「抽象化」は「同じところを探すこと」だと思えば難しくない
こんにちは、びばってです。
自己啓発やビジネスの本を読むと頻繁に遭遇する「抽象化」という言葉。
大事だとは聞くけど、いまいちイメージがつかめないと思ったことはありませんか？
ですが難しく考える必要はありません。
抽象化とは複数の物事をならべて
「同じところはどこか？」
を見つけてグループ分けすることなんです。
どうでしょう？こう考えれば簡単そうに思えませんか？
「同じところ探し」の例を考えてみましょう。
”犬”と”猫”で同じところはどこでしょうか？
「哺乳類」「毛に覆われている」「四足歩行」など、多くの「同じところ」が見つかりそうですね。
では
”犬”と”鳥”
”犬”と”魚”
”人”と”スカイツリー”
だとどうでしょう？
このように一見すると全く違うようなモノから「同じところ」を探してグループ分けします。
お笑い芸人のねづっちさんがやっていた「なぞかけ」は抽象化を使った遊びですね。
抽象化がビジネスや問題解決に大事だと言われる理由は、「同じところがあるなら同じ仕組みや考え方が使えるんじゃないの？」と考えることができるからです。
上の例で言うと「人とスカイツリー」は、「高さに対して、地面に接している範囲が狭い」、つまり「横方向の力に弱い」という点で同じと考えられます。
この「横方向の力に弱い」という同じ性質から、「人がなぜ倒れないかを研究すればスカイツリーのような高い建造物も倒れにくくできるのでは？」という発想につなげます。(あくまで考え方の話なので、実際にそういう事例というわけではありません)
ややこじつけのようにも見えますが、こういった「同じところ」に注目することで新しい発見があったりするので、重要視されています。
抽象化とセットで使われる言葉が「具体化」です。
具体化は抽象化とは反対に、複数の物事をならべて
「違うところはどこか？」
を探すことです。
例えば、「甘いもの買ってきて」とだけお願いされたら何を買いますか？
「甘いもの」ってなに？和菓子？洋菓子？果物？
食べ物？飲み物？
となってしまいますね。
これがいわゆる「抽象的な物言い」ですね。
こういう話し方が嫌がられるのは他のモノとの区別ができないからです。
頼まれて買っていったモノが「これじゃないんだけど」と言われた経験ががある人も多いかもしれませんね。
(因みに私はテストエンジニアという仕事柄、発見したバグの報告時に「いかに担当者が迷わず理解できるか」に苦心しています)
この時に
「仕事中に気軽につまめる甘いものが欲しいから、一口サイズのチョコレートを買ってきて」
と言われたら何となくイメージがつかめますよね。
更に
「○○っていうメーカーの●●っていうチョコレートの冬季限定を一つ買ってきて、青じゃなくて赤のパッケージね」
とまで言われたら、ほぼ間違えることはないでしょう。
この具体化をわかりやすく体験できるのが「akinator」というゲームです。
質問に答えていくと、頭に思い浮かべたモノを当ててくれるのですが、正に具体化のいい例だと思います。
ビジネスや問題解決という点では、「具体化」は誰を対象にしているのか？や、何が問題なのか？を明確にするために必要な考え方です。
ちょっと乱暴な言い方かもしれませんが、
抽象化：境目をあいまいにする
具体化：境目をハッキリさせる
と考えてもいいと思います。
そして、お気付きかもしれませんが、「抽象化」や「具体化」が上手な人とは「比べることが上手な人」です。
ただ「比べて分ける」だけなんだと考えてみれば簡単にできそうな気がしませんか？
抽象化や具体化と聞いてもなんだか良く分からないからと敬遠していた人も、難しく考えずに試してみてはいかがでしょうか？
意外な物同士で「同じところ」や「違うところ」を発見できる楽しさを味わえるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
#マインドフルネス #環境を整える #やってみよう #自分にもできる #発見 #観察 #工夫 #柔軟 #やわらかい頭 #気軽な一歩 #考えすぎない #自分らしさ # #40代 #子育て #フットワークを軽くする #優先度 #大事なこと #図解思考 #読書 #工夫 #ストレスを減らす #負担を減らす #片付け #趣味 #自分時間 #自己理解 #抽象化 #具体化