酒蔵をめぐる「久留里新酒まつり」に行ってきました!
これまで「防災」について書いてきましたが、これからは「千葉」「地域」についても書いていきたいと思います。
さっそくですが、2024年3月3日に開催された千葉県君津市の「久留里新酒まつり」がとっても楽しかったのでレポートします!
久留里って、どんな町?
2月に南房総をドライブしていた帰り道、「そういえば、酒蔵ってないのかな?」とGoogle mapを検索したところ、「久留里駅」周辺にいくつも見つかりました。
「久留里線」「久留里駅」、という名前は聞いたことがありましたが、まったく降りたことのないエリアです。
調べてみると、かつて久留里城というお城があって、久留里は城下町。千葉県で唯一、環境省選定の「平成の名水100選」にも選ばれている水汲み場があって、地元の名水を使った酒蔵がたくさん並んでいるとのこと。
なんだか面白そう・・!と散策してみました。
まず駅前にあるのが無料の水汲み場。こんな水汲み場が町のいたるところにあって、車で来て10〜20本のペットボトルに汲んでいく方たちを何度も見かけました。
後ろにあるのは、立派な大谷石で建てられた「生きた水久留里 酒ミュージアム」です。千葉県の8つの酒蔵の地酒が展示・販売されていて、おちょこ1杯200円で地酒の試飲も可能です。
久留里駅から少し歩くと商店街に出ます。昔ならではの電気屋さん・お米屋さん・雑貨屋さんが並んでいて、懐かしい雰囲気です。古民家をリノベーションしたカフェもありました。
そして、いよいよ酒蔵!吉崎酒造さんは約400年もの歴史があって、千葉県内では最古の蔵だそうです。
商店街から少し離れた坂道を上ったところにあるのは、須藤本家さん。千葉県内で初めてウイスキーの製造免許を取得して「房総ウイスキー」も出しています。
色々散策してお土産を購入したあと、翌月開催される「新酒まつり」のポスターを見かけて、「こんな素敵な町で新酒まつりなんて絶対楽しい!」と行くことにしました!
久留里新酒まつりとは?
1,000円で「特製おちょこ」と首から下げられる「専用ホルダー」と「新種の試飲券5枚」を購入して、久留里の酒蔵を歩いてめぐりながら、この時期にしか味わえない新酒の飲み比べができるイベントです・・!!
もうポスターを見ただけで高まっちゃいました。ただ、昨年は9:00開始で早々に売り切れてしまったと聞いて、前日からコンディションを整えて早寝早起きで9:00には着くように急いで向かいました🏃♀️なかなかない体験です。
日曜日の早朝にも関わらず久留里線に乗っている人たちは、全員「新酒まつり」に向かっている状態なので、みなさんウキウキしているのが伝わってくる道のりでした。
地酒の試飲やおつまみ弁当を楽しめる「角打ち列車」も出ていたそうです!
久留里駅に着いてみると、すでに行列!受付で1,000円(現金)をお支払いして、おちょこ・ホルダー・試飲券・マップをいただきました。駅前ではジビエ・お好み焼き・焼き鳥など日本酒にぴったりなおつまみがずらりと出店した「ええもん市」も開かれていて、nanajigenさんの「鹿ハツ野菜」も購入しました。
まずは須藤本家さんへ。先日、お伺いした時は夕方で静かでしたが、今日はワイワイ!
さっそく試飲券を渡して、おちょこに注いでいただきます!試飲券がなくなっても1杯100円で購入できるそうです。
酒蔵ではなく酒屋の江沢商店さんでは、吉崎酒造さん・宮崎酒造さん・森酒造さんなど、あらゆる房総のお酒を試飲することができました。
町のいたるところにある水汲み場で、ササっとおちょこを洗ったり、お水を飲めるのが本当に助かります。飲んだ瞬間から「あ、まろやか」と思うほど飲みやすい味です。
酒蔵めぐりだけでも楽しいのに、商店街では、お野菜や漬物などを販売している「軒先にぎわい市」も開かれています。なんと「甘酒」や「おしるこ」を無料で配っているところもあって、おいしい!あたたかい!ありがたい!
商店街を歩いていると、反対側のお店にいる方たちからもどんどん「これ食べてって〜!」とか「お赤飯つくりませんか〜?」と声が掛かります。
お米屋さんでは、お赤飯の作り方を書いてくださって、ささげ(あずき)までお裾分けしていただいちゃいました、、!
酒蔵をめぐった最後には、久留里城黒田藩士邸宅である「田丸邸」で、抹茶と和菓子をいただきました。たくさんお酒を飲んだあとの抹茶、沁みます。
最後に、久留里線に乗って帰るときには、駅員さんから「奥房総」と印刷してあるおちょこをお土産にいただきました!かわいい!うれしい!
あるといいもの、いろいろ
現金(大量の100円、必須です)
ゴミ袋(ゴミ捨て場がないところも)
ウェットティッシュ
おつまみ(チーズやサラミを持参している人たちも!)
水筒(あったかいお茶も持っていきました)
商店街に臨時トイレがありました
帰りの切符を先に買ってる方も多かったです
とにかく本数が少ないので、帰りの時刻表は要チェックです
たった1,000円で楽しめる新酒の試飲だけではなく、「ええもん市」と「軒先にぎわい市」で買ったおつまみは、どれも美味しいのに都会のイベントでは考えられないような安い価格設定でびっくりしました。さらに無料でいただいた「甘酒」や「おしるこ」まで、、!
そして、酒蔵をめぐりながら「これ美味しいですよ」「どこから来たんですか?」と初めましての方たちともお話ししてる人たちがいっぱいで、ほんっと〜にあたたかい空気に包まれて、おなかもココロも満たされて想像以上に大満足な1日でした!
ぜひ来年以降も末長く続いてほしいイベントです!できたら年に4回やってほしいくらいです・・!来年も開催を楽しみにしています。
久留里駅は、新酒まつりの時期以外でも「生きた水久留里 酒ミュージアム」で試飲をしたり、酒蔵でお酒や酒粕を購入することができます!ペットボトルなどを持っていけば、水汲み場で美味しい名水も持ち帰れるので、お酒が好きな方は、ぜひ行ってみてください!🍶