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「自家発電」~誰のエネルギーも奪わない
今回は自戒をこめた学びについて書いてみたいとおもいます。
だいぶ前の私
どれくらいさかのぼれるかな、と思いましたが、少なくとも大学生で一人暮らしを始めていた頃かと思います。
気が滅入ると、すぐに友達に電話をかけて長電話をしていました。
今でこそ、自分も電話がかかってくるのは困ります。当時はコードレスでもなかったので、本当に受話器と電話を結ぶクルクルした線が届く範囲でしか動けません。
長電話の相手の、時間はもちろん、行動も気力もとても奪っていました。
そして、それほどに相手に迷惑をかけておきながら、結局自分の気分もそんなには晴れないものです。
また、せっかく相手がよかれと何かアドバイスをくれても、” 自分が欲しい ” アドバイスでなければ、うっとうしく思うほどです。
誠に身勝手でした。(Sえちゃん、当時はご迷惑おかけしました。<(_ _)>
つきあってくれてありがとう。)
「自分の機嫌は自分でとる」
すっかり広まっている考え方に
「自分の機嫌は自分でとる」
というのは良く聞かれますね。
ひとの気分は一日のうちでもコロコロと変わるものです。
そして、気分が落ち始めたきっかけも、案外「なんとなく」だったりします。
意外と簡単に、自分の機嫌が良くなる方法があったりします。
落ち込んでいる時には思いつかないものですが、日頃から、また過去の経験から、
「これをやると、気分が良くなる」
ということをいくつかメモしておいて、落ち込んだら自動的にやってみるのがいいですね。
単純にエネルギー切れを感じている時は、その場で何回かジャンプして、胸のあたりを軽くトントン叩くのもいいです。(師匠直伝です。お試しあれ。)
それでもダメな時は
いつもの「お約束」でも気分が晴れない場合は、紙と鉛筆の出番です。
きれいに書かなくていいんです。
誰かや何かへの不満を書いてもいい。
自分の不甲斐なさが情けない!と自分に対して不満を書きなぐってもいい。
漠然とした不安があるなら、言語化することで簡単にできる解決への糸口が見つかるでしょう。
それをやってみたら不安が消えて気分が上向く体験を何度もしてきました。
他人(ひと)のエネルギーを奪うということ
「だいぶ前の私」の項で書いたような、長電話をするという分かりやすい方法でなくても
他人のエネルギーを奪ってしまう行為は他にもあります。例えば
① 目の前で不機嫌な態度をとる
相手が、こちらの機嫌を直すようにあれこれ気を使ってくれたり、
相手の気分も一緒に悪くしてしまうことも、エネルギーを奪うことになります。
② 自分では考えず、問題解決を丸投げするような気持ちで質問をする
自分で何か考えた上で参考意見として聞く場合は、相手のエネルギーを奪うことにはならないけれど
それでも TPO をわきまえないと、物理的に時間と気力を奪ってしまうことには注意が必要です。
③ 言って欲しい言葉を暗に強要するような問いかけ、なげかけをする
「あぁ、こう言って欲しいんだろうな」と相手が察して合わせてくれる場合、それはつまり相手をコントロールすることになり
相手の自由意志=何と答えるか、もしくは何も答えない、問いかけを無視する、といったいろいろな相手の選択肢を奪っていることになります。
奪ったら満たされるのか?
人のエネルギーを奪ったら、奪った側は満たされて得をし、奪われた方は損をする わけではないのです!
ひとのエネルギーを奪っても、奪っても、「まだ満たされない。もっと欲しい」となるのが、人のエネルギーを奪っている時の状態です。
奪われた人も、貢献したならまだしも、奪われ損ですね。
他人(ひと)のエネルギーを奪わない
奪っても満たされないなら、人のエネルギーを奪うのはやめましょう。
そうすれば、双方にとってハッピーです。
では、どうすればいいのでしょう?
例えば「ひとのエネルギーを奪うということ」の ①~③ を
一人二役で自分がやるのです!!!
もう一人の自分が、「エネルギーが欲しいよう!足りないよう!」とパニックを起こしている自分に
「どうしたんだい?」
「何が足りないんだい?」
「一緒に考えてみようか」
と呼びかけるつもりで、一人対話をするのです。
不機嫌が顔に出そうな時は、他の誰とも会わずに
とにかく自分と向き合うのです。
自己発電とは
タイトルの「自己発電」とは、自分のエネルギーが枯渇した時に、自分でそれを作り出して補充・補填するといった意味合いです。
落ち込んだ時に自己復旧・自己完結して復活!ということです。
長電話していた過去の自分とは大違いです。
長電話した後って、自分でも「友達のも自分のも、時間を無駄にしたな~」と罪悪感にさいなまれてしまうんです。
それより、誰にも不機嫌な顔を見せず、自分でまた元気になれたら、
罪悪感をいただかなくて済んだ!っていうだけでもうプラス
なんです!
弱音を吐いた後は、なんともバツが悪くて相手に会わす顔がなくなりますし。(私の場合)
最後に
私は今でも昔の癖が出て、ついつい誰かに弱音を吐いたり、慰めて欲しい~という雰囲気でメッセージを送ってしまいそうになります。
その都度、
「あぶない、あぶない!相手のエネルギー奪うところだった!
さあ! 自分で自分と向き合おう!」
とノートに向かいます。
ノートワークはジャーナリングともよばれています。
未体験の方は是非! パソコンやスマホに書くのも効果があるそうですが、それよりも紙に書くのが効果が大きいです!
私に関わる全ての人に元気と勇気を!
そしてその人の変化を有形無形で応援していきます!!!
自己完結=自己発電。弱音を吐いた後の自分のバツの悪さから解放されるので、私は自己発電が好きです。
ちか (2024.2.26)