もう一つの世界を覗きに行っちゃいますかぁ?/〝反対ごっこ”のススメ
少し前に自分のパターンを変えてみたら何か変わりそうな予感がすると言う記事を書いた。
こちらの記事。
あまりハードルを上げすぎず小さな小さな実験を密かに楽しみながら実行していた。
〝反対ごっこ”つまり自分のいつものパターンと敢えて反対のことを面白がって体験すること。
私が勝手に作ったマニアックなごっこ。
実験の結果
↓ ↓ ↓
実験①結果
1ヶ月間続けてみた。筋力がついたのが言うまでもない。
自転車から見えていた景色とは全く別の世界が見えてきた。道端の草花をゆっくり愛でることができる。
できる時には、5〜10分間くらい歩行瞑想にチャンレンジ。いつもマインド優位になっている私なので歩行瞑想をすることで職場に着く頃には、ごちゃごちゃした頭の中がすっきりしている。
1ヶ月ぶりに先日自転車通勤をしてみたら半分の時間で到着することに感謝が生まれた。毎日の自転車通勤では自転車通勤には感謝はなかったのに自転車に乗るだけで感謝できている。これまたすごい気づきだった。
実験②結果
こちらはnoteでも外に出てみた景色をお届けしてきたけれど、すごい発見だった。今、便利な場所に住んでいて、そこそこ自然もある場所なので何不自由ないと思っていた。567で欲しいものは全部すぐ近くにあるから出歩かなくても全然平気と思っていた。でも、そんなことではなかった。便利か便利じゃないか・・・そんなことじゃない。心ゆくままに歩き、その場の空気を満喫し、自分を開放していく作業がなんとも言えず気持ちよかった。懐かしい場所や或いはあまりいい思い出がなかった場所ですら時間を経て訪れることで違うものになっていた。
大地を歩くという行動そのものが、自分自身にエネルギーを満たしてくれているようだった。
実験③結果
これは、つい昨日経験した。朝昼食べていなかったので小腹が空いていた。でも今は、“反対ごっこ”をしているので大好きな小麦を食べるのを控えている。それなのに職場の近くにめちゃくちゃ美味しいパン屋さんができてしまった。パン屋さんがある小道は、やたら行列ができるお店が多い”誘惑ストリート”で日々葛藤している(笑)
葛藤の中、オーリングテスト(筋肉反射テスト)をしてみた。案の定、食べなくていい!と結果が出てしまった。
「だよねぇ〜」とセルフオーリングテストの結果にがっかりしながら別の道を通ることにした。いや、がっかりしたらいけないんだった。面白がりながら違うパターンを選択するんだった!
その結果、別の道を通ったことでいきなりみたことある後ろ姿を発見した。”会いたかったおばぁちゃん”に遭遇!!お客様だったかたのご家族であるおばぁちゃん。どうしているかなぁ?会いに行こうかなぁと最近よく思い出していたところだった。「みんなが来てくれなくなって本当に寂しいよ」と。近況などの長い立ち話をしたあとに「声をかけてくれて本当にありがとう。うれしかったよー」と手押し車を押しながら手を振ってくれた。
本当にこっちの道を選んでよかった!
実験④結果
子供の頃の食べ方は覚えていないけど看護師になってからは本当に早喰いになったと思う。麺類なら男の人にも負けないくらい早く食べれると思う。ほとんど噛んでいないから(笑)口の中でそうめん流し状態。
とにかく味を楽しむ以上に空腹感を満たしたいという感じだと思う。
早喰いのパターンをやめようと思っていたけど中々ゆっくり噛めなくて・・・。
ところが数週間前にチャンネル登録している動画を観た時だった・・・。
ただゆっくり噛みなさいと言われても実行できなかった私が、面白がってゆっくり噛むことができるようになった。
その動画はこちらの7:00〜9:47の辺り。いつまでも若々しく生きることの動画。YouTube『人生を変える学校』さんより動画と画像をお借りしました。1万円本に書いてある事が惜しげもなく動画にしてあるお得な動画。
何も食べれなくて歩けなくなった胃腸カタルになったお相撲さんの話が出ている。
中村天風(なかむらてんぷう)さんとお相撲さんの会話。
食べれないお相撲さんに天風さんは言う。
噛み尽くして最後には口の中には何も残っていなかった・・・。
唾液パワーは、物凄い。いろんな薬を飲みすぎなくても私たちは自然治癒力という素晴らしいものを持って生まれている。人間の身体は、正しく使えば神秘に満ちている✨魔法の唾液だ。
この動画を観てからは、口の中で食べ物が溶けていくのが面白くて調子に乗っている。そして、このお相撲さんと天風さんの問答を“一人芝居”しているのが最近の私の流行りでもありオススメである。
1人2役で「もう食べてもよろしいですか」「いやいや、いまだじゃ」「まだじゃ」と言っている。最高に面白い!
そして、「よかろう、飲み込め」「もうありません」という時の快感(笑)
エノキダケが溶けてなくなってた時には新しい階段を3段登れた感じがした。
これをやってみた結果、ゆっくり食べているとメリットがいろいろ。
学校の先生たち、どうかゆっくり給食を食べている子を優しい眼差しで見守ってあげて欲しい。その子達の方が体が喜ぶ食べ方をしているのだからむしろ学んだ方がいいかもしれない。
血糖値の上昇を感じるまでに15分かかると言われている。私は、あっという間に食べていたのでどんどん食べないと満腹中枢が中々満腹のサインを出してこなかった。でも今は、ゆっくり食べているので少量の食事でもいつの間にか満足している。
というわけで食事量は減った。体重も2kgくらい減っていた。
実は、1日3食も必要ないような気がするし、本当に食べたい時にだけ食べたらいいかなぁと思っている。
例えば、素焼きナッツを2粒くらいずつ噛んでいるとナッツのそのものの味ってこんなに甘くてマイルドだったかなぁと味わう事ができる。ナッツが木から収穫されたのを想起させるような新しい味に出会っている。
すべての食物にいままでちゃんと噛まずに味わっていなくてごめんねと土下座をしたいくらいだ。ほんと感謝が足りなかった。
ただ・・・習慣とは恐ろしいもので、無意識になっている時にはいつものアホ喰いに戻っているのでハッ!と我に返るの繰り返し。習慣とはオッソロシー。
体重は、早喰いをやめたのと歩いて通勤している為か1ヶ月で2kg以上減。
ここまでが、ざっくりした実験結果。
<まとめ>
自分のいつものパターンを敢えて覆し、違う世界を体験してみるという試みは、想像以上に楽しくて毎日が発見。
凝り固まった自分というものを見るいい機会にもなっている。
何を握りしめてきたのだろうと笑えてきたりする。
実際にやってみると手放すことはそれほど難しいことではなかった。
日々、看護の仕事の中で凝り固まった考えを頑なに守り続けている人を見ると自分を見ているようでもある。
あー、ここを手放せたら楽になるんじゃないかなぁと、自分以外の人のことはわかる。しかし、私自身も柔軟な頭になることでもっと多くを体験したほうが得だということが少しずつ体験を通してわかってきた。
きっと長年「私」をやってきていると自分では気がつかないけど人から見たら特徴的なパターンがあると思う。無意識の世界を具象化していく感じだろうか。
もし、今、自分がなんらかの身体的・精神的な問題を抱えているとしたら、今までのやり方はちょっと違っていたよってことを教えてくれているのだと思う。
自分が変わるしかないのだから。
もっと言うなら自分が知らなかった自分に出会えるのではないかと思う。
反対側の世界を知らないのに、いやいや私はこっちがいいんで大丈夫!って言うのも傲慢なのかもしれない。
私は、そんな思いもあって反対ごっこを1人で楽しんでいる。
あ・・・でも面白すぎるのでついお客さんたちにもお話ししている。
一緒にやりましょ♪って。
どちらかに傾くことではなくて傾きすぎていたものを中庸にしていけたらいいのかなと思う。
それは、今の世の中も同じ。どちらかではなく・・・中庸で♪