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占星術師 HIRO
2023年2月18日 22:53
「その3」で「次元上昇は特別な事ではない」とお話しましたが、しかしこの積み重ねによって自分の周りにある轍を"全て"きれいにした状態をブッダの悟りや「解脱」と認識している方も多いと思います。しかし、そうなると「解脱」というのは途方もない時間と修行の果てにすべての感覚を得た称号のようなものなのでしょうか?私はそうでないと考えています。十牛図にも描かれているように、解脱は、その後に
2023年2月18日 21:39
インド哲学などを読むと自分の我などを「手放す」という表現がよく現れます。仏教でも同じように自分の悪癖を「手放す」というような内容があります。これを極端に受け取って「手放す」=「禁欲」と考えた方も多いのですが、しかし、はっきり言ってこの二つは異なる考えです。「手放す」というのは、それに「しがみつかない」という話で、それを「してはならない(禁止)」では無いのです。例えば、自分はい
2023年2月18日 21:37
「その1」で多次元という思想が、「時間」だけでなく「感覚」もそうではないのか?という話を書きましたが、そうなると実は目の前にあるものは既に多次元を生み出しているのではないのか?という話になります。「その1」でピカソなどが目指した絵画での多次元化ですが、実はそもそも「時間」という内容だけ見ても例えば本は多次元の要素を持っている事になります。本は開かずにおいてあるだけなら、それは3次
2023年2月18日 21:08
今では4次元というと、アインシュタインの相対性理論の影響の為に、4次元目は「時間」だと思い込んでいるふしがありますが、その相対性理論が出る前の1900年頃はもう少し状況が違いました。中沢新一さんの著書「東方的」によると、多次元という思想は相対性理論が出る前にヨーロッパのアヴァンギャルドな芸術家達の間でもうすでに話題となっていたそうです。その中でも分かりやすくその影響を受けた上で、
2023年2月17日 19:30
今回は、占星術のアスペクトの読み方についてです。占星術を読むときに、感受点のそれぞれのサビアンで読んでもいいですし、配置の全体像でもいいし、サインとハウスの関係から見えてくるものを読んでもいいのですが、その時、アスペクトの関係をそれぞれのサインの共振現象的に考えて、(人の出生図なら)一人の人の人格的なものを、その感受点(惑星の種類)に分けて「どんな時にどんな人格を使うか」といったよ
2023年2月16日 23:56
これは、中沢新一さんの話の中に出てくる宗教や、瞑想や、精神の構造についての話です。色んな著書にちょっとずつ記載しているのですが、中沢さん的には当たり前なために、あまり詳しく書いてくれていないように思うので、私なりに簡単に表現しました。(おそらく、詳しくはチベット仏教などの本に書いてあると思いますので、しっかり知りたい方はそちらをご覧ください。)さて、中沢新一さんは、著書「アー
2023年2月15日 20:59
占星術には、地球を中心としたジオセントリック占星術と太陽を中心としたヘリオセントリック占星術がありますが、今回はこの占断の具体的な活用法についてです。まず、ヘリオセントリック占星術(以下ヘリオ)の意味ですが、占星術家の松村潔さんの著書には「人の魂は太陽から生まれて地球に受肉し、そして死後、魂は月に帰る。すると月は次の次元での太陽となって、次の地球に受肉する。という輪廻を繰り返す。」