1か月前
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映画と美術#9『セザンヌ』ストローブ=ユイレのセザンヌ解体新書

▷キーワード:ポール・セザンヌ、印象派、ポスト印象派、キュビズム、抽象画 「モネは1つの…

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CHE BUNBUN
1か月前
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映画と美術#8『exergue - on documenta 14』ドクメンタ14の地獄すぎる裏側とは?

※この記事は無料で最後まで読めます。 ▷キーワード:ドクメンタ、アートビジネス、頽廃芸術…

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CHE BUNBUN
2か月前
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映画と美術#7『まる』コンセプトが手中になければ悪用される

※この記事は無料で最後まで読めます。 ▷キーワード:ミニマル・アート、吉原治良、具体美術協会、アンフォルメル、アクションペインティング 荻上直子監督は、最近作風を変えたらしい。ここ数作、タイミングが合わず観られてない荻上直子作品だが、かつてのゆるふわごっこ遊びのテイストから変わり、スピリチュアルに対して皮肉をぶつけている、あるいは露悪的に描いているらしい噂を聞いた。最新作『まる』は観る予定がなかったのだが、「〇を描いただけの作品がもてはやされる様を描いた映画」と訊いて美術

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