本日の読書
「冬の陽炎」梁 石日 (著)
このところ、立て続けに梁石日作品を読んでいる。
以前も書いたが、昔、ほとんどの作品を読んでいるので
再読にはなるが、なにせ、読んだ本の内容は
1ヶ月も経たず忘れてしまう僕なので、ほぼ初読に近い(笑)
今回の作品も、出版社の説明文から載せよう。
借金から逃れるため、東京に来たタクシードライバーの姜英吉。
客の忘れ物で、宝石、麻薬、そして現金2300万円が入った
ボストンバッグを手に入れたことから、彼の人生の転落は加速していく。
己の欲望に突き動かされた人間達が群がり始め、互いに牽制し、
欺きあう--。正気と狂気のはざまに存在する底なしの快楽を描いた、息もつかせぬ傑作長編。
梁石日作品の「大枠」は同じ様なものが多い。
在日二世であるという出自、大阪で抱えた借金、
東京でタクシードライバーとしてやり直すことなど、
多くの作品で、これから派生するトピックが出てくるから
人によっては飽きてしまうかもしれない。
でも、僕にとっては本当に面白くてたまらない。
クライマックスに向かって平板な文章がダラダラ続いてゆく
ミステリー作品よりも、わりと「私小説」に近い雰囲気の
梁石日作品の方が、読んでる最中も楽しめるので
途中挫折することが少ない。
がしかし、リアル書店では、ほとんど扱ってるところがなく
畢竟、アマゾンからの購入となる。
梁石日作品、自信をもっておすすめします!
年末に向けて、雑多なこと、懸念材料だったこと等を少しずつ
片付けている。
今日は、クレジットカードの解約をした。
アメックスはグリーンカードも、もう何十年も使っているが、
ゴールドカードが、「金属製」であることから、
一度所有したいと申し込んだが、結局使いみちがなかった。
というかグリーンで全て賄えるので、2枚持つ必要がない。
それに年会費が36000円かかることから、それも今の自分にとっては
「無駄な出費」に他ならず、解約に至ったわけだ。
部屋も汚部屋化がひどく、これも年末に向けて少しづつ
整理してゆきたい。
それでは引き続き午後もよい一日をお過ごしください!