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切腹覚悟の退職決意

COCOです🎈

いよいよ「闘病ログ」も、残すところあと2話になりました。そして、今日はついに、退職の時の様子を、記事にしてみます。

思えばちょうど一年前、退職するか否か、大きな人生の決断に迫られて、もがき苦しんでいたな。

あの時は、今を生きるのに精一杯だったけれど、体調も落ち着いてきて、無職の自分を受け入れて(笑)、こうして記事を書いているなんて、感慨深いです。

では早速ですが、はじめていきましょう。


1、ずるい考え

復職したものの、どうも仕事に馴染んでいけず、

「もう、この職場に1秒もいたくない。転職したい。でも、仕事をしながら、転職活動する体力もない。でも、もう限界。どうしよう・・・」と、追い詰められた、矢先、

ある「ずるい考え」が、頭に浮かぶようになりました。

それは、「ちょっと体調悪いふり、しちゃおうかな。それで、また休職して、その間に、仕事探せばいいじゃん!休職して、そのまま休職期間が終了して退職、っていう方が、めんどくさくないし、いいよね。」という考え。

かなり、ぶっ飛んだ考え方ですね(笑)でも、これがね、上手くいっちゃったんですよ。

具合悪そうに、病院に行って、「またちょっと体調悪くて・・・」って話したら、診断書が貰えちゃったんです。(実際、具合はちょっと悪かったんですが。)

「こんなふざけた考え、主治医が止めてくれるだろう」と、心のどこかで期待してたもんだから、上手くいった時は、拍子抜けしました。

と、同時に、転職や退職に対して、覚悟を決めていなかったのが露骨に現れてしまって、日に日に、不安が増すように。

そこからは、地獄の日々でした。

「いても苦しいだけの職場に戻るのか、このまま退職するのか。仕事はやめたいけれど、このままやめたら、自分に未来はあるのか。どうしよう。どうしたらいいんだろう・・・」と、ひたすら家の中で、悩み続けました。

いくら考えても、答えは出ないし、未来は見えない。この時ばかりは、「もう、生きるの、嫌だ。」って、本気で思いました。頓服の安定剤を飲む回数も、どんどん増えて。ギリギリでしたね。


2、恩師とのZOOM

そんなこんなで、しばらく悩み続けたのですが、気持ち的に限界が来てしまい、大学の恩師(発病初期、心療内科の受診を勧めてくれた方)に、連絡をしました。

もう学生じゃないけど、辛い時、駆け込み寺みたいに連絡してくる私に、

「一度仕事をやめたら、再就職できない、なんてことはない」

「正社員として働いて、たくさんお金を稼がないと生きられない、なんてこともない」

「働けなくても、幸せな人はたくさんいるし、働いていても、不幸せな人もたくさんいる」

と、だれも教えてくれなかった、仕事と人生について、深く話をしてくださいました。そして最後には、

「COCOなら、今、人生を休んでも、絶対大丈夫よ。」

と、温かい応援までいただいたのです。

私の生い立ちや、性格を知り尽くした大人から、こんな言葉がもらえるなんて、当時の私には、本当にありがたかったです。


3、最後の決め手

恩師とのZOOMを終えた後、気持ちの8割くらいは、「仕事、辞めてみよう。」となっていました。

でも、最後の最後まで、踏ん切りがつかなかった。何故なら、

今、不安の中にいるけれど、何とか耐えられているのは、まだ戻れる先があるという、安心感があるからなのではないか。

戻る先がなくなってしまったら、不安が大きくなって、取り返しがつかないんじゃないか。

そんな不安があったからです。

だから、やっぱり、どうしようか悶々と考えながら、「仕事やめたくないので、復職可能の診断をください。」と言って、診断書を貰ってみたり、復職面談の予約したりしていました。

でも、面談当日の朝、追い詰められるところまで、追い詰められて、とうとう、決断したんです。

「こんな身体じゃ、働けないよね。もう、辞めよう。」

その時は、不眠の症状も出ていたし、抗うつ薬も飲んでいたし、頓服の安定剤も、常用していたし。限界でした。

そうして、私は、退職することになりました。


4、最終回予告

・・・はい!ここまでです!めちゃくちゃ吐露してしまった〜

今回もかなり、ダークな展開で、苦しくなってしまった方、もし、いらっしゃったら、すみません・・・

退職の経験を経て、「逃げること」にも、とても力が必要なことが、よく分かりました。

「仕事なんて、つらいなら、辞めればいい」と、よく言われますが、辞めるのが怖いから、辞められないんですよね。

仕事を続ける辛さと、辞める恐怖を、天秤にかけたら、どっちが重いかなんて、そんなの分からないですから。

この経験を経て、私は、「逃げたい」と思ったら、体力があるうちに、逃げ方を考えてみたり、心構えをしたり、準備をすることが大事なんだと、学びました。

さて、次回は、いよいよ最終回です。退職を経て、現在の私が、どんな生活を送っているのか、お伝えできればと思います。

次回もお楽しみに! COCO🎈



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