📚4【ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒】やっぱり好きなんだなぁ…(8/27 1:10加筆修正)
書評でもなく
感想文でもなく
何を書きたいんだろう?と思ったときに浮かんだのは
「やっぱり好きなんだなぁ…」ということだけ
タイムマシンなんか欲しくない私が
観たことのない映像、知らなかった活躍を求めて「今、70年代に行ってみたいなぁ」と恋焦がれてしまう
【ジュリーがいた
沢田研二、56年の光芒】
島﨑今日子(1954年京都市生まれ、ノンフィクションライター)
文藝春秋 2023/6/10初版
週刊文春2021/4/15号〜2023/1/26掲載に新たな取材と大幅に加筆
※ヘッダーは本書の一部画像です
※文中敬称略
著者島﨑今日子氏をインタビューされたルポライター朝山実様が当作にスキを下さいました
ジュリー沼へようこそ〜っ💁♀️⤵️
ジュリーには様々な顔があり、受け止める人によって、その印象は大きく変わる
ぱっと思いつくだけでも
可憐な少年だったGS時代
恵まれた容姿
タイガース解散
ショーケンとの間柄
ソロ活動
人気絶頂での結婚
中性的で美しいビジュアル
作り込まれた演出
バンドの解散と変更
暴力事件
慰謝料総額18億円の離婚
8年越しの不倫愛
ビジュアルの変貌
何度かのタイガース再結成
怪我や不振や567による休業
ライブのドタキャン
芝居•ドラマ•映画
唯一無二の天性の歌声
年齢を重ねて更に上手くなる歌唱……
映画原作⤵️
ノベライズ⤵️
メイキングとレシピ⤵️
私が知っているのは、当たり前だけれど、残念なことに生身のジュリーではない
テレビとライブと映画と本の中のジュリー
見せる(魅せる)ようにお膳立てされた姿だけ
スター•ジュリーだからそれで良い
ご近所に住みたいとも、プライベートを覗き見したいとも思わない
破天荒なキャラクターなのでは?鼻持ちならない奴なのでは?というのは全くの杞憂
彼に関わったあの人もこの人も、ジュリーのことを好きな気持ちがよく解る
メイクにもヌードにも奇抜な衣装にも突拍子もないアイデアにも無理な注文にも、「やります」と引き受ける爽やかさと謙虚さ
新たな挑戦に飛び込んで行く思い切り
ジュリーのスター性がファンのみならず、皆を惹きつけてやまない
女も男も惚れるジュリー
本の中に登場する、取材を受けた誰もがジュリーを悪く言わない
私が一番好きな歌🎶
年齢を重ねてからの方が声量と深みが凄いんですよ‼︎
これは若かりし日の紅白歌合戦⤵️
田中裕子との再婚後、人と自分が違うことを受け入れ「かも知れない」と考えられるようになったこと、選挙に行ったこともなかった青年が後年「わが窮状」で「憲法9条」を歌ったこと、60才を超えてライブで80曲をプロンプターなしで且つより良い声で歌えること、今年6月25日 75才の誕生日には埼玉スーパーアリーナでライブ…
「僕が唯一自慢できることは、一所懸命考えて一所懸命やってきたこと。熱い声援支えてくださいましたみなさんの気持ちを裏切らないように、これからも精進する覚悟です」(本文より)
謙虚でいて進化する姿勢は留まることを知らない
レコード大賞受賞曲をジャイアンが弾き語ってみた⤵️
「ジュリーには大物と言われる芸能人が放ちがちな威圧感がまったくなかったことと、妻に対する手放しの愛情表現、書いた原稿の確認時に直しがなかったことが、強く印象に残った」(後書きのようなものより)
関係者との飲食の最中でも「ちょっとお母ちゃん(妻田中裕子)に電話してくるわ」と中座するジュリー
妻と連れ立ってスーパーに行くジュリー
洗濯や料理を教え込まれるジュリー
スターにはイメージダウンになりそうなことでも、ジュリーには似合ってしまう
因みにタイトルの「ジュリーがいた」は過去形ではない
「た」は確定•発見の助動詞
「スターの過去だけではなく現在までもが含まれている」(後書きのようなものより)
今もなお輝き続けているし、恐らくこれからも輝き続けることは間違いない
好きなバンドやライブに行くアーティストは他にもいる
昨日もあるバンドの抽選先行に当たって大喜びしたところだし
でも、ジュリーが好きで良かったなぁ
ジュリーってこんなに愛されているんだなぁ
ジュリーって私が思っていたより余程偉大だったんだなぁ、と幸せな読了感
コンサートでは自分のことを「ジジイ」なんて言っちゃうチャーミングなジュリー
やっぱりこれからも好きなんだろうなぁ…
今回はちょっと乙女なちゃりれれがお届けしました
決してメンクイではありませぬが…
きゅんきゅん、てへ
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