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東海自然歩道_9|宇治から茶畑景観美しい和束へ

今回は6月10日に歩いた
東海自然歩道歩きの9回目🙌
歩き始めた頃は極寒やったのに
だいぶ蒸し暑くなってきました💦

これくらいの気温になると
晴れてる日より曇りか小雨のほうが
歩きやすいような気もします🤣

今回の出発地点は宇治川にかかる
宇治橋の西詰、紫式部像前
そこまで歩いた記事はこちら🌱

宇治は一つの通過点ではあるけど
個人的には箕面から宇治までと
宇治から先だと気持ちが違う感じ…
物語でいうと章が違う感じでした

その理由は宇治周辺までは
過去に歩いたことがあったため
地名を聞いてもあの辺かと分かり
道は初めてでも安心感があった

逆に今回からは未踏の地が続く
不安もあるがワクワクが勝る😆

YAMAPの軌跡マップ

緑線が東海自然歩道ルートで
青線はそれ以外で歩いたルート
そして今回からは緑矢印方面へ…

■これまでの軌跡

赤線:今回のルート|緑線:完歩済

※詳細地図は目次最後の今回のルートで🗺

モーニングは宇治

前回の帰りは京阪利用したけど
今回はJR利用で宇治に降り立ちました

この日も前回に引き続き
1軒目の候補店に入店できず…

原因は外国人観光客で満席やったこと
有名観光地の洗礼を受けた朝でした😓

JR宇治駅から宇治橋への途中
2軒目の候補店へやってきました🙌

モーニングBセット|630円

今日もたくさん歩くので
2種類のうち量の多い方で😄

こちらは1店目と違い人おらず
のんびりしたくなる店やけど
長居するわけにもいかないので
満腹にさせていざ出発😋

店名|喫茶ヤベ
場所|京都府宇治市宇治里尻2
営業時間|7:00〜16:00(〜11:00)
定休日|木曜

東海自然歩道を歩く《9》

喫茶店から宇治橋西詰までは
歩いて5分もかからない近さ

源氏物語は11世紀初め頃作られた
長編小説で作者は紫式部であると
伝えられているそうです

物語は全部で五十四帖(巻)からなります。このうち最後の十帖は光源氏の息子薫や孫の匂姫と宇治に住む三姉妹との実らぬ恋の物語で、特に宇治十帖と呼びます。「橋姫」で始まり「夢浮橋ゆめのうきはし」で終わる宇治十帖には、朝霧にけむる宇治川の流れが不可欠でした。

現地の看板

2024年放送の大河ドラマ光る君へは
紫式部の生涯を描くそうなので
宇治や前回の起点だった石山寺など
ゆかりの地が盛り上がりそう😁

天ヶ瀬吊り橋とダム

今回歩き始める宇治橋周辺は
前回の最後に見た地図だと
自然歩道ルートが入り組んでる💦

赤線が自然歩道ルート

メイン道は右下への道やけど
宇治川両岸や天ヶ瀬方面の道は何?
悩んだけど天ヶ瀬まで少しばかり
寄り道してみることに😁

ルートは平等院前を左へ

自然歩道ルートは有名観光地
平等院前も通り抜けます

宇治川沿いの遊歩道を歩いてると
木々の隙間から鳳凰堂ほうおうどうが見えました
10円玉は単色やけど本物は鮮やか😄

中心部を抜けると風情のある道を
上流へ向けて歩きます

川沿いに宇治十帖の五帖である
宿木やどりぎの石碑がありました
他の帖も各所に点在してるそうで
物語に想いを馳せて巡るのも良さそう

宇治橋から2kmほど上流へ歩き
見えてきたのが天ヶ瀬吊り橋

天ヶ瀬吊り橋は、1942年に架橋され
その11年後に1度流失したが1996年に
現在の姿へと全面改修されたそう

幅は約2mで欄干や歩道部は
全て木で作られた木造吊り橋
揺れはするけど安心感はある😁

吊り橋上流の天ヶ瀬ダム

川沿いを歩いてる時から
水量が多いなと思ってたんですが
ダムが放流してたからなんやな🙌

ダムからは離れてるけど
爆音と冷風が吹き付けて快適🤣

こちらのダムができたのは1964年で
水力発電目的のほか宇治市の上水道供給
下流域にあたる淀川の治水目的もあり
とても大切な存在だと知りました👍

お茶の町 宇治田原

距離2km、30分の寄り道を終え
先へ向かう道へと戻ります

向かうのは直進の山間道

山間を抜けると住宅地になり
とある場所で直角に曲がるが
案内標識の場所が高すぎ🤣

曲がった先には立派な門があり
灯篭には白川宮と書かれてました

寺院っぽい門の先には白川神社があり
森の中に佇む良い雰囲気やったけど
何か作業中なようだったのでスルー

道はいよいよ森へ

綺麗な川に沿ってゆるい登り
日陰で湿っぽいので涼しかった♪

森を抜けると斜面に茶畑
この日初めての遭遇やったけど
その後も茶畑に頻繁に遭遇します

宇治も最終地点の和束も
お茶のイメージはあったけど
途中の宇治田原もお茶が有名だと
この日初めて知ることになります😄

草むらに自然歩道地図

快適な舗装路に案内地図があり
確認すると道は草むらの先😓

もはや懐かしい…
東海自然歩道でもあるんやな…
久々の藪漕ぎでテンション上がる🤣

藪は一部、あとは落葉の道

自然歩道の標識はあるが道が見えず
GPSで方向を確認しつつ
道っぽいところを歩いて抜けました

探検はここで終わり🙌

その後は車道沿いを道なりに…
峠を越えた感じで下り坂になる
標識見つけれなかったが
地図上では初の宇治田原町へ😁

宇治田原を見下ろす景色

向かう方向を確認してみると
左の山に登り目的地はその先と判明😓

見渡すと途方もなく感じるけど
歩いてればいつの間にか行けてしまう…

歩く以外の目標にも言えることは
先を見過ぎず一歩先くらいを見て
少しずつ達成するのが良いんやろな

道沿いの西ノ山展望広場からは
綺麗に整列する茶畑の景色と
アートっぽい映え遊具が🤣

宇治田原町は、江戸時代に永谷宗円そうえんにより青製煎茶あおせいせんちゃ製法が開発されたといわれており、「日本緑茶発祥の地」を標榜している。現在も宇治茶の主要な産地の一角を占めている。

Wikipediaより

 宇治茶についての余談

宇治茶は宇治で収穫したお茶
という認識は間違いみたいです
(実際僕も間違った認識でした😓)

京都府の宇治茶の主な産地(JA全農より)

宇治茶の定義は、京都府、滋賀県、奈良県、三重県の四府県産茶を、京都府内業者が京都府内において、京都府南部の宇治地域に由来する製法により仕上げ加工をしたもの。ただし京都府内産を優先する。

京都府茶業会議所HP

そして京都府内であっても
宇治周辺の山城エリア以外にも
北部の丹後や中部の中丹産でも
定義に則っていれば宇治茶となる

宇治田原町のマンホール

この日歩く宇治田原、和束は
山城地域にあり宇治茶の生産が
特に盛んな地域でした🍵

郷之口から鷲峰山へ

お茶の産地、宇治田原町は
宇治市や城陽市に隣接するが
山間部のほどよい田舎感があり
市街地に入っても心地良い🤗

と思ってたら谷を跨ぐように
巨大な橋の工事が行われてました

こちら2024年開通予定の新名神
大津JCT〜城陽JCTだそうです🚙
近くに宇治田原ICもできるようで
数年で一変する可能性あるな🤗

控えめな標識

集落内には茶葉屋さんもあって
漂うお茶の香りに癒されました
香りだけで癒してくれるとは
お茶って最強やなぁ😋

田んぼの脇に小さな茶畑
静かな町

自分の足音以外無音
どこかの家の洗濯機の音が
聞こえてくるほど静かでした…

ここから鷲峰山へ登り💦

集落から和束町へ抜ける府道
この辺りから峠に向けては
幅員が狭くなってるそうで
道中でトンネル工事やってました

歩くのは道幅関係ないんやけど
狭い割に交通量が多いのが難点
トンネルできたらこちらも
歩きやすくなりそうです🤣

府道と分岐

鷲峰山へ向かう自然歩道は
橋の手前を左へ入ります
崩れた路肩の工事中やったけど
人は通れそうなので脇を抜けた✨

その後はしばらく同じ景色🤣
川沿いの舗装路で標高を上げる

1時間ほど登ってくると
ようやく景色が見えてきた

鷲峰じゅうぶ山頂付近には金胎寺こんたいじがあり
眺望は途中からが一番でした🌱

金胎寺

真言宗醍醐派の寺院。大和(奈良県)の大峯おおみね山に対し「北大峯」と称された、山岳信仰の霊地であり、山内には現在も奇岩怪石が連なる行場ぎょうばがある。

Wikipediaより
境内は国の史跡

山間部にある寺院なので
見所少ないやろうと侮ってたけど
古い建物が多く残ってました

本堂(弥勒殿)|江戸時代
多宝塔|鎌倉時代後期(重要文化財)
厄除け行者堂|江戸時代
宝篋印塔ほうきょういんとう|鎌倉時代後期(重文)

山頂と思われる場所には
宝篋印塔が建ってて
三角点や標識は見つからず…
貴重なもの見れたので満足です🙌

斜面を覆う茶畑へ

宇治田原町内から金胎寺まで
10kmほど登ってきたけど
下りは半分以下の距離らしい

この日は序盤の藪漕ぎ以来の
山道で和束の原山を目指す

谷底の緑な道
谷底から杉林へ

曇天だったこともあり
木々に覆われた森は薄暗い…

森を抜けた先には
茶畑が🤣

この一角だけ茶畑になってて
背後の山並みを借景にして
絵画のような景色でした🌱

再び森の中に入るが…
再びの茶畑🤣

ここで思ったより標高あると気付く
天空の茶畑という感じの景色

最後の急坂を下る

暗がりからの絶景を繰り返し
このギャップが癖になってきて
最後の急坂の先が今日一の絶景🤗

斜面を覆う茶畑

美瑛のパッチワークの丘みたいな
和束のパッチワーク茶畑な景色

標高は360mほどあり
下に見える集落とは200mほど
高低差があるようです

右はかぶせ茶なんかな
お茶の葉っぱ

茶畑はどこを見ても絶景で
ゆっくり写真撮りたかったけど
バス停まではまだ下る必要があり
本数も限られてるので急いで下山

茶畑と集落が入り混じるエリア
道が入り組み迷いそうになる💦

鷲峰山参道に下山

1時間に1本のバスですが
20分前というタイミングで
運良く下山できました🙌

奈良交通ってなってますが
地理的には京都府和束町です🤗


帰路も長くなってきて
寄り道も旅になりつつある…
そんな道中なこちらの記事で

今回のルート

赤線:今回のルート|緑線:完歩済

■東海自然歩道の軌跡(9回目まで)
・全長1697.2km|197.4km完歩|11.63%

ルート詳細(YAMAP軌跡)|●▲:立寄地

今回は宇治茶の産地を巡るルート
今の時期は収穫の最盛期らしく
和束では摘み取りをしてました🌱
そうなると今はお茶が美味しい時期…
どこかで飲めばよかった〜🤣

この後も山城エリアを歩くので
機会見つけてお茶を味わいます🍵

高低差(YAMAP)|赤字:立寄地

・時間:約7時間45分、・距離:23.4km
・登り:1065m、・下り:925m
宇治橋西詰(紫式部像)天ヶ瀬吊り橋(天ヶ瀬ダム)→白川神社→つくわ池→西ノ山展望広場郷之口鷲峰山(金胎寺)和束原山BS太字:立寄地


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