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『いつでも10点満点』雑感400_25

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。

他人に対してできる最も偉大な善行は、自分が持っている富を分かち合うだけでなく、他人が持っている富を本人に発見させることだ

小学生の頃、担任の先生が大切にしていた「美点凝視」を思い出す。相手の短所や欠点ではなく、長所や美点に意識的に目を向ける意味の言葉だ。

人間には、短所もあれば、長所もある。短所と思われる特性は、捉え方やシチュエーションが変われば長所に転じることもある。その逆もしかり。短所や長所と見る色メガネを外せば、そこにあるのはフラットな特性だけだ。

私たちは、物事をいかようにでも見ることができる。

人が人のためにできる最善のことの一つは、その人のベストを見つめることだ。いつでも10点満点をつけることだ。それは結果的に、人が自分の美点を凝視できるようにサポートすることにもつながる。

大切な人が自分の魅力を発見することに、自分が働きかけている場面を想像してみよう。

それは、とてつもなく幸せな関わり方ではないだろうか。いつでも10点満点をつけよう。本人が自信を持ち、自分は10点では物足りないと思えるのならば、20点を目指せばいい。


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