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---✂︎カセットboy ✂︎---
2022年12月6日 12:28
「冬の陽炎」梁 石日 (著)このところ、立て続けに梁石日作品を読んでいる。以前も書いたが、昔、ほとんどの作品を読んでいるので再読にはなるが、なにせ、読んだ本の内容は1ヶ月も経たず忘れてしまう僕なので、ほぼ初読に近い(笑)今回の作品も、出版社の説明文から載せよう。借金から逃れるため、東京に来たタクシードライバーの姜英吉。客の忘れ物で、宝石、麻薬、そして現金2300万円が入ったボストン
2022年12月14日 03:41
「金環日食」阿部 暁子 (著)まずは出版社による内容説明から。知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、ひとりで犯人捜しをしようとするが、錬に押し切られて二日間だけの探偵コンビを組むことに。かくして大学で犯人の正体を突き止め、ここですべては終わるはずだ
2022年12月19日 12:17
「海に沈む太陽」梁石日(著)出版社説明文一九五五年、十六歳の曾我輝雅は家出をし、憧れの船乗りになった。「果てのない果てへ旅している」。それは、妾の子という偏見と差別に苦しんだ末にやっと手にした自由だった。博打に酒、女に喧嘩と破天荒な生活を送っていたが、彼はまだ見ぬ世界を求めていた―。画家・黒田征太郎の青春時代をもとに、戦後日本の風俗をも描き切った感動長編。先日から、再読をすすめてい
2022年12月27日 08:56
「断層海流」梁石日(著)出版社による内容説明文マリアは死にたいと思った。日本に着いたその日から売春を強要されて身も心も引き裂かれんばかりであった。こんなことがいつまで続くのか。もはや覚醒剤を打ち、性の快楽に溺れるしか絶望から逃れる術はないのか?ダンサーを夢みたフィリピーナの苛酷な現実と在日韓国人家族の悲劇。国境を超えた人間存在の闇を問う山本周五郎賞作家の初期傑作。梁石日作品、安定の