マガジンのカバー画像

雑感400 ~自分らしく生きる~

88
「毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。」の雑感400シリーズをまとめています。雑感は、本の要約ではなく、本との対話によって湧いてくる自由な考えです。特に「自分らしく生きる…
運営しているクリエイター

#大人の学び

『楽して学ぼうとする大人の自分』雑感400_64

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 自分がどうやって学んできたかを思い出そう 子供の成長スピードには、驚かされる。この半年だけでも、できるようになったことがたくさんある。 ひらがなを自分で読み書きできるようになった! (→おかあさんを「あ」か「お」さんと書いていた) チャーハンをこぼさずに1人で食べられるようになった! (→食事中に着替えることは幾度もあった) 朝、一人で着替えられるようになった! (→外を歩かせられない組み合わせもあった) おもちゃの衝

『無責任を越えろ』雑感400_31

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 他人から与えられた目標が、自分自身で設定した目標より高いなら、まだ「自分の能力を最大限に発揮していない」ということだ 友人が開発した他人に目標を立ててもらうワークショップ『タニモク』。初対面で、人生の目標を無責任に肉付けしてもらう体験は、いかに自分が閉じた発想で生きているかを思い知らされる。 またコーチングのセッションでは、クライアントが設定した目標に、コーチがふっかけるw。基準を3倍にしてみたり、到達点を飛ばしてみたり、目

『サウイフモノニ ワタシハナリタイ』雑感400_30

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 □ 知恵の基礎を整えてくれたのは誰か。 □ よりよい人間になることを目指すように教えたのは誰か。 □ あなたに考える意欲を与えたのは誰か。 □ あなたの夢を応援してくれるのは誰か。 □ あなたを叱り飛ばすほど、あなたを気遣ってくれているのは誰か。 □ 失敗したとき、慰めてくれるのは誰か。 □ 頼まなくても、大変なときに重荷を共に背負ってくれるのは誰か。 □ あなたの人生に、楽しさと笑いをもたらしてくれるのは誰か。 □ 元気がない

『考える行為に、知的・感情的な重みを加えよう』雑感400_29

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 自分の考えを文章にすると、その考えに「知的な重み」が加わる。 自分の考えについて話すと、その考えに「感情的な重み」が加わる。 私たちは、あまりにも、漠然と頭を回していることが多い。 思い浮かべてみて欲しい。2020年で最も自分に影響を与えたのは、どのような本だろうか。そして、その概要とどのような点が印象に残ったかを、今から5分で教えて欲しい。 私はドナ・ヒックス著の『Dignity』という「尊厳」をテーマにモデルを提唱した

『人間というものは…』雑感400_28

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 リーダーシップの世界的権威であり、「世界一のメンター」といわれる著者ジョン・C・マクスウェルは、人間をこのように見ているようだ。 人間というものは・・・ 自分が特別であると感じたがっている。 だから、誠実な気持ちで彼らを褒めよう。 より良い明日を待ち望んでいる。 だから、彼らに希望を示そう。 方向性を求めている。 だから、彼らに代わってうまく舵をとろう。 自己中心的である。 だから、真っ先に彼らのニーズに応えよう。

『好奇心を殺す○○心』雑感400_27

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 永遠について、生命について、現実の驚くべき構造について、その不思議さを考えるとき、人は畏敬の念を覚えざるを得ない。毎日、こうした神秘について、少しずつ理解する努力をするだけでも十分だ。神聖なる好奇心を失ってはならない。 アルベルト・アインシュタイン 好奇心こそが成長のエンジンだ。人生を躍動させる魔法でもある。自分の世界を広げる種にもなる。そして、好奇心は誰もが持っている。これらは、子供を眺めていれば、5分と経たずに確信できる。

『"意味づけ"という特権』雑感400_26

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 意味づけ、それは人間だけに与えられた特権 昨年、身近で大切な人を、4名見送ることになった。 「もう会えないんだね」「もっとやさしくしておけばよかったな」と、この事実を意味づけ、悲しみに暮れることができる。 人間だけに与えられた意味づけの特権は2つある。 1つは、事実を意味づけられること。 もう1つは、意味づけを自由に選べることだ。 4名を見送ることになった事実は、自分にどんな意味を伝えようとしているのだろうか。 「毎

『いつでも10点満点』雑感400_25

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 他人に対してできる最も偉大な善行は、自分が持っている富を分かち合うだけでなく、他人が持っている富を本人に発見させることだ 小学生の頃、担任の先生が大切にしていた「美点凝視」を思い出す。相手の短所や欠点ではなく、長所や美点に意識的に目を向ける意味の言葉だ。 人間には、短所もあれば、長所もある。短所と思われる特性は、捉え方やシチュエーションが変われば長所に転じることもある。その逆もしかり。短所や長所と見る色メガネを外せば、そこに

『自分を差し出す貢献』雑感400_24

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 貢献とは、ベストな自分を差し出すこと 貢献とは「与えること」で、人生に意義と生きがいをもたらす重要な要素だ。ただ私は、純粋に「貢献しよう」と思っても、どこか胸につかえる違和感がある。 なぜだろうか。 貢献を無条件で人生に受け入れるほどの聖人ではない(!)し、貢献という言葉から、"押しつけ"や"おこがましさ"、はたまた"自己犠牲"を感じとっているのかもしれない。 そんな私にしっくりきたのが『自分を差し出す貢献』だ。 それ

『流れに乗る人生』雑感400_23

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 人生の流れに意図的に乗ることによって初めて、人は「自分はこのために生まれてきた」と思えるような人生を生きることができる 「流れ」とは、いくつかの予期せぬ出来事が立て続けに起こり、しかもそれらがすべてある特定の方向を指し示しているように感じられること。 これまでの人生で、流れを感じたことはないだろうか。 あるいは、今まさに乗っている流れはないだろうか。 私はいくつか思いあたり、いずれも重要な人生の転換期だ。 流れに乗る生き

『変化の核心は感情の中に』雑感400_22

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 行動を変えるには、考え方に影響を与えるような分析を行うよりも、感情に影響を与える現実を見たほうがいい 変革のための8段階プロセスを提唱したハーバード・ビジネス・スクール教授のジョン・コッターが、こう説明したのだからそうなのだろう。 最近変えた行動と、その変化の経緯を振り返ってみる。 毎晩、坐禅をするようになった。オンライン坐禅会への参加をきっかけに1週間続けたら、体と心のコンディションが整い、1日で幸せを感じる時間が増えた

『安全な道』雑感400_20

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 アフリカを探索する宣教師と、そこに応援チームを派遣しようと考えた本国の人物のやりとり。 「現在地に至るまでの安全な道は発見できましたか。もしできたのなら、応援を何人か派遣しましょう。」 「安全な道が見つかったときにだけ助けに来るような人材しかお持ちでないなら、応援チームの派遣は遠慮いたします。私が必要としているのは、道がまったく見つからないときでも来てくれる人材ですから。」 本当は、挑戦の先に広がる自由な生き方を望んでいる

『今、どんな人生を生きているか』雑感400_14

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 自分は今、どんな人生を生きているのか。 現在地をわからずして、正しく目的地に向かうことはできない。 それでも、どんな人生を歩みたいかを考える前に、「自分は今、どんな人生を生きているか」に目を向けることは稀である。 全米トップコーチとして知られる著者は、人生は3つのタイプに分類できるという。 1つ目は、過去や他人の期待に捉われ、不安と恐怖で現状維持を優先する「鳥かごの中の人生」。 2つ目は、快適なはずなのに心は落ち着かず

『二層の生』雑感400_08

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 「生き生き」という言葉には「生」が二度登場する 「どうせ死ぬのに、なぜ生きるのか。」 小学生のとき、母親との些細なケンカが立てた問い。生まれる意思もなく、生まれた理由もわからず、気がついたら人生は始まっていた。 運よく没頭できる活動や気の合う友人に出会い、充実した毎日を過ごしてきた。それでも油断をすると、ふと湧いてくる人生の虚無感。隙を見せると突きつけられる「死に向かって生きている」事実。 人生を平面的に捉えると「生きる