📚47【本を出そう、本を出そう、出したらどうなった?】出さ(せ)ないけどね 939
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本を出そう、本を出そう、出したら
どうなった?
城村典子(出版する人を応援したい書籍編集者、出版コンサルタント、青山学院非常勤講師、株式会社Jディスカヴァー代表)
みらいパブリッシング 213頁
2024/7/10初版
タイトルに惹かれて手に取ってみた。
小説などの創作で出版を目指す人にとっては、直接的なアドバイスにはならないかもしれない。
出版社•編集者の役割りや出版•流通の仕組みを知るという意味では面白く読めると思う。
城村氏は「本を出したい人」「本を出した人」のことが日本で一番好きな編集者。
本を書きたい人、本を書いている人、本を刊行してきた人のことが大好き。
「本を出したい人がどうしたら出版できるか」を研究し、実現できるように変質的なこだわりを持っている。
独立して12年間悩んだ結果、「すべての人は本を書ける素質を持っている」「本を出すことは著者も読者も幸せになる」「本を出すにはハードルがあるが
超えるためには『出版の神様を味方にする』」ことに辿り着く。
商業出版=本を売らなくてはならない=読者に支持されなくてはいけない=読者に喜ばれる本を作らなくてはいけない
これは「出版社が出資者だからと出版社の言いなりになる」のではなく、「出版社や編集者を応援し、著者として社会や読者に貢献する」ということ。
本書には
「本を出すと幸せになるよ」
「世の中が変わるよ」
「相談に乗るよ」
「全力で応援するよ」と城村氏から出版する方への愛が溢れている。
出版•流通の仕組みや、出版企画書の作り方、著作権や印税の話ほか、返品制度や刊行後も売り続けることについての、経験に基づく具体的なエピソードも満載。
出版の扉に手が届きそうになっている方々には、是非とも実現させてほしいと思う。
「と思う」なんて他人事みたいだけれど、元々は「書くことを仕事にしたい」と思っていた。
noteに書くことがトレーニングになればと思っていた。
少しだけ自分語り、失礼しますね。
創作大賞発表後、惜しくも受賞には及ばず、大いに落胆された方や既に気持ちが2025年に向かっている方がいらっしゃる。
私自身は、2023年の小説『麻子、逃げるなら今だ‼︎』ほど熱心には書か(け)なかった。
だから当然ながら悔しくなかった。
では来年に向けて書くか?と自分に問うてみても、私が書きたいことって創作大賞のジャンルではないみたい。
日常の何ということもないアレコレを「ちょっと聞いてよ」と面白おかしく誰かに伝えたい。
有名人でもないし劇的なことも起こらないのに、一体誰が読みたいと思うんだろう。
でもね、そういうのが好きみたい。
私の今までの人生には、日常会話や雑談やどーでもいー話を聞いてもらう機会が足りていなかったんだと思う。
「ちょっと聞いて‼︎」と思っても、聞き手がいなかったんだと思う。
耳を傾けてくれたら、きっと面白く伝えることができたのに。
この辺りのことは、いずれ別記事で書くつもり。
で、お読みいただいて面白いかどうかは判らないけれど、「面白いと感じてもらえれば嬉しいなぁ」という気持ちで、取るに足りないようなことを楽しく書いている。
果たして、書籍化•出版からは遠去かるばかりなり。
出版をめざしている方々へ
城村氏の言葉を記しておきます。
今のうちに、扉の前にいらっしゃる方々からサインをいただいておこうかしらね。
サインペン、サインペン…… (11/5)
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