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---✂︎カセットboy ✂︎---
2021年9月4日 11:12
「百年の轍」織江耕太郎 (著)先日読んだ遠田潤子さんの「緑陰深きところ」と同じく(というか、こんなこと珍しいのだけど)我がふるさと、日田市が舞台の小説!!かなりの期待度で読み始めたのではあるが.......まず、会話文が「日田弁」じゃないところから冷めてしまって以降は、物語に入っていけなかった。3代(4代?)に渡る大河小説といいたいところだけど、いずれも中途半端、未来と過去がい
2021年9月2日 16:19
甘い蜜の部屋(森茉莉著)文豪森鴎外の娘、森茉莉による“耽美”(?)小説。三島由紀夫も評価したということで、読み始めた。まずは、出版社による内容説明。少女モイラは美しい悪魔だ。生まれ持った天使の美貌、無意識の媚態、皮膚から放つ香気。薔薇の蜜で男達を次々と溺れ死なせながら、彼女自身は無垢な子供であり続ける。この恐るべき可憐なけものが棲むのは、父親と二人の濃密な愛の部屋だ―。大正時代を