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一方通行のセミナーなら、動画視聴でもよくない?

時おり、コミュニケーションの無いセミナーに出会うことがあるが
だったら、動画視聴でもよくない?と、正直。

動画視聴にはできなくて、セミナーにはできること。
そのとき、その場で、時間共有するからこそできること。

それって「コミュニケーション」だと私は思うんだ。


●パターン1
「講師のスキル不足のため一方通行になってしまっている」

たまにね、いらっしゃるのよ。
コミュニケーションが苦手なんだろうなあ、と感じる講師の人。

講師から一方的にばーーーーっと話すだけで
受講者に問いかけたりとか、対話がない。

人ってそんなに集中してられないからさ
特に座学で、一方的に言葉を浴びていられるのって
もって3分くらい。

集中がきれるとね、明らかに他のことを考えている人や
目線が変なところに行っちゃってる人とか
出てくるんだよね。

空気も沈んでくる。

その空気の中であっても
一方的に話し続けられるハートって
それはそれですごいなという気もする。

その講師の先生が、すんんごい専門知識を持っているとか
スピーカーがその人でなければならない絶対的な理由があれば
それでもいいのかもしれないけど
そうじゃなければ
受講者がよっぽど強い目的意識を持ってきていないと
場が成立しづらい(そこに居るだけになっちゃう)。

一方的に話を聞いてるだけだったら
セミナーよりも動画の方が、気になるところで止めたりもできるし
むしろ便利かもしれない笑

その場に集まって、一緒に時間を過ごしているメリットを
活かせていないのはもったいないなあ、と思う。

●パターン2
「あえてコミュニケーションをおこなわないプログラムにしている」

セミナーの場で、受講者が体験できるコミュニケーションは3パターンある。

(1)講師 ⇔ 受講者
(2)受講者 ⇔ 受講者
(3)運営スタッフ ⇔ 受講者

(1)講師 ⇔ 受講者
・講義中に全体に問いかけたり、挙手や拍手などのリアクションや発言を求める
・ワーク中に受講者の手元をのぞいて声をかける
・受講者の発言に対してフィードバックをおこなう など

(2)受講者 ⇔ 受講者
・自分の考えや感想などのシェアをおこなう
・受講者同士でワークや練習をおこなう など

(3)運営スタッフ ⇔ 受講者
・ワークや練習に運営スタッフが加わる
・グループワークのファシリテーターとして運営スタッフが参加する
・受講者の様子を見ながら、運営スタッフがフォローをおこなう など


講師のこだわりで、近寄りがたさをつくるために
「講師 ⇔ 受講者」 を避けているパターンもある。

私は、企業研修をする際、顧客(企業)からの要望で
「講師 ⇔ 受講者」 と 「受講者 ⇔ 受講者」の
コミュニケーションのNGが出たことがある。

受講者同士の意見のシェアや
グループワークを充実させたセミナーが
私のこだわり。

一方的に情報を浴びるのではなく
受講者の方に、自分の言葉で話してもらったり
他者の発言から刺激をもらったりすることで
新たな気づきや、意欲が生まれる。

そこの有用性をお伝えはしたが
「できていない人間同士で話しても何も生まれない、時間のムダ」
「一方的に押さえつけながらやるくらいじゃないと変わらない」
とのお考えで、顧客の意向を重視して
受け入れた。

当時は、「どんな講義スタイルでも顧客の望むように」という
スタンスだったからだ。

とはいえ、一方通行型の研修は
自分がやりたいことではないから
コンテンツを練るのが、楽しくない。。

できるだけ講義は一方的に。
受講者同士のワークは最小限に、意見の共有時間はゼロにして。
その中でも自分の言葉を発する機会を極力作れるように。。

結果、満足はしていただけたが
自分の心は晴れなかった。

一方的にガッと圧をかけるやり方や
受講者に発言をさせないやり方が
悪いとは思わない。

目的や受講者のカラーによっては
それが効果的なこともあると思う!

でもやはり
コミュニケーションのない、個々が閉ざされた場なら
それは、セミナーとして開催する以外の手段をとってもよいのではと思う。

動画見たり、本読んでもらったり。

強制的にその場にいさせられたとて
コミュニケーションがないなら
ひとりでやっていてもあんまり変わらないからね。

セミナーだからできること。
対話、コミュニケーション、空間の共有。

そういうことを大事にしていけたら
セミナーって、もっともっとスペシャルな体験になると思うんだ!


<追伸>
ワールドスピーカーとして世界でセミナーをしていく!
という目標に向かって
英語の個人レッスンを受けることにしたよ。

海外、英語話せなくても結構通じるよー!
っていう話もよく聞くんだけどさ。

講師として自分の知恵をシェアしていきたい!って考えたとき
相手が伝えたいことを理解したり
相手に分かるように自分の言葉を伝えることを
大切にしたい、と思って。

まさに、コミュニケーション、だね。

言葉がなくてもコミュニケーションはとれるけど
言葉を学んでもっとコミュニケーションをとれるようになるなら
学ばない選択肢はないと思ったんだ。

英語は苦手科目だったし
単語も構文も頭からすっぽり抜けてるから
どうなることやらって感じではあるけど
少しずつ克服していきます!

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武田睦美
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