1年、1ヶ月、1日、1分、1秒。理想を言うのであれば、どの日も全力でそして丁寧な暮らしをしたい。それが、わたしが目指す憧れの境地。
そう、この小説の冒頭のような生活を、理想として
思い続けている。
しかし現実は、満員電車に走って乗り込み、残業の毎日。
自分時間はどこに消えてしまったのだろうという、絶望を感じる日々だった。
そんな忙しない生活で、心の余裕がなかったとき、ふと立ち寄った本屋さんで見つけた1冊の本。この出会いが、わたしが求めていた生き方に気づかせてくれた。
このひとことに、当時のわたしは心が奪われた。