💁精神科にかかる？心療内科にかかる？　908

約2年半前、職場で倒れ、タクシーに押し込まれて早退した。
過労とパワハラは何年も前から分かりきっていたから、倒れる前日には館長に相談していた。
プライベートでもモラハラや介護問題が山積だった。

直属の上長Aさんは「プライベートは誰にでもいろいろあるから」と、私が面談を申し入れても拒否。
「あなたは部署の責任者。
上司なのに部下を怖がるのはおかしい」と関心を示してくれなかった。
だから彼を飛び越して、館長に相談したんだよ。


館長は「Aさんには内密にしておく」と約束してくれた。
その上で「何ヶ月も前からあなたの身に起きている身体症状はメンタル由来。
早急に心療内科を受診して診断書をもらうこと。
診断書が出れば、Aさんが何と言おうと休んで構わない」と言ってくれた。

できれば評判の良いところにかかりたい。
でも心療内科なんてそう易々とは予約が取れない。
断られ続けた最後の最後に「凄く評判が良いから絶対に無理」と思っていたクリニックに電話をかけてみた。
案の定、何ヶ月か待ち状態だと断られた。


電話を切ろうとしたそのとき「あ、つい先ほどキャンセルが出ました‼︎」と2日後の予約を受けてもらえた。
神ですか……
※「評判が良い」という情報は、（仕事がら）地域の介護業界のネットワークよりget。


倒れた翌日が予約日。
まったく何というタイミングなんだ‼︎
うつ病と診断された。
「明日から休んでください。
職場には足を運ばず、職場の人達ともできる限り連絡を取り合わないでください」と強く言われた。
認知行動療法（途中、対人関係療法も）と投薬治療が始まり、現在に至っている。

noteに度々「心療内科受診」と書いていた。
あるクリエイターさんのコメントから「はて？精神科と心療内科の違いってなんだろう？」と疑問を持った。
2年半も通院しているのに、今更……

通院しているクリニックには診察券がない。
毎回、受付で健康保険証を提示する。
書かれたものが手元にないので、今まで診療科を意識したことがなかった。
名称だって「○○診療所」とシンプル。
HPで確認してみた。

【診療科】
精神科
診療内科（※心療内科の誤りだと思われる）
内科（一般内科）
物忘れ外来
カウンセリング
脳波・心電図などの各種検査。採血は随時可能です。

Y医師の前職は市民病院の精神科医だし現在も提携している。
当たり前といえばその通りなんだけど「精神科」だった。
「心療内科」の方がイメージがソフトだからか、あえて「精神科」を前面に出さないところや「メンタルクリニック」を名乗るクリニックも多い。


ずっと以前に「血を見るのが嫌だから精神科医になった」とか「精神科は治癒（寛解）が明確ではないので楽そう」「薬を出しておけばいい」などという話を聞いたことがある。
今は……患者が増えて、とてもじゃないけど楽そうではない。
でももしかしたら、そんな感覚の医師がいないとは言い切れない。
恐ろしや……

精神科と心療内科の違いが比較的 ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎ 解りやすかったのが以下。
ご参考まで。

精神科医になるには？仕事内容や必要な資格、給与事情を解説 | 医師の求人・転職・アルバイトは【マイナビDOCTOR】

精神科と心療内科の違い - 南港クリニック

心療内科と精神科はどう違う？ | 徳島の心療内科・精神科・認知症外来 そよかぜ病院

語弊を恐れずに超簡単に書いてしまうと、精神状態が身体症状を引き起こして（以前は「心身症」と呼ばれていた）いれば心療内科。
精神状態が精神疾患を引き起こしていれば精神科。

うつ病などはどちらにも当てはまる。
どちらかでないと診断できないわけではない。
どちらかでないと治療できないわけではない。
ではどちらにかかるか？となったときには、両方を掲げているところにかかるのが心強い。
そりゃあそうだ。
どの診療科にかかっても、相性•信頼関係が大切なのは言うまでもないけれど。

精神科医として第一線で働くためには「精神保健指定医」や「精神科専門医」の資格が必要だけど、必須という訳ではない。
つまり、精神科を謳っていてもこれらの資格を所持していない医師もいるってこと。
他科から転科した医師なら尚更。

因みに修（仮名、長男）のADHDを疑ったときに訪ねたのは、当時は未だとても少なかった「小児精神科」。
めっちゃ探したし、めっちゃ待った。
なのに修が「あの先生、何か嫌」と嫌ったので、3回で終わってしまった。
親の心子知らず。

精神科でも心療内科でも、お薬を出すだけ、何ヶ月も何年も同じお薬を同じ量処方し続けるだけのところは、楽して稼ぎたいのかもしれない。
精神のお薬は高価だしデリケートだしQOLを直撃する。
増減や種類の取捨選択には、確かなスキルと経験が必要だと思う。

医師が患者の顔を碌々観ない、話を聴かない、話をしないところなら、考え直した方がいいかもしれない。
前回受診から今回までのあれこれを上手く聴き出してくれるか？
表情•仕草•姿勢•言葉のほんのちょっとした違和感に気づいてくれるか？
そんなところがポイントになると思う。
もちろん患者側だって、洗いざらい伝える必要があるけどね。

医師自身が勉強•研究熱心なのも好ましい。
新しい考え方や知らなかった療法を一刀両断しないで「取り入れてみよう」という姿勢を持っていらっしゃると嬉しい。
「（医師自身は）詳しくないけれど、こんな書籍を読んだよ」と教えていただいたり蔵書を貸していただけたりするのも嬉しい。

大病院の方が診療所より上、精神科は心療内科より上みたいな考え方があるけれど、一概には言えない。
大きな病院で流れ作業のような診療を受けるより、診療所の方がじっくりと話せるケースがある。
有名でお偉い精神科医よりお優しい心療内科医の方が頼りになるケースがある。
ケースバイケース。

私が通院している診療所は初診のみ予約制。
かなりの時間をかける。
再診は予約制ではないので、受付開始前から扉の前で並んで待つ（ビルの2階なので空調はきいてる）。
めまい、嘔気、過呼吸発作など身体症状が強かった当初は、寝台で横になって待たせてもらった。


時間枠が限られていないので、10分で済む方も1時間かかる方もいらっしゃる。
どれだけ長くかかっても途中で切り上げられてしまうことはない。
今でこそ10〜15分で済むようになったけれど、初期の頃は本当にありがたかった。

自分が知っているところや実際にかかっているところが正解で、他が誤りということではない。
ドクターショッピングでもしなければ、他の医師のことなんか知る術もないからね。
どんなに相性が良くても長年快方の兆しが全然見えないのなら、転院も選択肢のひとつだと思う（私見です）。

今回述べたことが話のネタになったり選択の助けになれば幸い。
私自身は、現在通院している診療所とY医師への信頼が、益々厚くなってホッとしている。　　　　（10/14）

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関連があるともないとも言い切れないような拙作をご紹介。
私がプンスカと腹立ち紛れに書いたのだけれど、いただいたコメントを埋もれさせてしまうのが勿体ない。
コメント欄も併せてお読みいただけると嬉しいです。　　　　　（10/18）

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