『ヤバい集中力』鈴木祐①
このnoteには、私が読んだ本の要約を毎日載せて行きます!
私は現在の20歳になるまで本を1冊も読んだことがありませんでした。さすがに読まないと“ヤバい”と思い、読み始めることにしました。
そこで記念すべき第1冊目に選んだのは、知人から紹介された鈴木祐の『ヤバい集中力』です!
まずは、本書の「はじめに」と「序章」を要約して行きます!
◎「はじめに」P.3-P.9
現代人が抱える悩みの一つである「集中力が続かない」ことは、紀元前700年の古代ギリシアの時代から既に存在していた。
集中力は人生で不可欠な能力であり、近年の研究では「集中力が人生の成功を左右する」と言われている。研究データからは集中力の一要素である「誠実性」を持ち合わせる人ほど幸福に暮らしている傾向があると分かった。つまり、集中力は現代人の最重要スキルなのである。
世間では集中力を向上させる方法にタスク管理の徹底や環境を整えるなどがあるが、実践しても継続できなく、すぐにやめてしまうことがほとんどだ。そこで、本書では「集中力とは何か?」という本質・正体を理解することで集中力の向上を目指す。
本書を最後まで読み通せば、「ヤバい集中力」を習得できる!
◎序章「獣と調教師」〜ポテンシャルを400%引き出すフレームワーク〜P.19-P.48
1.一般人の4倍の生産性を持つハイパフォーマーはなにが違うのか?
我々の知っているレオナルド・ダ・ヴィンチなどの天才でさえ、注意散漫な性格でやり残したことは多い。しかし、「ハイパフォーマー」という高い集中力を維持し、その道で力を発揮する人も存在する。例えば、トーマス・エジソンなどがその一人である。
ここで言う「ハイパフォーマー」は研究から一般人より400%を超える生産性を上げると分かっている。「ハイパフォーマー」は生まれつき能力を持った人もいるが、そうでない人もいる。集中力は生まれつきの性格により50%決まってしまうと分かっているからだ。だが、残りの50%は修正の効く“ある要素”によって構成されている。その“ある要素”が本書で言う「獣と調教師」である。
2.集中力の問題を一挙に解決するフレームワーク
「獣と調教師」とは人間の「分裂した心」を表す。理性と衝動などがその例である。脳で言うと獣が辺縁系で調教師が前頭前皮質である。
このように、集中力という言葉を使わないで、「獣と調教師」と表したのは、集中力が一つの能力ではないからです。集中力はすべての過程を表し、それは、「自己効力感」「モチベーション管理能力」「注意の持続力」「セルフコントロール能力」という5つのスキルをいう。
3.「獣」は単純で過敏だが、超絶パワーを発揮する!
「獣」は3つの特性を持つ。①難しいものを嫌う、②あらゆる刺激に反応する、③パワーが強い、である。
①は具体的でわかりやすいものを好み、抽象的で解読困難なものを避けようとすることで、②は我々の気をそらす要素に反応すること、③は研究データから分かった人間が1秒間に1100万もの情報を処理するため、瞬時に体を乗っ取られてしまうことを言います。
人類の祖先のサルから約600万年前から作られた本能であるため、自身の内なる「獣」のコントロールは難しい。
4.「調教師」は論理的。大飯食らいの割に、力がショボい......
「調教師」も3つの特性を持つ。①論理性を武器に使う、②エネルギー消費量が多い、③パワーが弱い、である。
①は「獣」が暴れるのを食い止める合理的な思考で、②は思考することにより脳に多大な負担をかけるため、多くのエネルギーを使うこと、③は①と②より「調教師」が脆いことを表す。
5.集中力向上のための3つの教訓
上記の説明から集中力アップを図る上で重要な3つの教訓がある。
それは、①調教師に獣は勝てない、②集中が得意な人など存在しない、③獣を導けば莫大なパワーが得られる、ことである。
これらの3つの教訓、つまり、「獣」を乗りこなすことができれば、情報量が激増する現代社会では「ハイパフォーマー」・「最大の資産家」と成るのである。
以上です。初めて真剣に本を読んでみたら思いのほか知識が増え、非常に面白かったです。本に対する考え方が変わったような気がします!
今後も毎日要約して行きます!